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18歳のデビュー時から早熟な才能を見せていたシンガーソングライターの清水翔太が、この数年でサウンドを大きく進化させている。ナイーブな歌声と幅広い音楽のバックグラウンドを持つ清水は、特に2016年リリースのアルバム『PROUD』から、リアルタイムの洋楽シーンとリンクするエッジを効かせたサウンドが目立つようになり、それは彼なりの"最後の賭け"として想いをぶつけた作品であった。
1月24日にリリースされる最新シングル「Good Life」でも、自身の自伝的な歌詞が乗るハイブリッド化したサウンドを聞かせているが、その変化の源になった思いを語ってくれた。

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清水翔太、最新シングル「Good Life」を1月24日にリリース


【ミュージックビデオ】最新シングル「Good Life」>>


■10周年目前に訪れた"最後の賭け"とは?

「この10年を振り返ってみると、本来の自分と世間が僕に抱くイメージとのギャップに苦しむことが実は多かったんです。自分がやりたいことを胸の内に抱えながら活動していたので、何をしていても大変さを感じていました。2016年に『PROUD』というアルバムをリリースしたんですが、その直前までは今のような形での音楽活動を辞める気でいました。自分がやりたいようにできないのであれば、音楽活動を続ける意味がないのかも......とまで思い悩んでいたんです」

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清水翔太、最新シングル「Good Life」を1月24日にリリース


「『PROUD』は自分の中で"最後の賭けだ"と思って、おもいっきり自分がやりたいことを出し切ったアルバムでした。それが結果的に作品として評価されたので、作詞・作曲からアレンジまで全部の音作りを自分で手掛けるように変わりました。どれだけ絶望的な状況でも、まだやれることはあるし、それを信じて行動に起こした時に、納得いく結果が出ることもあると体験できました。僕を含めて人間は完璧ではないし、自分を肯定できない瞬間もありますが、何かをきっかけに全てを受け入れられるような瞬間がやってきて、ネガティブに捉えていたこともポジティブに変えていけるんだと、自信もわきました。今は自分のイメージどおりに活動できていることを、すごく幸運だと思っています。そういった葛藤を乗り越えてきた自分だからこそ届けられるメッセージを込めたのが、今回の『Good Life』です」

■疎外感に悩む10代へ届ける"Good Life"

「最近は米・アトランタで生まれた"トラップ"というサウンドにハマっていて、前のアルバム『PROUD』から、よく取り入れています。トラップはスローなテンポで、ビートにリリックを乗せるというよりは、ビートとビートの隙間にも言葉を挟んでいくような作りなんです。『Good Life』でもトラップを取り入れていて、海外のサウンドと日本語のJ-POPをミックスするという意味では、自分の作品の中で一番成功した曲です。まさにずっとやってきたことが一番きれいな形になったと思っています。自分が今できていることは、10年の積み重ねがなければできなかったことかもしれないし、最初から自分の思うようにできていたら、評価がまた全然違ったかもしれない。これで良かったんだなと思えました」

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清水翔太、最新シングル「Good Life」を1月24日にリリース


「2016年にリリースしたシングル『My Boo』が、中高生の間でも気に入ってもらえたので、そこも大きなターニングポイントでした。若い世代に受け入れられることは僕にとってすごく重要だと思っているし、その世代とはずっとつながっていたいです。フレッシュな世代の子たちが『いいね!』と言ってくれるような音作りは、常にぎりぎりまでトライし続けたい。『Good Life』がヒットしないのであれば、僕の感覚がズレているんだということがわかるし、ヒットするのであれば合っているんだなと。僕が10代の頃に抱えていた疎外感を抱えている子は今の10代でもすごく多いと思うから、そういう子たちに『大丈夫だよ!』と言ってあげたい気持ちもあります。『Good Life』はアッパーでノれる曲なんですけど、応援歌の部分も強いんです」

「いわゆる"Good Life=良い人生" を送るためには、"自分の選択を他人に任せない"ことが大事だと思います。それに、必ずミスしたり道を間違える時があるから、それを後悔して引きずらず、"それで良かった"と思えるように自分で変えて行くことも、必要です。とにかく自分を肯定することは、生きる上ですごく重要だと身を持って体感しました」

■燃え尽きるほどの達成感を越えて......

「カップリングの『I'm in love』は、最初SNSで公開していた曲です。僕も大好きなR&Bシンガー・R.ケリーが、ときどきアルバムの中におもいっきり70年代ソウルのマナーにのっとった曲を1曲だけ収録するんですが、僕もそのノリで作りました。それに、この歌詞は実体験が元になっているんです。僕は誰かを好きになる時、時間をかけてどんどん好きになるというよりは、最初にビビッとくる一目惚(ぼ)れじゃないと恋愛対象にならないんです」

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清水翔太、最新シングル「Good Life」を1月24日にリリース


「常に曲作りはやっているし、次のアルバム作りにも取り掛かりたいんですが、僕は完璧主義なので、いつもアルバム作りには苦労しています(笑)。アルバムでは統一感を出したいんですが、今は"やりたいこと"と"やれること"が多すぎるので大変です(笑)。『これしかできねぇんだ!』というのがあれば楽なんですけど、どんな手法でも興味を持ったらやってみたくなるんです。今僕は『Good Life』で燃え尽きたと感じるほどの達成感がありますが、今後も新しいことにどんどん挑戦していきたいですね」

■SHOTA SHIMIZU 10th Anniversary Event for Family
<日程・会場>
2018年2月20日(火) 東京・豊洲PIT
2018年2月21日(水) 東京・豊洲PIT
2018年2月25日(日) 愛知・Zepp Nagoya(追加公演)
2018年2月27日(火) 大阪・Zepp Namba
2018年2月28日(水) 大阪・Zepp Namba

◆清水翔太 プロフィール
1989年2月27日生まれ。作詞・作曲、そしてアレンジまでこなす天才肌のシンガーソングライター。地元・大阪のスクールでゴスペルを学び、ソウルミュージックに魅せられた事をきかっけに、時に力強く、時に儚く歌い上げ、感情豊かな歌唱からラップまでこなせるマルチな才能を持つ日本では希有な存在。2008年2月20日シングル「HOME」でデビュー。10代の男性シンガーソングライターとして史上初のオリコン初登場5位を記録した。2017年2月には、デビュー10周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。
<座右の銘> take it easy

(取材・文/岩木理恵)
(写真/中村好伸)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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