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 人気漫画家・水波風南のコミックを、映画『ヒロイン失格』の英 勉監督で実写映画化した『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)。本作で「Sexy Zone」の中島健人が演じる鶴木尚、「Hey! Say! JUMP」の知念侑季ふんする海老名五十鈴というキャラクターに、愛し愛される超絶お嬢さま・折山香琳(おりやま・かりん)を演じたのが女優の平祐奈だ。本作を含め、2017年の公開映画が8本を数えるなど、大活躍を見せた平に本作の魅力や、自身の恋愛観や結婚観などを聞いた。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


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■ハイテンション役は素に近い!?

――非常にテンションの高い超お嬢さま役を演じることになったときのお気持ちは?

平:台本を読んだときは、世間知らずでぶっ飛んだ「THEお嬢さま」という印象を持ったのですが、一方で、純粋でまっすぐな、とてもかわいらしい女の子だなと感じました。キラキラしたラブストーリーという世界観に入れるのはとても楽しみでした。

――撮影では英監督からはどんなことを言われましたか?

平:最初にお会いしたとき、「原作漫画は気にしないで、平さん自身の香琳でやってみてください」と言われたんです。漫画の香琳ちゃんはテンションが高く、どこまで上げて演じていいのか聞くと「やり過ぎだと思ったら言うので、マックスでやってください」と言われたので、その言葉で気が楽になりました。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――では思い切り演じた?

平:普段の私は香琳のテンションに近いところがあるので、思う存分やらせていただきました(笑)。いつも自分と正反対の役をやるときは、しっかり役作りをしていくのですが、今回は自然な感じで臨めました。とても自由に楽しませてもらった感じです。

――平さんは普段かなりテンションが高いのですか?

平:そうですね、素はかなり明るいです。でも最近は、影のある役や笑わない役が多かったので、自分の性格とは正反対の役の方が合っているのかなと思い込んでいたんです。だから最初は不安だったのですが、やってみたらやっぱり楽しかったです。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――英監督の現場は結構アドリブや、その場の雰囲気で段取りが変わることがあるとお聞きしたことがあるのですが。

平:今回もアドリブは多かったです。段取り、テスト、本番と撮影していくのですが、段取りの時点で、台本は結構無視していました(笑)。香琳と尚先輩のおうちのシーンなどは、アドリブ合戦でした。その都度監督がずっと笑っていてくれるので、こちらも「もっと面白くしよう」と頑張れました。本当に楽しい現場でした。

――中島さんとのシーンは、どちらからアドリブを仕掛けるのですか?

平:中島さんから仕掛けることが多かったですが、私も香琳として入り込んでいたので、結構予期せぬ発言をしてしまうことも多かったです。こういう撮影って初めての経験だったのですが、私はすごく好きでした。

■中島健人、知念侑季にイジられる平祐奈

――本作の登壇イベントなどを拝見していると、共演者たちは皆さん和気あいあいで仲が良さそうですね。

平:中島さんも知念さんも5歳年上でお兄さんみたいな存在なのですが、愛梨いじり(平の姉の愛梨と間違えるボケ)から始まって、常に私はイジられていました。私も楽しくて乗っちゃうタイプなので(笑)。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――知念さんとは『忍びの国』でも共演されていますね。

平:『忍びの国』のときは、他の共演者の方々がベテランの方ばかりで、本当に一言二言ぐらいしかしゃべっていないんです。そもそも知念さんがすごく人見知りだと聞いていたので、あまりしゃべらない方なのかなと思っていたのですが、この作品の撮影初日には、積極的に話しかけてくださって。お話してみるとすごく面白い方でした。

――中島さんと知念さんはもともと仲が良いんですよね。

平:そうなんです。二人の空気感が微笑ましくて、私もそのなかに入れていただき、一緒にリズムゲームをしたりしました。私は知念さんとダンスを踊るシーンがあるのですが、難しくて足やスカートを踏んでしまっていたのですが、すごく丁寧に教えてくださるんです。先生みたいでした。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――共演者の仲の良さが作品にも反映されているように感じます。

平:すごくユーモアがあって温かい作品に仕上がったのは、英監督のお人柄なのかなと思うんです。「笑う門には福来る」という言葉は、英監督のためにあるのかなと思うぐらい、現場ではいつも笑顔なんです。

■理想の結婚式は、神前で白無垢(しろむく)!

――香琳は好きな人に振り向いてもらうために頑張りますが、平さん自身はどうですか?

平:私も頑張りたいですね。この作品で香琳を演じたことで学んだことは多かったです。香琳はちょっとお馬鹿だけれど、どんなことにでもストレートに向き合うし、ポジティブなところは見習いたいです。

――平さんもポジティブな印象ですが。

平:私もポジティブなのですが、恋愛ではそこまで前向きになれない部分があるので、香琳みたいにしっかり人と向き合っていきたいです。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――平祐奈としては、尚と五十鈴だったらどちらを選びますか?

平:尚先輩ですね。尚先輩の方が、自分自身が成長できる気がします。もちろん両思いが理想ですが、しっかり自分の気持ちで相手を好きでいたいですね。振り向いてもらえない状況に頑張ることで、自分も成長できると思います。

――すごくストイックな考え方ですね。

平:自分自身を追い込むのは好きですね。難しいなと思う役ほど燃えます(笑)。

――役には入り込むタイプですか?

平:自覚はないのですが、無意識に入り込んでいるみたいです。家族にも「今日は香琳になっているね」って言われることがありますし、撮影が終わっても、その役柄に入ってしまっているみたいです。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――劇中では結婚してウエディングドレスを着ましたね。

平:この年で着られたのはうれしかったです。自分の理想の結婚式は、神前式で白無垢(しろむく)を着たいのですが、小さいころは、白無垢とウエディングドレスの両方を着たいと言っていたので、片方の夢が叶(かな)いました。

――ウエディングドレスを着ると気持ちは変わりますか?

平:華やかな気持ちになりますね。小さいころから結婚願望はあったのですが、最近、姉が結婚をしたというのもあり、よりいっそう結婚への思いは強くなりました。

■2017年は公開映画8本と大活躍!

――2017年は公開映画が8本も公開されるなど、女優としての活躍が目立ちましたが、どんな年でしたか?

平:今年は大学生になって、出会いの幅も広がりました。あとは、大学で小学校が同じだった女の子と再会したり、英監督とも、私が中学校1年生のとき『貞子3D』という映画でご一緒させていただいていたのですが、5年ぶりに再会できたり、ご縁に満ち溢(あふ)れた1年でした。世界は広いようで狭いですね。そのなかで、初めてウエディングドレスを着たり、髪の毛を20センチも切ったり、染めたりと、初めてづくしの年でもありました。

――学業との両立はいかがですか?

平:「大変じゃない?」とよく言われるのですが、どちらも楽しいので大丈夫です。1限とかは朝早くて大変なのですが「これが終わったらロケだ」って思うと頑張れるんです。学校と仕事の両方があるのは、私にとって良い効果をもたらしていると思います。

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


――2018年はどんな年にしたいですか?

平:若いころは、早く20歳になりたいなと思っていたのですが、いざ19歳になると「あと365日もないんだ」と思って、未成年を存分に楽しもうという気持ちが芽生えてきました。20歳になったら、炭酸飲料やコーヒー解禁など、我が家のルールの解禁があるので、その辺もしっかり経験したいです。女優としては、もっと役の幅を広げていきたいです。普段できないようなヒール役もやってみたいです。

――座右の銘を教えてください

平:一日一善です。ゴミを拾うとか、そういう小さなことでも心がけることが大切かなと思って日々生活しています。

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「お金目当ての王子様か、強気で一途な幼なじみか。運命の人はどっち?」
これまでの少女漫画は結婚式で完結となる作品が多い中、その逆となる結婚から恋愛がスタートする"みせコド"。結婚したけど、夫婦じゃない!? 高校生同士の片思い婚がはじまる――。
永遠の愛を信じる全女子に贈る、キラ婚ラブコメディ。ヒミツの結婚から始まる三角関係が、この冬、あなたをとろけさせます! クリスマスイブイブの12月23日(土・祝)公開。

(取材・文・撮影:磯部正和)

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女優の平祐奈、『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)


平祐奈(たいらゆうな)
1998年11月12日生まれ、兵庫県出身。2011年映画『奇跡』で女優デビューを果たすと、本作でメガホンをとった英勉監督の『貞子3D』で、石原さとみ演じる鮎川茜の少女時代を務める。その後もコンスタントに映画やドラマに出演し、2017年には、本作を含め8本の映画が劇場公開されるなど、いま最も注目を集める若手女優だ。座右の銘は「一日一善」

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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