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名取裕子&麻生祐未の名コンビ。
『マルホの女~保険犯罪調査員~』以来4年ぶりに戻って来た。今回は名取裕子が元警視庁人事部のエリート警官・北条百合子。麻生祐未が現場叩(たた)き上げの刑事・三浦亜矢。対照的な二人が同じ捜査現場で犯人確保に奔走する『特命刑事 カクホの女』である。

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(C)テレビ東京


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■4ドラマの実績

今クールのドラマは、既に序盤戦がほぼ終わった。
視聴率的には『99.9』『BG』『アンナチュラル』『もみ消して冬』の順に好調なスタートを切っている。ただし視聴率が二桁に届いていないフジ月9『海月姫』、日テレ水10『anone』、同日曜10時半『トドメの接吻』、テレ東『特命刑事 カクホの女』の4本を比べると、視聴率はほぼ互角だが、データニュース社「テレビウォッチャー」の満足度調査では、『カクホの女』が圧倒的に高い数字を残している。

『海月姫』は視聴率が初回8.6%・第2話6.9%。満足度は3.02から3.57。
『anone』は視聴率が9.2%から7.2%。満足度は3.16から3.49。
『トドメの接吻』が視聴率7.4%と6.5%。満足度3.09と3.35。
『カクホの女』は視聴率7.7%と7.0%。満足度は3.61と3.65。

視聴率は4本とも初回より第2話で下げている。それでも『海月姫』『anone』『トドメの接吻』がいずれも1%以上下げているのに対して、『カクホの女』は0.7%減に踏み留まり、第2話では『トドメの接吻』『海月姫』を抜き、『anone』とほぼ肩を並べた。

■高い満足度

これが満足度となるとすごい。
他3本の初回は、いずれも3.10前後に終わった。失望した人が少なからずいたと思われる。例えば『海月姫』では視聴率が1.7%も下がっているが、「テレビウォッチャー」のモニター2400人の動向でも、初回の接触者84人が第2話では46人と半分近くに減っている。初回でいかに多くの視聴者が逃げてしまったのかがわかる。ただし残った視聴者は"オタク女子"の世界に思い入れがあるらしく、残った視聴者の中では満足度が3.57と急上昇した。

『anone』も視聴率を2.0%落とした。「テレビウォッチャー」では、接触者を20人失った。代わりに独特の"坂元裕二ワールド"にハマる視聴者の比率が高まったのか、満足度も0.33ポイントも上げて来た。
『トドメの接吻』も視聴率と接触者を減らし、満足度を0.26上げて来た。接触者が4割ほど減っていた点が、他2本のドラマと動向が似ている。

これら3本に対して、『カクホの女』はかなり異なる。
視聴率をあまり落としていないが、逆に「テレビウォッチャー」では接触者を9人増やしている。その上で満足度を3.58から3.65と上げて来ている。しかも初回も第2話も、4ドラマの中ではトップだ。
一見、地味な作りで、視聴者も4分の3は50歳以上で占められている。ただしその層にはドラマの平均3.6~3.7より高い評価をつけられている。玄人好みのドラマと言えよう。

■視聴者の声

「ふたりのコンビが面白く先が楽しみ」男69歳
「見応えがあった」女65歳
「麻生祐未は演技が上手い。だが名取裕子を見てしまうと、演技が上手すぎると思ってしまう」女55歳
「女同士の戦いが絶妙で面白い」女60歳
「とぼけているようで謎めいている名取裕子が気になった」女68歳

人生の達人たちの注目するところは、さすがに作り手がこだわって作り込んでいる部分だ。
ところがこうした評価は、数は多くないが若年層にも通じている。

「主役2人に安定感があり、とても良かった」女37歳
「面白い。今後の展開が楽しみ」男39歳
「お姉さんと妹の行き違いが悲しかった」女27歳
「名取裕子の語りは聞き取りやすくて、感情豊かで楽しい」男28歳

やはり良くできたドラマは、年齢に関係なく理解されているようだ。

■第2話で早くもドラマの核心が......

正式にコンビを組むことになった北条百合子(名取裕子)と三浦亜矢(麻生祐未)。
その矢先、女子高生の誘拐事件が発生した。"うそを見破る勘"を持つ亜矢は、脅迫電話を受けた姉が何か隠し事をしていることに気づく。そんな中、亜矢は身代金の受け渡し場所で張り込み中、3年前の事件を思い出して動揺し、張り込みに失敗してしまう。身代金受け渡しは中止となり、亜矢は自宅謹慎となってしまう。
ところが、百合子が「犯人が分かった」と訪ねてきて......。
一方、事件の合間に如月(高橋克典)が百合子を訪ね、晋作の父・孝雄(伊東四朗)が自宅に戻っていないと告げる。百合子の婚約者・刈谷晋作(鶴見辰吾)は3年前の事件で殉職しているが、父・孝雄は犯人捜しをしているらしい。

番組の一番の核心が、早くも第2話で動き始めている。
各出演者の絶妙な演技や、一話完結の事件解決の妙などと併せて、第2話には今後の展開上見落とせない要素が多い。
一家団欒(だんらん)で何となく"ながら見"してしまった方々には、ぜひ録画再生なり見逃しサービスなりで、第2話はじっくり専念視聴されることをお勧めしたい。もちろん見逃した方々にも、ぜひベテランの名演技を堪能していただきたい。

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文責:次世代メディア研究所

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