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俳優の津田寛治が、自分が役者の道に入るきっかけとなったとも言える、北野武監督の"神対応"エピソードを明かした。

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Director Takeshi KitanoClosing Ceremony, 74th Venice International Film Festival, Italy - 09 Sep 2017(写真:Shutterstock/アフロ)


北野監督を説教!? 心を動かした、喫茶店ママの猛プッシュ>>

 
存在感のある名バイプレーヤーとして映画やドラマなどに欠かせない存在の津田は、北野武監督に見いだされ映画デビューを果たしたことで知られている。2月20日放送のテレビ東京系「チマタの噺」で津田は、北野監督と出会った当時を振り返った。
 
『その男、凶暴につき』『3-4x10月』に感銘を受けた津田は、どうにかして北野監督の現場に入り込みたいと考えていた。実は、津田がアルバイトをしていた喫茶店が録音スタジオの1階にあり、たまたま北野監督も編集作業や打ち合わせで何度か訪れていたそう。さらに、喫茶店のママも「寛ちゃん頑張りなさいよ、お店の合間にプロフィール渡したりしていいからね」と津田を応援してくれていたこともあり、なんとか接触する機会をうかがっていたという。

しかし、多くのたけし軍団弟子入り希望者が訪れては、オフィス北野のスタッフの手を煩わせていたのを目の当たりにしていた津田は、「ウェイターの僕までそんなことやっていいのか」となかなか一歩を踏み出せずにいた。そんな中、トイレにだけは北野が1人で行っているのを見て、「トイレに一緒に入って話せばスタッフの方の手を煩わせずに済む」と考えた。そしてある日トイレで北野に話しかけたのだという。
 
そこで津田は「僕は監督の映画の大ファンで、俳優志望なんですけど、出演できなくてもいいんで現場に参加させてもらえませんか、小間使いのようなことでもなんでもやりますので」とプロフィールと手紙を渡した。すると北野は、きちんと津田の話を聞いた上で、「わかりました」とそれをポケットにしまったのだそうだ。

津田は「僕もうそれに感動してしまって。『いやいやお兄ちゃん、こういうの困るから、ちょっとスタッフに渡してくれる?』と言われると思ったら、ずっと『はい、はい、そうですか、わかりました』って話を聞いてくれて」と述懐。「もうこれだけでいいや、連絡がなかったとしても僕はこの思いだけで、北野監督に手紙を受け取ってもらえたんだってことだけでこれから頑張れるって思ったんです」と振り返った。
 
結局、それからちょうど1年後、クランクイン直前だった北野監督が同店を訪れた際に、お店のママの猛プッシュもあってその場で津田の映画出演が決まったのだそう。それが『ソナチネ』だった。

番組では、MCの笑福亭鶴瓶も「とうとうそんなことしてしもたんか」と驚いたママの猛プッシュが北野を動かした詳細や、『キッズ・リターン』で北野が「小遣いをくれるように」津田のシーンや役を増やした話なども語られている。

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(文/大木信景@HEW

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