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 「EXILE TRIBE」と「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」がコラボしたショートオムニバス映画企画『CINEMA FIGHTERS』。数々の人気アーティストの作詞を手掛けてきた小竹正人が生み出したLDH楽曲の世界観を、個性的な6人の監督が映像で表現した本作。今回は、Flowerの「白雪姫」をテーマにA.T監督が手掛けた映画、『キモチラボの解法』(1月26より劇場公開)の主演を務めたAKIRAに、プロジェクトの魅力や自身の生きざまなどを聞いた。

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CINEMA FIGHTERS『キモチラボの解法』主演を務めたAKIRA


【予告編映像】『CINEMA FIGHTERS』>>


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■楽曲からストーリーテリングするおもしろさ!

――楽曲をテーマにショートフィルムをオムニバス映画として上映するプロジェクトに参加したお気持ちは?

AKIRA:すごくおもしろい企画ですね。LDHの俳優部としても、先陣を切って挑戦してきた身なので、自分たちの会社の仲間とこういう形でコラボできるのはうれしかったです。

――楽曲がテーマというところもおもしろいですよね。

AKIRA:映画のなかの音楽って、主題歌だったり挿入歌だったり、作品を彩るような役割だと思うのですが、今回は逆で、曲からストーリーを作っていくという過程はおもしろいと思いました。お話をいただいたときはワクワクしました。

――しっとりとした世界観で統一された作品のなか、AKIRAさんの演じたマイスターは、結構ポップなキャラクターでした。

AKIRA: そうですね。でもポップな作風でも6作品の中で1番メッセージ性のある深い作品だなと思いました。A.T監督の映像トリックや手腕でものすごく深い作品に落とし込んであり、素晴らしいなと感じました。

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『キモチラボの解法』出演/AKIRA、小林喜日、駒井蓮、水崎綾女


――『キモチラボの解法』を含めた、6作品すべての印象はいかがでしたか?

AKIRA:みなさん素晴らしい監督たちで、それぞれのカラーがありますよね。いろいろなスタイルで挑んでいるから『CINEMA FIGHTERS』というタイトルなんでしょう。『キモチラボの解法』はポップな装いなのですが、限られた時間のなかで、グッとくるセリフが多いんです。そんな言葉たちを、A.T監督が、自然に効果的に演出されているので、すんなりと入ってくると思います。

■小さいことを積み上げていくことの大切さ

――AKIRAさんは、本作をはじめ、マーティン・スコセッシ監督や、園子温監督、成島出監督など、映画界に名だたる方々の現場を経験されていますね。

AKIRA:こうした素晴らしい監督の方々とのお仕事も自分のなかでは大切な経験です。でも、どんな役柄だろうが、たとえワンシーンでも、一言でも、そこにはなにか意味があるので、そういったことを大切に、一つ一つ積み上げていくことを心がけています。「EXILE」としても俳優部としてもそうなのですが、自分のモットーです。
大小損得ではなく、限られた時間で何と出会い、何を感じて、何を得るか、それが一番大切なような気がします。

――小さいことをコツコツ積み上げていくのは大変な作業ではありませんか? 特に大きなお仕事をされることが多い現状では。

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CINEMA FIGHTERS『キモチラボの解法』主演を務めたAKIRA


AKIRA:今まで生きてきたなかで、成功ばかりではなくたくさんの失敗も経験しています。悔しい思いもたくさんしました。そういう経験があるからこそ、自分に厳しくなれるし、より高みを目指そうと思えるんです。
あとは、年を重ねると、世の中を渡り歩く方法や、面倒くさいことのかわし方などを覚えてくると思うんです。でもそんなときこそ、自分で自分を壊して、自分のやってきたことをなぞらないように心がけています。成功しても、失敗しても、次の仕事に向かうときは、一度リセットして、新たな気持ちで臨むこと。経歴や実績なんてものを過信せず。なんでダンスをやりたかったのか、なぜ俳優になりたかったのか、そういう気持ちを常に思い出して挑戦者として挑むことが大切だと思います。

――俳優業と向き合おうとしたときはどんなお気持ちだったのでしょうか?

AKIRA:いまも変わっていないのですが、主演を務めたいとか、有名になりたいという気持ちではなく、ワンシーンでもいいから、画面やスクリーンに映ったとき、圧倒的な存在感とその人の生き様や人生がにじみ出ているような、オンリーワンな存在でいたい。深みのある俳優になりたいという思いがありました。そして人の心を動かす役者でありたいと。どんな舞台でも「AKIRAっておもしろいよね」って思ってもらえるような想定内でなく、「想定外」な表現者でいたいです。

■ダンスパフォーマンスと俳優業の両立

――「EXILE」というグループでの活動と、俳優業は別チャンネルですか? それとも密接に絡み合っているのでしょうか?

AKIRA:密接に絡み合っている部分もあれば、まったく別だと思うところもありますね。でも感情と筋肉は連動しているし、自分のその日のテンションはダンスにも演技にも影響してきます。その意味で、表現することは生活のすべてにリンクしています。体に染みついたパフォーマンスのリズムは、演技のリズムに影響する部分もありますし、演技で得た感情の出し方や爆発の仕方は、曲を聴いたとき、より感情を出す助けにもなっています。また、どちらもそういったものをそぎ落とさなくてはいけない場面もある。役に入るときは「EXILE」のAKIRAではダメだし、役をを引きずっていたら、「EXILE」のパフォーマンスでエナジーは出ませんからね。

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CINEMA FIGHTERS『キモチラボの解法』主演を務めたAKIRA


――2017年は「THE MAN OF EXILE AKIRA 2006-2016」という写真集を発売し、これまでの10年を振り返りました。2018年からスタートする10年間へのビジョンはお持ちですか?

AKIRA:どんな場面でも、自分の醸し出すオーラや雰囲気をしっかり出せるような人間でいたいです。役者として40~50代になっても、演じることを楽しんでいたいし、もしかしたら自分の思い入れのあるものに対しては制作という立場で参加するかもしれません。どちらにしてもオンリーワンな存在でいられることが目標です。

――座右の銘をお聞かせください。

AKIRA:「凡事徹底」ですね。なんでもない、日常的なことを大事にすることによって、自分は作られると思っているんです。こういう仕事って、輝いている部分って10あるうちの1~2ぐらいで、あとの大部分は暗闇のほうが多い。見えないところでの努力が重要。そういう部分を大切にかすかな隙間から見える光をこじ開けていく作業を大切に過ごすことで、思いもよらない輝きやサプライズが起こると感じています。

◆ AKIRA出演 CINEMA FIGHTERS『キモチラボの解法』 
監督:A.T
楽曲:Flower「白雪姫」
キャスト:AKIRA、小林喜日、駒井蓮、水崎綾女

<あらすじ>
キモチラボ。そこは人々の感情を開放するクリニック。エキスを操る天才ブレンダーのマイスター。訳あって彼の助手を務めるシュンは、ある日訪れた無表情の美少女・リンに一目ぼれ。マイスターの手引きのもと、なんとか彼女の笑顔を引き出そうと悪戦苦闘するが、シュンはリンの秘密を知ってしまい......。
2018年1月26(金)より劇場公開。
1月11日(木)までにムビチケを購入して応募すると、抽選でキャスト登壇の舞台挨拶に招待される

■6つのリリックシネマ CINEMA FIGHTERS

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『パラレルワールド』出演/山田孝之、石井杏奈


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CINEMA FIGHTERS『キモチラボの解法』主演を務めたAKIRA


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『Snowman』 出演/倍賞美津子、鈴木伸之、藤井美菜、村井國夫


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『色のない洋服店』出演/Dream Ami、鹿賀丈史


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『終着の場所』出演/町田啓太、玄理


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『SWAN SONG』出演/岩田剛典、桜庭ななみ


(取材・文・撮影:磯部正和)
(C)2017 CINEMA FIGHTERS

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AKIRA(あきら)
1981年8月23日生まれ。EXILEの中心核としての活動に加え、数々の映画、ドラマ、舞台、声優など様々な分野で活躍。2009年の映画『ちゃんと伝える』では日本映画批評家大賞新人賞を受賞。10年中国公開のアンドリュー・ラウ監督作品『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』にてアジア映画デビュー。17年にはマーティン・スコセッシ監督のハリウッド作品『沈黙‐サイレンス‐』に出演、'18年春公開の三船敏郎の生涯を描いたドキュメンタリー映画「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」日本版ではナレーターを務める。
またアジア人初となる「ラルフローレン」のアンバサダーに就任し、世界に活躍の場を広げている。

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