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2018年冬クールの視聴率ベスト3ドラマは、今のところ1位『99.9-刑事専門弁護士-』(16.7%)。2位『BG~身辺警護人~』(14.5%)、3位『アンナチュラル』(11.0%)となっている。平昌オリンピックの影響で、多くのドラマがこの二週間、数字を落としていた。ところが『99.9』と『BG』だけは、ほとんど影響を受けていない。特に『BG』は、五輪開幕前の第4話は13.6%だったが、開幕後の第5話14.0%、第6話14.8%と、唯一数字を上げ続けている。ドラマとしての実力を発揮していると言えよう。

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3ドラマの視聴率と満足度比較


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■低い満足度

視聴率は順調だが、データニュース社「テレビウォッチャー」が調べる満足度では低い評価となる。
初回から第6話まで、3.52→3.40→3.56→3.49→3.54→3.54と3.5前後で推移している。ドラマの平均が3.6~3.7なので、視聴率と比べ満足度でかなり低く評価されている。
原因の一部に、主人公が木村拓哉ということがある。なぜか反キムタクという人がある程度いて、満足度で最低の1や2をつけられ、結果として平均値が大きく押し下げられている。

「主演がキムタクだったので見るのを止めた」男68歳(満足度1)
「オーラのない疲れた木村が出ていたのですぐ切り替えた」女63歳(満足度1)
「キムタク以外のキャスティングは良い」女39歳(満足度2)

例えばAもBも視聴者が100人のドラマとしよう。Aは満足度3・4・5がそれぞれ3分の1ずつで、1や2はゼロとしよう。この場合の平均満足度は4.0となり、かなり高い評価のドラマとなる。今クールで例えれば、『99.9』や『アンナチュラル』がこの水準だ。
ところがBは、3・4・5がそれぞれ28人ずつだが、1と2が8人ずついたとすると、満足度の平均は3.60となってしまう。つまり反キムタクが2割弱いるだけで、同じような評価のドラマより大きく数字が下がってしまうのである。

既に20年以上にわたり、トレンディドラマなどで主役を務めて来たキムタクについては、ここ数年で低い評価の声が聞こえるようになっていた。「キムタクアゲアゲ」「キムタクありきのドラマ作り」などの批判だ。これに加えて、SMAP解散騒動で評価はより厳しくなっていた。
例えば12年秋『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』では、平均視聴率が17.7%で満足度も3.87とかなりの好成績だった。ところが15年春『アイムホーム』では、視聴率が14.8%で満足度は3.74と、視聴率はまずまずだが満足度が平凡な成績にさがっていた。17年冬『LIFE~愛しき人~』も、視聴率14.6%で満足度は3.70どまり。そして今回の『BG』は、今のところ視聴率14.5%とまずまずなのに、満足度は3.51とドラマの平均以下に落ちている。

■第6話の概要

日ノ出警備保障に元内閣総理大臣の鮫島匡一(橋爪功)から警護の依頼が入る。通常、総理大臣経験者には警視庁のSPが警護につくものだが、政府の決定でSP警護は終了に。しかし自宅に再三、無言電話がかかってくることもあり、鮫島は民間の警備会社に警護依頼をしたのだった。
村田(上川隆也)とともに鮫島の警護にあたることになった章(木村拓哉)は、鮫島の家の門柱に小石が4つ乗せられているのを発見する。総理在任中に恨みを抱いた者たちからの報復だろう、と話す鮫島。同時に、章は鮫島を監視する視線を感じ......?
その後、民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)の古稀を祝う会に出席する鮫島に同行した章たちは、そこで五十嵐の元秘書・植野(萩原聖人)が襲撃にやってくる現場に遭遇。男を取り押さえ、所轄署に引き渡した落合(江口洋介)だったが、章はその過剰とも思えるほどのやり方に疑問を......。
その矢先、鮫島の孫・彩矢(豊嶋花)を警護していたまゆ(菜々緒)から、下校時刻を一時間以上経過しても彩矢が帰宅しないと連絡が入る。誘拐されたのではないかと、身辺警護課総出で周辺を捜索すると、公園で謎の男性と一緒にいる彩矢を発見! しかし沢口(間宮祥太朗)が、逃げた男の後を追うも、あと一歩のところで見失ってしまう! 鮫島を狙う人物とは? そしてその真の目的とは何なのか?

■視聴者の声

だてに視聴率2位ではない。第6話への視聴者の評価も、かなり高い。

「見ちゃうね」男55歳(満足度5)
「子供が親を心配する話、いい話でした」女39歳(満足度5)
「見る予定ではなかったが、内容が面白く俳優陣に味がある」女69歳(満足度5)
「ストーリーがすごく面白い上に、配役も適切で面白い」男49歳(満足度4)

そしてキムタクを支持する声もしっかりある。

「木村拓哉が人間味があって良い」女44歳(満足度4)
「時々、かっこわるいキムタクがなんかいい」女52歳(満足度5)
「キムタクの演技が好き」男29歳(満足度5)

木村拓哉も既に45歳。
トレンディドラマでのカッコイイばかりのキムタクではなく、今作ではあきらかに中年期に入った"もの寂しさ"や"孤独感"を滲(にじ)ませる"味のある役者"になっている。こうした変化をしっかり認め、高く評価している視聴者も少なくない。進化する木村拓哉を見届けるには絶好のドラマと言えよう。

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文責・次世代メディア研究所

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