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2018年冬クールは、2月20日時点で視聴率は『99.9-刑事専門弁護士-』が16.6%で首位。2位は14.5%の『BG~身辺警護人~』で、3位『アンナチュラル』に2.3ポイントの差をつけている。事前に何かと話題となった木村拓哉の主演ドラマは、前半戦で絶好調だったと言えよう。
ところがデータニュース社「テレビウォッチャー」が調べる満足度では、事情はちょっと変わる。GP帯(夜7~11時)放送の全11ドラマの比較が可能な4話まででみると、首位は4.00の『99.9』で変わらないが、視聴率3位の『アンナチュラル』が3.93で2位となる。
そして視聴率2位『BG』は、3.49とドラマの平均値3.6~3.7にも届かず、全体の7位に沈んでしまう。反キムタクの視聴者が今も少なくなく、満足度の平均点を押し下げてしまっている。

サムネイル

1月ドラマの総満足量


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■アンチ木村拓哉の現実

例えば『BG』初回の満足度は3.52。
「構成が面白い」女33歳(満足度5)
「見応えがある」女34歳(満足度5)
「プロ同士のプライドや考えがあって面白い」女39歳(満足度5)

満足度で最高点の5をつけた人が37人、4が39人、評価に応えた人が160人だったので、ほぼ半数が高評価だったことがわかる。ところが反キムタクのために1や2をつけた人も少なくなく、平均値を押し下げていたのである。
「主演がキムタクだったので見るのを止めた」男68歳(満足度1)
「オーラのない疲れた木村が出ていたのですぐ切り替えた」女63歳(満足度1)
「キムタク以外のキャスティングは良い」女39歳(満足度2)

木村拓哉については、「SMAP解散騒動でイメージダウン」と言われるように、大きなダメージを被った。しかも以前から「キムタクアゲアゲ」「キムタクありきのドラマ作り」などの批判もあった。そのため何をどう演じても、低い評価を与える人が一定数いる。これが満足度の平均値を下げ続けている。
今回の『BG』でも、毎話3.5前後で低迷している。これは依然のキムタク主演ドラマでも同じ傾向がある。17年冬の『LIFE~愛しき人~』では、平均視聴率が14.6%でも満足度は3.70どまり。15年春の『アイムホーム』も、視聴率14.8%で満足度は3.74だった。0.2~0.3ポイントほど損をしている感じだ。

■総満足量で再評価

マイナス評価の影響を受けやすい満足度の平均値という指標をいったん脇に置いておこう。視聴した人の数と個々の満足度の積(=総満足量)で測定するとキムタク『BG』の再評価が可能となる。
冒頭で示した図が今クールGP帯11ドラマの一覧だが、円内の数字が1話あたりの総満足量だ。これで見ると、『99.9』は相変わらず首位だが、『BG』は満足度で後塵を拝した『アンナチュラル』をかわし、2位に浮上する。
「キムタクが格好いい」女67歳(満足度5)
「キムタクがちょっとダサいのが良い」女30歳(満足度5)
「キムタクのアクションが良かった」女40歳(満足度5)
「やっぱり木村拓哉のドラマは締まる」女62歳(満足度5)

やはり木村拓哉を高く評価する人はかなり多い。満足度の平均値のように、プラスとマイナスで平均すると数値は下がってしまう。ところがプラスの数字を足しあげた総量とすると、やはりキムタク主演ドラマは高評価となっていたのである。好きな人をどれだけ集められるかがタレントの媒体力だ。その意味でキムタクは、まだまだ一線級の俳優と言えよう。

■第6話の概要

日ノ出警備保障の身辺警護課に新しい依頼が舞い込む。「子どもたちにスポーツの喜びを」をテーマに活動するスポーツ系の慈善団体からの依頼に、高梨(斎藤工)はある思惑を持って章(木村拓哉)を"BG=警護責任者"に推薦。だが、その慈善団体の代表は、章と6年前から因縁のある元サッカー選手の河野純也(満島真之介)だった。章は、BGに沢口(間宮祥太朗)を推す。
ところが打ち合わせ当日、依頼主である純也が、章をBGに指名。困惑する章に村田(上川隆也)は「断っても構わない」と諭すが、章は「この任務が終わったら、みんなにすべてを話す」と約束し、純也からの依頼を引き受ける。
一方、警視庁SPの落合(江口洋介)は、厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)が警護の目を盗んで病院を抜け出し、しかもそれに民間の警備会社が手を貸したという一件が上司の知るところとなり、激しく叱責(しっせき)されていた。愛子の警護を強化し、章たちを完全に排除しようと動く。
純也の出発当日。空港へ向かう中、純也が犯罪がらみで逃亡しようとしているという疑惑が浮上する。
6年前、章と純也の間に一体何があったのか。そして、章はなぜ一度ボディーガードを辞めたのか。衝撃の事実がついに明らかになる!
今回のドラマでのキムタクの評価は、かつてのような"華やかさ"や"スター性"は影をひそめ、中年期に入った"もの寂しさ"や"孤独感"が滲(にじ)んでいる。そこに新たな魅力を見いだす視聴者が少なくない。そんな役柄の原点が明かされた第6話。キムタクの新境地を見るには、良くできた回だったと言えよう。

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文責・次世代メディア研究所

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