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KAT-TUNの上田竜也が主演する深夜ドラマ『新宿セブン』。
テレビ東京らしい尖(と)がったドラマになっているが、最終回に向けてラストスパートに入った。
"新宿歌舞伎町"はアジア最大の歓楽街。この怪しく危険な夜の街を舞台に、天才鑑定士「"七つ屋"の七瀬」が、ブランドのバッグやクスリから拳銃まで、ありとあらゆるモノを鑑定していく。
偽物をとにかく嫌い、人もモノも本物を見抜く鋭い視野を持っている。

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イメージ画像(ペイレスイメージズ/アフロ)


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■9話の概要

第2話でふらついた足取りで突然現れ、「私を鑑定してください」と駆け込んできた謎のお女・水月華(大野いと)。記憶喪失だったが、第9話で突然姿を消してしまった。実は華は、失っていた記憶を取り戻したのだった。
それに気づいていた七瀬(上田竜也)は、「華は黄幇会と関係があるのでは」と推測する。華を探す大野健太(中村倫也)は、シノブ(夏木マリ)の餃子屋で働くアルバイトの栞(家入レオ)と一緒に、歌舞伎町を駆け回っていたが、華の手がかりは一向に見つからなかった。
いっぽう華のライターから鍵を発見した近藤昭人(田中哲司)は、路地裏のコインロッカーに向かった。そこへ七瀬が現れ、ある真実を明かす。
実は華の持っていたライターに刻まれていた紋章は、黄幇会の紋章と全く同じだったのだ。

引き続き黄幇会を追う近藤が、深夜家に帰ると妻が近藤の帰りを寝ずに待っていた。
妻が夕飯を食べていない近藤に、雑炊を作ると言って冷蔵庫を開けると、そこには夫婦のツーショットの写真が貼られていた。それを眺める近藤は、愛おしそうなまなざしを妻に向ける。しかし、この平和なひと時が、嫌な予感を暗示していた。
自宅に送られてきた郵便物の中に、白い封筒があった。近藤が無言でその中身を見ると、そこには、「これ以上近づくな。後悔することになる」と誰かからのメッセージが入っていた。
だが、近藤が黄幇会の捜査を止めることはなかった。危険にさらされた近藤の身に、ついに事件が起こる。

■テレ東深夜ドラマの魅力

テレ東の深夜ドラマだけあって、殺人のシーンは半端ない。殺しの手口はひどく残酷で、映像で見るとその残忍さと暴力性が際立つ。
例えば青龍(りゅう)刀と思しき中国の刀で人を斬るシーン。殺す側の顔に血潮がぴゅーっとかかるが、当人は顔色一つ変えない。その冷静さが、残虐さをいっそう強調する。
新宿の歌舞伎町・中国マフィア・裏社会の夜には欠かせない演出といえよう。一般の視聴者にとっては、まったく非現実的な世界で、これが堪らない魅力と見える人も少なくないだろう。

マンガ原作とあって、バーチャルな世界を思いっきり醸し出している。
マンガの世界のリアル感と、ドラマ化したことで役者が演じる超リアル感。これらが相まって、この手の作品は過激さがいっそう増すようだ。
主役を演じる上田竜也は、マンガの七瀬のイメージに容姿も中身もピッタリとハマっている。マンガのドラマ化では、正直がっかりするケースも少なくないが、上田の役作りは大成功と言えるだろう。
これまで『婚カツ!』(09年春)・『ランナウェイ~愛する君のために』(11年秋)・『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(12年夏)・『視覚探偵 日暮旅人』(17年冬)と数々の連続ドラマに出演しているが、上田のニヒルな一面をこのドラマが一番うまく引き出しているようだ。

七瀬の相棒・大野健太(中村倫也)。裏の社会に染まらない、表の人間の素直さや純粋なキャラクターをいい感じに演じている。『スーパーサラリーマン左江内氏』でムロツヨシふんする小池刑事のバディ的警察官、『デッドストック』でのバンパイアといい怪演で評判だが、実は素の感じが実にあっている。

そして水月華役の大野いと・栞役の家入レオが、第9話ではこれまでとガラッと異なる性格で登場する。そのギャップたるや、恐ろしいほどの存在感だ。

■最終回へ

七瀬の理解者として、黄幇会を追っている刑事の近藤が、最終回を前に暗殺されてしまうのは、なんとも残念だが、黄幇会の前に一人で立ちはだかることになってしまった七瀬。
店に近藤の無残な亡骸と、水月華(大野いと)が監禁されている写真が届く。七瀬は、大野健太らに近藤が黄幇会を追っていた真相を語り出す。華を救うためではなく自分の報復のために動き出した七瀬。失望した健太は質屋を去ることに......。衝撃の最終回は命を賭けた鑑定ゲームになるようだ。
そして七瀬の秘密もついに明らかになる!?

見逃せない最終回をより堪能するためにも、この9話はしっかり目に焼き付けておいた方が良い。

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コラムニスト: はたじゅんこ
監修:次世代メディア研究所

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