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 長澤まさみ&高橋一生共演で贈るラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)。愛する人の存在がすべて"嘘"だったら――というセンセーショナルなテーマを持つ物語で、戸惑いながらも恋人の本当の姿を追う女性の依頼を受けた私立探偵の助手・木村(通称キム)を演じたのが、ロックミュージシャンのDAIGOだ。劇中では、ボサボサのロン毛に眼鏡という、自身のパブリックイメージとはかけ離れた役柄を好演している。「若いころだったら引き受けていなかったかも」とつぶやいたDAIGOが、俳優業や、自身の心境の変化などを語った。

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DAIGOが出演するラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)


【劇場予告編1】映画『嘘を愛する女』>>


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■パブリックイメージとは正反対の役

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長澤まさみ&高橋一生共演で贈るラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)


――キムという役柄のルックスにびっくりしましたが、オファーを受けたとき、どんなお気持ちだったのでしょうか?

DAIGO:台本を読んで、インドアで個性的なキャラクターを想像しました。最初に中江(和仁)監督にお会いしたとき、キムという役について詳細に書かれたメモとイメージ写真も見せてもらったんです。監督の大学の友人らしいのですが、正直僕と似ていなかったので大丈夫かなと不安で。でも、僕にとって役者のオファーをいただけるのはうれしいことなので「ぜひやらせてください」と思ったんです。

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ボサボサのロン毛に眼鏡というパブリックイメージとは正反対の役柄


――ボサボサのロン毛に眼鏡というDAIGOさんのパブリックイメージとは正反対の役柄でした。

DAIGO:バラエティやロックミュージシャンのときとはまったく違うキャラクターになりたいと思っていたので、普段の僕とかけ離れていることはうれしかったです。カツラもつけて、ひげもそらず臨んだのですが、格好が変わると、気持ちも自然と変わっていくんですね。

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恋人の本当の姿を追う女性の依頼を受けた私立探偵の助手・木村(通称キム)を演じた


――まったく抵抗はなかったのでしょうか?

DAIGO:僕が30歳ぐらいのとき、音楽を追求して生きていた時期だったら、できなかったかもしれません。まだまだ当時は格好つけていたかったし、自分のイメージにないものをやれと言われても「はい」とは言えなかったかもしれません。でも僕も今年で40歳。この10年でいろいろな経験ができたことによって、自分のなかで、もっとさまざまな表現をしていきたいと思うようになったんです。この作品もやってよかったと思っています。

■真実の愛とはなんなのかと考えさせられた作品

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長澤まさみ&高橋一生共演で贈るラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)


――台本を読んでどんな印象を持ちましたか?

DAIGO:付き合っていた人が、まったく違う名前で、これまで聞かされていたことが全て嘘だったという設定は面白いと思いました。原作がない作品なので、先がどうなっていくかわからないというハラハラ感がありましたし、嘘をつかれているなかで、真実の愛とはなんなのかと考えさせられる作品でしたね。

【劇場予告編2】映画『嘘を愛する女』>>


――真実の愛の答えは見つかりましたか?

DAIGO:僕は愛する人と結婚もできたのですが、お互い人前に出る職業なので、素性とかは嘘をつきようがないですよね。自分に置き換えたとき、それは良かったなと思いましたね(笑)。でもこの作品の(高橋演じる)桔平さんの嘘は、嘘の度合いを超えているというか、ある意味裏切りの行為なのですが、いろいろな事情もあって憎みきれないところがポイントですよね。

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長澤まさみ&高橋一生共演で贈るラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)


――こういう嘘は許せますか?

DAIGO:どうだろう......いろいろと事情があって言い出そうとしても言えなかったのかもしれないし。でも、僕だったらどこかのタイミングでは言ってほしいですね。

■アクセント俳優になりたい

――俳優業は、今後ももっと貪欲にやっていきたいと思っていますか?

DAIGO:そうですね。今回の映画もそうですが、作品のなかでアクセントになれたらいいなと思っています。「AH」、アクセント俳優ですね(笑)。

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音楽活動と俳優業の違いを語る


――ご自身のなかでどんな強みがあると思いますか?

DAIGO:「本業が俳優ではない人間だからこそ、醸し出せる雰囲気がある」とよく言っていただけるんです。慣れ切っていない、俳優としての垢(あか)がないので、そこが新鮮に写ったり、作品にとってアクセントになったりすると。自分だからこそ出せる空気感というものを突き詰めていきたいです。

――音楽活動と俳優の一番大きな違いは?

DAIGO:僕の場合、音楽は自分で作詞作曲をしているので、自身から搾り出したものでパフォーマンスをしているんです。でもお芝居の場合、誰かが作ってくれた台本を使って表現をするわけで、チャンネルは全然違うなと思います。でも両方を経験することで、どちらにも良い効果がもたらされているとは思います。

■大切なのは現在、そして未来

――高橋さん演じる桔平は、まったく違う人生を歩みますが、DAIGOさんは変身願望ってありますか?

DAIGO:人って知らず知らずのうちに、いろいろな役柄を演じていると思うんです。まったくいまの自分と違う人生を歩むのって刺激的なことだと思います。

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音楽活動と俳優業の違いを語る


――大切な人の過去、知りたいですか? 知らなくてもいいですか?

DAIGO:いま過ごしている時間が一番大切かなと思います。桔平さんには壮絶な過去がありましたが、二人で過ごした関係は真実だと思うし、よっぽどのことがない限り、過去は気にしないというか、すべて受け止めたいという思いはあります。ただ、すさまじい悪とかだったら、どうなんだろうと思ってしまうかもしれませんが......。大事なのは過去より現在、現在より未来だと思います。

――最後に座右の銘を。

DAIGO:この映画にかけるなら「KUT」かな。「かわいい嘘をつく」。どうせ嘘をつくなら、かわいくてホッコリするような、例えば、使い捨てコンタクトレンズを、「ちゃんとゴミ箱に捨てたよ」って言ったのに、なぜか床に転がっていたり......。そういうかわいらしい嘘をつきたいですね(笑)。


映画『嘘を愛する女』は1月20日公開。

(取材・文・写真:磯部正和)
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DAIGO(だいご)
1978年4月8日生まれ、東京都出身。2003年DAIGO☆STARDUSTとしてメジャーデビュー。2007年に自身がボーカルを務めるバンド「BREAKERZ」を結成。アーティスト活動を続ける一方、俳優としても『君が踊る、夏』(10年)、『ウルトラマンサーガ』(12年)らの映画や、「ラブシャッフル」(09年)、「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(16年)、「営業部長 吉良奈津子」(16年)、「ブラックリベンジ」(17年)などのドラマに出演している。

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