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亀梨和也主演の『FINAL CUT』が始まった。主題歌はもちろん、KAT-TUNが歌う。
脚本は金子ありさ氏。映画では、『電車男』、『ヘルタースケルター』、織田裕二主演の『僕の妻と結婚してください。』。連続ドラマでは、『ナースのお仕事』の3と4、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』、『絆~走れ奇跡の子馬~』など。守備範囲の広さには定評がある。
共演者は、藤木直人・栗山千明・橋本環奈・林遣都・高木雄也(Hey! Say! JUMP)・杉本哲太・水野美紀・佐々木蔵之介など、豪華キャストが名を連ねる。

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亀梨和也 主演ドラマ「FINAL CUT」(毎週火曜 よる9時放送)


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■ドラマのみどころ

亀梨和也演じる中村慶介の母(裕木奈江)は、メディアのうその報道によって犯人と決めつけられてしまった。そして追い込まれた母は、自殺という形で自らの命を絶った。慶介は、死に追いやった番組スタッフやプロデューサーへ復讐する。
このコンセプト、見覚えがないだろうか。
そう、前クールの深夜ドラマ『ブラックリベンジ』も、捏造(ねつぞう)されたスクープによって夫を失った女の復讐劇だった。ただし『FINAL CUT』は、その色もキャラクターも全く別のもののようだ。
『ブラックリベンジ』では、捏造(ねつぞう)の記事に関わった人物が、次々と命を落としていった。ところが慶介の復讐劇は、敵討ちではない。真実を暴き、母の死に少しでも報いを、というメッセージ性がドラマの中から伝わってくる。
一見、両ドラマともドロ沼的なストーリーだが、『FINAL CUT』はどこかスカッと晴れている。そんな感じだ。

亀梨和也が演ずる慶介の存在も要注目だ。爽やかな雰囲気の中に、どこか影のある過去を匂わせる。陰と陽の二面性を繊細な表情で演じる亀梨の演技は見逃せない。
さらに亀梨が挑戦するパルクール(Parkour)も見どころの一つだ。都会の街を移動しながら、アクロバティックに技を見せつつスピーディに進むスポーツ。これは身体能力・筋力・体幹など、かなりの運動能力を要求される種目だ。トレーニングを積んだとはいえ、運動神経の良い亀梨でも、まだまだハードルは高い。
リュックベッソンの映画『TAXI2』や『YAMAKASI』では、パリ郊外のゲットーの若者たちが、サーカスティックな動きで空き巣をしていくのだが、このホンモノのParkourを知っていると、亀梨のパルクールは、まだ上品でおとなしい感じが抜けきれていない。パフォーマンスとして、今後どこまで進化していくか、楽しみだ。

■多彩な登場人物

このドラマのメイン舞台は、報道番組『ザ・プレミアムワイド』。
キャスター・百々瀬塁(藤木直人)とプロデューサー・井出正弥(杉本哲太)の存在が大きい。百々瀬キャスターの存在感、実在のモデルは誰なのだろうか、と想像が膨らむ。
一方、井出プロデューサーの腹黒で不透明なイメージを色濃く演じる杉本哲太の演技は、ベテランのなせる業だ。テレビ局で働くディレクター・真崎京子(水野美紀)の自然な演技も、ドラマに華を添えている。
謎の鍵を握っている美女姉妹は、小河原雪子(栗山千明)と若菜(橋本環奈)だ。多少演技が固い感じもあるが、キャラの違う姉妹は慶介とどう関わっていくのか。

■音楽は菅野ワールド

そして、やはりこのドラマの場面を丁寧に演出する音楽は、見逃すことはできない。
去年の記憶に新しい、『東京タラレバ娘』を手がけた菅野祐悟氏が担当している。
テクノ・エレクトロなどの電子音を操りながら、オーケストレーションも得意としている。その才気をドラマの各シーンにちりばめている。
心の描写にもそっと寄り添えるピアノソロ作品も流れ、心理的効果を狙った音数の少ない演出もシーンにぴったりリンクしている。
ラストのクライマックスに向かって、だんだんとストーリーも演技も、音楽もヒートアップしてくるのだが、ここで音楽のジャンルを一転してロックに切り替える。本当にドラマ音楽を自由に楽しんでいるかのようだ。
その流れに乗ったまま、KAT-TUNの主題歌がフェードインする。出来すぎだ。

作品の構築性・キャスト・演技のクオリティ・演出など、欲しいものがすべてそろった『FINAL CUT』。エンターテインメントとして、この冬の楽しみの一つになるのは間違いない。

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※高木雄也の「高」は「はしごだか」が正式表記。
コラムニスト:はたじゅんこ
監修:次世代メディア研究所

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