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キムタク主演『BG~身辺警護人~』(毎週木曜 21:00~テレビ朝日系)が、ついに始まった。
初回視聴率15.7%は、強敵の松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士』を上回る快挙だった。『99.9』はSEASONⅡゆえ、初回視聴率では圧倒的に有利だ。それをオリジナルの新作が0.6%上回ったのは、上出来中の上出来といえよう。

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イメージ画像(写真:アフロ)


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■豪華なキャスティング

そもそも『BG』は、いったい誰が主演かわからなくなるほど豪華なキャスティングだ。
キムタクと初共演になる江口洋介、刑事モノでおなじみの上川隆也、人気のアラフィフ・石田ゆり子、『A LIFE~愛しき人~』以来の共演となる菜々緒がいる。さらに間宮祥太朗、斎藤工、宇梶剛士が共演者だ。加えて第1回のゲスト出演は、伊武雅刀を迎え、初回拡大版は絢爛(けんらん)豪華な幕開けとなった。
脚本は、『白い巨塔』をはじめ、数々の大ヒットドラマや社会派ドラマを手がけてきた井上由美子氏のオリジナル。
おもしろくないわけがない。

■キムタク×江口洋介

キムタクが主演のドラマは、毎回、キムタクがメインディッシュで、共演者は"つけ合わせ"的なストーリー展開が多かった。ただし最近は独立峰型ではなく、連山型となっている。例えば『A LIFE』では、浅野忠信や竹内結子とのトライアングルで、内容の濃いドラマを見せてくれた。
今回の『BG』はさらにパワーアップしている。木村拓哉演じる民間の警備会社のボディガード島崎章のライバル的存在が、警視庁SPの落合義明(江口洋介)である。

江口洋介という俳優、その存在感は一体なんだろうと思う。
簡単に言えば「オーラ」というものなのだろうが、立っているだけで何かを語り、セリフを口にすれば、言葉に生き生きとパワーが宿る。
江口と向き合うキムタクのセリフは、その言葉に意味を持たせ、見解の深さを魅せる。
こうしたタイプの全く違う演技派俳優の対決だけでも興味をそそるが、共演者のメンバーを見ると「どんな現場なのだろうか」と見る側まで気が引き締まる思いだ。

■ドラマの見どころ

今まで、たくさんの職業の役を演じてきたキムタクが、道路工事の警備員をし、ボディガードになっていく。インタビューでは、「現実に自分はガードされる側で、普段は問題が起こらず平然と帰っていくボディガードの仕事ぶりを見ている。でもドラマでは何も起きないわけがなく、そこをスリリングに描いていきたい」と語っている。
初回の現場は、厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)が、失言したことで国民から批判を浴びる。
そんな中、都民マラソンの会場の開会式に出席するが、不測の事態が予想される。そこにマラソン大会のスポンサー・サスケフーズの会長・大久保佐助(伊武雅刀)が一緒となるため、大久保を守る島崎の警備会社と、大臣を警護する落合の警視庁SPが、現場に居合わせることになった。
ここで、まず第1ラウンド、"島崎VS落合"の火花が散る。
立原大臣担当の落合が、目を離したすきに爆発が起こる。
爆発でパニックに陥り観客が逃げ惑う中、島崎のクライアント・大久保会長も会場を脱出し、無事に避難する。ところがなぜか、立原大臣が人混みの中を逆走していく。その後を島崎が追っていたことを誰も知らない。
そして、立原を追った先に待っていたのは、ある人物だった。
ピンチに立たされた島崎は、どう乗り切るのか。

ドラマは他にも、島崎と一緒に暮らす中学生の息子・瞬(田中奏生)との関係はどうなるのか。別れた元妻役は、誰が演じるのか。6年前に起きたある事件をきっかけに、島崎がボディガードを辞めた理由にも注目が集まる。

ゴージャスなキャスティングに負けない音楽は、高見優が手がける。ドラマ音楽を中心に、映画・CM・歌手への楽曲提供と幅広く活躍する作曲家だ。
シンセオーケストラで、壮大な迫力と存在感をアピール。だからと言って、うるさすぎず効果的だ。
ギター音やリズムセクションを使用し、音の強弱のニュアンスのつけ方も抑揚とスリルがあって、ドラマのシーンに絶妙にマッチしている。

ちなみにデータニュース「テレビウォッチャー」が調べる満足度では、初回は3.54と平凡な成績となった。
ドラマ初回は物語の設定や前提の説明の都合があり、満足度は低くなりがちだ。そんな中にあり、F1(女20~34歳)が4.13と傑出して高く、M3(男50歳以上)も3.90とかなり良い成績となった。

「見ごたえのあるドラマ」女34歳(満足度5)
「キムタクはもちろん、ほかの俳優陣が充実していて楽しめる」女23歳(満足度5)
「年をとったキムタクはそれなりに格好よかった」女33歳(満足度4)
「期待」男53歳(満足度5)
「キムタクの身辺警護はとても格好がいい」男66歳(満足度5)

年を重ねて存在感を増すキムタクだが、抑制した演出で若い女性と中高年の男性に支持されているようだ。
今後の身辺警護人たちの活躍を楽しみたい。

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※文中の高見の「高」は正式には「はしごだか」

コラムニスト:はたじゅんこ
監修:次世代メディア研究所

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