ここから本文です

三浦春馬主演、『オトナ高校』が最終回を迎えた。
偏差値もプライドも高すぎるエリート童貞のチェリート・荒川英人(三浦春馬)は、オトナ高校を無事卒業することができたのか!?
"童貞・処女を卒業したら即卒業!!"
深刻な少子化問題を打破するため、政府が打ち出した「第二義務教育法案」に、強制的に召喚状を渡され、"オトナ高校"の生徒たちは、年齢もさまざま・職業も十人十色のハチャメチャなクラスで、個性豊かな生徒たちがオトナになるためのハウツーを学んで来た。

サムネイル

週末23時台3ドラマの視聴率比較


【無料配信】童貞・処女を卒業したら即卒業!!「オトナ高校」配信中>>


■最終回の概要

荒川英人(三浦春馬)は、園部真希(黒木メイサ)からの熱烈な告白により、突然同棲(どうせい)することになり、お互いを高めあっていた。ところが一緒に住んでみたらわかる、"あるある"ズレに、なかなか恋の展開は卒業へは向かわずにいた。
英人の高校教師、姫谷さくら(松井愛莉・まついあいり)は、「なんかムシャクシャしたから」と言って、真希と権田勘助(高橋克実)の前で英人を押し倒し、いきなりキスをしてしまった。英人にとっては、これが初めてのキスである。そしてエンディングでは、考えられない展開が待っていた。

国の方針では、オトナ高校の第一期は試験的開校だったが、第二期から正式に開校することになった。
そこで現在の第一期は、あと一週間でクラスは閉鎖されることになり、卒業できない生徒は優先的に第二期生として、入学が認められることとなった。
学校の人気熱血教師、山田翔馬"ペガサス"(竜星涼)に、実績不足による解雇の決定もくだされていた。
何を勘違いしたか、使命感に燃えた英人は立ち上がる。
「翔馬先生の退任取り止めのために、みんなで卒業しよう」と熱弁し、自らリーダーに名乗り出る。この使命に燃えあがる英人は、ミッションを課された英雄気取りで、計画書を作成し一人突っ走っていた。
前回の"キス事件"から、ほったらかしにされたままの真希は、英人の心のなさに失望し、同棲(どうせい)を解消してしまう。真希を以前から狙っていた権田勘助に、この破局はチャンスが巡ってきたことを意味していた。
すかさず権田は真希にアタックする。「逃げれば追いかける」恋の法則を実践してみるが、現実は簡単に成功するはずもなかった。
英人とさくらの関係も、曖昧なまま複雑な四角関係になってしまった。
卒業できるのは、一体誰なのか。ラストは"大どんでん返し"が待っていた。

■賛否わかれた視聴者

土曜の深夜ドラマだから許されるのか?
"童貞・処女を卒業する"ことを、メインテーマに掲げたコミカルなドラマ。ところが、この思いっきりの良さが、視聴者には賛否両論まっ二つに分かれて現れた。
「むちゃくちゃおもしろい」「笑えた」という肯定的な意見も出た。
「不快感を得た」「童貞と所女をバカにしている」(原文ママ)など批判的な意見も出た。
見る側の受け取り方は、両極端だったのである。

週末の深夜は、ドラマの激戦区になっている。
23時台だけでも、もともとはテレビ朝日が金曜23時に「金曜ナイトドラマ」を放送していた。今クールは『重要参考人探偵』だ。去年春からフジテレビは「オトナの土ドラ」として、土曜23時に連ドラを置いた。今クールは『さくらの親子丼』だ。そして今クールから、テレ朝が「土曜ナイトドラマ」を復活させた。その第1作が『オトナ高校』だ。他にも24時台に、テレ東が金曜深夜に「ドラマ24」と「ドラマ25」、土曜深夜に「土曜ドラマ24」を置いている。つまり週末深夜の2日間に、6本ものドラマがしのぎを削っている状況だ。

23時台3本の視聴率動向を見てみよう。
まず視聴習慣のある「金曜ナイトドラマ」に一日の長がある。平均で5%ほどと、まずまずの数字をとっている。ところが他2本は平均が3%台前半で、まだまだ定着しているとは言えない。
それでも『オトナ高校』は、初回が5.4%と突出した。それが第2話で3.6%、第3話2.5%と半分以下に急降下してしまった。突出ぶりから話題性は抜群だったが、賛否両論まっ二つが数字としてはこんな風に表れてしまったようだ。

三浦春馬のオーバーアクションが、多少やり過ぎという声もある。ただし第一話から徹底的に貫くことで、妙な安定感を得ているから不思議だ。
四角関係の渦中にいる、真希役の黒木メイサ・権田勘助役の高橋克実も、三浦春馬のオーバーアクションにバランスを保つように、思いっきり"役の個性"を前面に出している。この演出が、面白くもあり、どこか小馬鹿にしているようなシニカルな空気を生み出すのだろう。
しかも「マンガ原作かな?」と思わせるコメディタッチのドラマである。ところが原作なしのオリジナル脚本の書き下ろしだという。その意外性が「なかなかやるな!」と、見る側のテンションを上昇させる。

テレ朝「土曜ナイトドラマ」は、テレ東が「ドラマ24」で掘り当てた鉱脈を、23時台でより視聴率を獲りつつ実現しようとしているようだ。
テーマの振り切れ方、役者の演技や制作陣の演出、そして奇抜な脚本と、賛否に別れたが可能性を十分示した。
その最終回、ストーリーはさらに意外な結末となり、脚本家の遊び心も炸裂(さくれつ)し、とても面白い出来になっている。同局の新たな挑戦の、目撃者になることをお勧めしたい。

【無料配信】「オトナ高校」配信中>>

コラムニスト:はたじゅんこ
監修:次世代メディア研究所 

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ