ここから本文です

宴会シーズンの12月。酒席で盛り上がった後、つい食べたくなってしまうのが"お酒のシメ"だ。宴席でたくさん食べて、もうおなかいっぱいのはずなのに、なぜかラーメンやお茶漬けに手が伸びてしまう、そんな経験をしたことがある方は多いのではないだろうか。

サムネイル

パフェ(ペイレスイメージズ/アフロ)


【無料配信】「秘密のケンミンSHOW!」配信中>>


7日(木)放送の『カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系列夜9時~)では、そんな"お酒のシメ"を大特集。全国で人気のご当地シメグルメの中から、名古屋の一大繁華街で深夜にもかかわらず行列ができる「カレーうどん」、長崎随一の歓楽街で大人気の「おにぎり」、夜の札幌すすきので今ブームになっている「シメパフェ」を取り上げた。

■すすきので大ブームの「シメパフェ」

東京の「歌舞伎町」、福岡の「中洲」に並び、日本三大歓楽街の1つに数えられる札幌の「すすきの」。500m四方に約3,500軒の店舗が密集するこの繁華街で今話題になっているのが、お酒のシメにパフェを食べる「シメパフェ」だ。若者を中心にブームが起き、深夜まで営業するパフェ専門店が急増中だという。

パフェ専門店「佐藤」は、営業時間が夜6時から深夜までと、シメ対応の夜営業がメインのお店。一番人気パフェは「塩キャラメルとピスタチオ」。価格は1,188円とややリッチなお値段だが、行列が途絶えることがないという。
「パフェテリア パル」は、看板に「夜パフェ専門店」と明記されているだけあり、深夜1時を過ぎても店内は満席。グラスからメロンがガッツリとはみ出すフルーツ感満載のシメパフェを、深夜にもかかわらず皆幸せそうに楽しんでいた。

すすきの界隈(かいわい)では、30年以上前から夜にパフェを提供する店舗が複数存在していたが、近年になり若者中心にパフェブームが到来。現在ではすすきの周辺で20軒以上ものお店がパフェを提供しているという。

■"シメ"を食べたくなる理由とは

一般的に、お酒を飲んだ後にシメを食べたくなる "本能"的な理由として、以下の2点が挙げられている。

1つ目の理由は、「血糖値を上げる」こと。
お酒を飲むと、肝臓でアルコールが分解される。この肝臓、通常であれば糖分を蓄える働きをしているのだが、実はアルコールを分解している間はこの"通常業務"を行うこができない。結果として糖分不足となってしまい、お酒を飲んだ後は体が本能的に糖分を欲することとなるのだ。

2つ目の理由は、「塩分を補う」こと。
例えばビールは、"ナトリウム"が非常に少なく、逆に"カリウム"が多く含まれている。そこでカリウムを排出するために利尿作用が促されるのだが、実は意図せず尿と同時にナトリウムも排出されてしまっている。この一連の流れで不足したナトリウムを補うため、塩分(塩化ナトリウム)が多く含まれる食品を食べたくなってしまうのだ。

お酒のシメの定番であるラーメンや、今回のテーマである名古屋・錦の「カレーうどん」、長崎の「おにぎり」については上記2点両方の理由が該当するが、「パフェ」は塩分を多く含まないため、1つ目の理由しか該当しそうにない。
それなのに、なぜパフェが流行しているのだろうか。考えてみると、番組の中で取り上げられた以下の"感情"的観点からの声がヒントになるのではないかと感じた。

「甘い味と冷たい味が合わさるとさっぱりする。終わったという感じがある。」
「冷たいパフェでキュっとしめて甘い世界に行く。」
「見た目にかわいく、今日も楽しかった、と思わせる。」

冷たくてさっぱりするパフェを食べることで、「今日も終わった」という感覚を得られるとともに、パフェの甘さによる幸せな余韻が、「今日も楽しかった」と思わせる効果があるのだろう。前述した2点の栄養素的な効果というよりは、感情的な意味で"シメ"としてふさわしいのではないかと感じた。

■名古屋・錦の「カレーうどん」&長崎の「おにぎり」

番組ではその他、名古屋・錦の「カレーうどん」と、長崎の「おにぎり」をシメグルメとして紹介。
名古屋の一大繁華街、深夜まで賑(にぎ)わう「錦三丁目」の一帯で、男性だけでなく女性も並ぶほどの大行列が見られるのが「カレーうどん」屋だという。また長崎随一の歓楽街「思案橋」で、長崎ケンミンがシメに行きたくなるのが、おにぎり専門店「かにや」。塩さばやサイコロステーキなど、おにぎりとしては珍しい具材が取り上げられていたのが非常に新鮮であった。

このように、47都道府県のさまざまな食文化の違いを楽しむことができる本番組。
食文化というと比較的広い地域を対象とする言葉のように思えるが、今回の「シメグルメ」のように、限られた繁華街のエリアにて流行しているものも一つの食文化と言えるだろう。

番組では「デートでシメパフェだったらすごいうれしい」、「センスを感じる」との声も聞かれた。最新の食文化を知っておくことはデートの際にも非常に重要なポイントとなりそうだ。楽しみながら新鮮な情報を得られるこの番組、ぜひご覧になってみてはいかがだろうか。

【無料配信】「秘密のケンミンSHOW!」配信中>>


【無料配信】「秘密のケンミンSHOW!」配信中>>


文責:一般社団法人日本味覚協会 代表 水野考貴
著者ブログ:『味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト』
監修:次世代メディア研究所

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ