ここから本文です

12月。クリスマスの足音が聞こえてくる季節だ。
クリスマスといえばクリスマスケーキだが、12月3日(日)放送の『応援!日本経済 がっちりマンデー!!~日曜に勉強! 月曜から実践!~』(TBS系列:毎週日曜朝7:30~)では、そんなケーキにまつわる世界初の画期的な発明が取り上げられた。

サムネイル

イメージ画像(ペイレスイメージズ/アフロ)


画期的な発明がズラリ>>


本番組では、先週に引き続き「せまい業界トップニュース2017」と題して業界新聞や専門誌をテーマに放送。マニアックな情報を取り上げる専門誌の中で、今年創刊60周年を迎えた「月刊食品包装」の吉沢文雄デスクが、ケーキの「フィルム」に関する驚くべき開発について紹介した。

■クリームがつかない驚きのフィルム

ケーキには、型崩れや乾燥を防止するため、側面にフィルムが巻かれていることが一般的だ。子供の頃、フィルムをはがした際にべったりとついたクリームを舐(な)めた経験がある方は多いのではないだろうか。

そんなフィルムにまつわる新開発を行ったのが、群馬県伊勢崎市にある東洋アルミニウム株式会社。この会社は以前、いくら振ってもフタにヨーグルトがつかないフィルムを開発したことで同番組に取り上げられた過去がある。今回のフィルムはその進化系で、はがしてもまったくクリームがつかないのだという。

従前の開発は、ふたの表面に細かな凹凸を作ることで水分をはじくというもの。しかし、それではケーキのクリームのような油分を含むものははじくことができない。今回のフィルムでは、企業秘密であるという「油分をはじく材料」を混ぜることに成功。世界初の画期的な発明となった。

このフィルムを共同開発したのは山崎製パン。ケーキのフィルムをはがす時にクリームがこびりついてはがれてしまい、見た目が悪くなってしまうことが非常に大きな問題だったが、新フィルムを使う事で見た目にも商品価値を落とさない事が可能となった。

フィルムをきれいにはがすだけ、というと一見して地味な開発のように思う方もいるかもしれない。しかし月刊食品包装の吉沢氏は、「一般的な開発が一段二段と階段を上がるようなイメージだとすると、この開発はまるでエレベーターで一気に上がったかのよう」と語る。それほどまでに画期的な発明であるというのだ。

この素材にはフィルムのほか、さまざまな可能性がある。例えばケチャップなどのチューブ型容器の内側に使うことで中身を最後まで使い切る事も可能だし、またキッチンの汚れ防止シートなどに応用すれば油がこびりつくことなく簡単に掃除ができるという。「フィルム」というマニアックな視点ではあるものの、市場は大きく広がる可能性を秘めている。

■ランドリー&ブライダル業界の最新情報

番組ではその他、ランドリー業界から「日本一速い」洗濯乾燥機を紹介。通常1時間近くかかる洗濯・乾燥について、最短45分で作業を完了できるというもので、生産が追いつかず納期は最大で6カ月待ち。がっちりもうけているという。

また、ブライダル業界からは、今結婚式場において大流行している「プロポーズプラン」を紹介。実際プロポーズをしようと思ってもサプライズ演出などが思いつかない男性が多くいるようで、そんな方にチャペルを貸し出し、素晴らしいプロポーズができるように演出してくれるというものだ。結婚式場から見ても、空いている時間・場所を有効活用できるため、大きなもうけにつながるという。

会社の経営戦略にまつわる言葉に「SWOT分析」という用語がある。これは、強み(Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4単語の頭文字をとったもので、カテゴリーごとに要因分析し、経営資源の最適化を図るための考え方の一つだ。
今回の番組で取り上げられた「フィルム」の話は、まさに自社の「強み」を生かした事例だろう。過去のヨーグルトのふたの開発の経験を踏まえ、この分野に注力することでさらなる新開発を生み出すことができた。
逆に「プロポーズプラン」の話は、「弱み」を克服した事例だ。結婚式場はどうしても休日の昼間にしか埋まらず空きが出てしまうのが弱点だが、その弱みをチャンスに変えることができている。

どのような業種、業態においても、必ず強み、弱みは存在する。業務に追われている日常では、なかなかこのような根本的なことを考える時間が取れないことが多い。しかし本来は、特に経営や企画に関わる仕事をしている方にとっては、必要不可欠な視点である。
ぜひこの番組を見て自分の携わるビジネスを振り返ってみてはいかがだろうか。

【無料配信】「がっちりマンデー!!」配信中>>

文責:一般社団法人日本味覚協会 代表 水野考貴
著者ブログ:『味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト
監修:次世代メディア研究所

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ