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女優の山崎丹奈は、理系の最高峰といわれる東京工業大学を卒業した"リケジョ"。これまでに映画『血まみれスケバンチェーンソー』や日本テレビ系ドラマ「母になる」といった話題作に出演し、公開中の映画『トリノコシティ』では初主演を務めている。第一線で活躍する俳優陣との共演も多い彼女に、その中で学んだことを語ってもらった。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 女優の山崎丹奈)


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■斉藤工のドラマで「夢のような体験」

山崎は女優を始めて4年目にして、多数の話題作に関わってきている。過去には共演者との思い出深いやり取りもいろいろあった。

「沢尻エリカさんと共演させていただいたことがあります。そのとき私は同級生役で、同窓会帰りに友達グループで一緒にラーメンを食べに行くシーンがあったんです。撮影後には、沢尻さんとラーメンを交換し合って食べたりしました。また、斉藤工さんの優しさに触れたことがあります。ドラマのなかで、私は死体役で、血のりまみれでした。撮り終わってすぐ、次のシーンのために待機していた斉藤工さんが近寄ってきてくれて、『大丈夫?』と言って手を差し伸べてくださったんです。夢のような体験でした」

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とくに印象に残っているのは、レギュラー出演したドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人~」だという。

「初めて長期間、出演させていただいたドラマなんです。タワーマンションを舞台に繰り広げられるママ友同士のイジメのお話で、ママ友の1人として出演させてもらいました。主演の菅野美穂さん始めママ友たちが集まってご飯食べるシーンを撮った後は、『こっち食べた?』『これおいしいよ』と、まるでリアルママ友のようなやり取りがあったのが印象的でした(笑)。菅野さんの、役としての1人のママの描き方を間近で学べるのは非常に貴重な経験でした。このドラマ以外でも第一線で活躍されている先輩方との共演は、そぶりひとつひとつが勉強になりました」

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■初主演映画『トリノコシティ』はボカロ楽曲が原作

山崎が初主演を務める映画『トリノコシティ』は、ボーカロイドプロデューサー・40mPによる楽曲を実写化したもの。一体どんな物語なのだろう?

「ストーリーの重要な要素になっているのは、Twitterです。もともと原曲もTwitterが出てきた2011年頃に制作されて、思春期の女の子が周りとの関係に悩んだりするような気持ちをテーマとしたものでした。だから作品のジャンルとしてはSFでも、青春要素だって詰め込まれています。山口ヒロキ監督は、青春SFファンタジーに近い要素を持っていると言っていました。話題になれば、と思っています(笑)」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 女優の山崎丹奈)


オホーツク網走フィルムフェスティバル 第10回記念特別招待作品にもなった同映画。北海道・網走から始まった撮影は、かなりのハードスケジュールだったらしい。

「80分前後の映画ですが、撮影期間が5日間とめちゃくちゃ短かったんです。網走に到着した日におもてなしを受けて、夜は午前0時まで飲み会でした。でも、翌日は朝日を撮影するために、午前2時に集合で......。30分ほどしか寝られなかったのに、夜の10時までぶっ通しで撮影、また翌日も朝4時に集合と、実はかなりのハードスケジュールで撮影された作品です(笑)」

山崎演じる佐伯明日香とは、どんな役どころだったのだろうか?

「明日香は、いわゆる現代っ子。一言でいえば不器用で、いろいろ考えているのに、うまく表に出せない子なんです。それまでは人と深い付き合いをしてこなかったけど、半ば強制的に人と向き合っていくなかで、自分の気持ちを伝えることの大切さを学んでいきます。40mPさんが劇中音楽をすべて担当しているんですが、成長につれて生まれる感情を、より効果的に伝わるようなすてきな音楽で表現してくださいました。そこに注目していただけたらと思います」

■日本でも珍しい"サンゴ礁の研究"

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・東京工業大学のキャンパスあるある
・意外と知られていないサンゴ本来の色
・実はサンゴは植物ではなく動物だった!

東京工業大学は、理系の学生なら知らない人はいない有名大学。一体どのようなことを学んできたのだろうか?

「土や建物の構造、コンクリート、水の力学など環境にまつわることを学ぶ、土木・環境工学科に所属していました。専門はサンゴ礁の研究です。地球温暖化の影響で海の水温が上がり、病気になったり死んでしまったりするサンゴが多くなっているんです。そこで、サンゴの保全をテーマに、年に2、3回、1カ月単位で石垣島やフィリピンといった南の方に行き、水質の調査をしたり、データの分析をしていました」

サンゴ礁は、国内でもあまり研究されていないテーマだそう。山崎にサンゴ礁のマメ知識を教えてもらった。

「サンゴって、実は動物なんです。サンゴは体内に植物プランクトンを飼っていて、そのプランクトンが光合成して栄養を取り入れてます。サンゴはカラフルな印象がありますが、それは植物プランクトンの色です。だから死んだサンゴが真っ白になるのは、体内にいた植物プランクトンが出て行ってしまうからなんです。また、動物なので捕食もします。肉眼では見えない、小さな触手で動物プランクトンをキャッチして食べるんですよ」

リケジョ女優でもある山崎に、今後の目標を聞いてみた。

「理系出身だからか、これまでに理系企業のCMに出演させていただくことがありました。東京下水道局のプロモーションビデオで、俳優の温水洋一さん主演のショートドラマに出演したこともあります。理系のなかでも、特に土木関係のことを広められたらと思っているので、理系関係の映画やドラマに役に出演したり、理系の役を演じたりしてみたいです」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 女優の山崎丹奈)


◆山崎丹奈(やまざき・にな)

1991年3月31日生まれ、神奈川県出身。理系の最高峰といわれる東京工業大学を卒業。女優と会社員の両立を1年間経験した後、女優一本で活動中。12月23日より公開中の映画『トリノコシティ』で初主演を務める。座右の銘は「日々感謝」。

(取材・文/上西幸江@HEW

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