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昨年はデビュー20周年の節目に『紅白歌合戦』初出場。「無音シンクロダンス」が大きな話題となり、圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスをみせつけた三浦大知。「歌とダンスは両思いであるのがベスト」と語る三浦のチャレンジ精神とひらめきは、すべての楽曲にフルに発揮されている。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


ソロデビューシングル「Keep It Goin' On」から最新シングル「U」までの全シングル24曲を網羅し、DREAMS COME TRUEからの提供曲「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered ―」、さらに新曲「DIVE!」も収録した初のベストアルバム『BEST』は、歌って踊る三浦大知のヒストリーと地続きにある。

【一挙配信中】三浦大知、これまでのミュージックビデオ>>

【ミュージックビデオ】ベストアルバム『BEST』収録の新曲「DIVE!」>>



■面白いと思ったことをやり続けてきた音楽人生

── 初のベストアルバム『BEST』はしなやかでソウルフルで色気のあるヴォーカル、そして辛い時こそ光を見いだせるというメッセージなど、自由でオリジナルなスタイルが印象に残りました。歴代のシングルを振り返って、自身の変化と変わらないと思うところは?

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


三浦大知(以下三浦): もちろん若い頃の声と今の声と比べたら鳴り方が違うとは思いますが、デビュー当時から今まで、自分が面白いと思ったことをスタッフチームと創意工夫しながら変わらずやらせてもらっているなと改めて感じました。すごく恵まれた音楽人生だと思っています。

── 声や歌は月日を経て変化しても姿勢は変わらないということですね。三浦さんの歌とダンスは驚くぐらいに一体化していますね。

【コメント映像】三浦大知>>


三浦: 僕がダンススクールに通い始めたのは6才の頃ですが、先生が歌とダンスを分けないで教える方針だったんです。普通は分けてレッスンすると思うんですけど、歌うときには必ず体を動かすし、ダンスするときにはその曲とメッセージを理解して踊るんです。当時から歌とダンスをセットで考えていたから自然と身についたんですよね。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


── なるほど。歴代のミュージックビデオでもさまざまなチャレンジをされていますよね。「The Answer(2010年)」では逆再生歌唱が話題になったり、ライブリハーサル映像で注目されたシンクロダンスや無音シンクロダンスなど面白いことをいつも提示したいと思っているからこそですか?

【ミュージックビデオ】逆再生歌唱が話題に「The Answer」(2010年)>>


三浦: そうです、そうです。「The Answer」は恋愛の炎が消えかかっている中、男性が自分の答えを見つけて女性をもう1度引き止めにいく楽曲なので、過去をさかのぼっていくストーリーがいいんじゃないかという話から、逆再生を思いつきました。ミュージックビデオは「こういうことやったら面白いんじゃないか」、「こんなことはまだやってないよね」ってみんなと楽しみながら作っています。ライブでは基本、自分が演出や振り付けを考えてダンサーやバンドのメンバー、スタッフと考えていきます。

──では、アカペラシンクロダンスなどはゼロから考えたものですか?

三浦: みんなと話をする中でライブの演出の1つとして思いつきました。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


──キャリアの中で特に印象深く、ターニングポイントになったミュージックビデオをピックアップするとしたら?

三浦: あえて選ぶとしたら、初めて自分がフルで振り付けを担当させてもらった「Inside Your Head」(2008年)です。ここからより深く制作に関わるようになったし、ダンスに特化したコレオビデオを作り始めたのもこの曲からです。

【ミュージックビデオ】「Inside Your Head」(2008年)>>



■全シングルの細かい振り付けの一瞬や映像の一瞬を盛り込んだ

──DVD/ Blue-ray付きの『BEST』では全25本のミュージックビデオが楽しめますが、新曲「DIVE!」は、過去の作品で披露した振り付けや演出などがちりばめられたキュレーション・ビデオ的な映像になっていますね。

三浦: はい。僕自身、ベスト盤を聴くときは新曲が入っていた方がうれしいので単純に入れたいなと思っていたのと、ベストを経ての次の一手という意味あいではなく、歌って踊る三浦大知のヒストリーと地続きにあって、なおかつ新しさのある曲を作りたかったんです。タイトルの「DIVE!」もこれまでいろいろなことに挑戦し、飛び込んできた自分らしいと思いました。ミュージックビデオには全シングルの細かい振り付けの一瞬や映像の一瞬が盛り込まれているんですが、こういう試みもベストアルバムのタイミングじゃないとできないだろうなって。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


──そしてCD音源化は初となる「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered ―」はDREAMS COME TRUEが書き下ろした楽曲です。

三浦: 三浦大知をイメージして曲を書いてくださるなんて夢にも思っていなかったので幸せだなと感じました。お二人が生み出す楽曲はすごく冒険的であると同時に普遍的だとも思っていて。この曲を長く歌っていきたいです。

【ミュージックビデオ】DREAMS COME TRUEの書き下ろし「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered ―」>>


■ダンスが曲に必要かどうかが重要

──ミュージックビデオはどんな映像になっているんですか?

三浦: 今回も今までにない挑戦をしています。僕が部屋にいる場面をワンカットで回して撮りました。みんなが過ごしているような"普通の今夜"がスペシャルになるような、歌詞と通じる映像になっています。
ライブでは多少ダンスの振り付けがありますが、この曲の歌詞や音を最大限に伝えたいと思ったときにあまり要素を入れこみすぎない方がいいんじゃないかと。ダンスが曲に必要かどうかが重要だと考えているので。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


──今、おっしゃってくれたことが歌とダンスの一体感につながっているのではないかと思います。いつも心がけていることなのかなと。

三浦: そうです。音楽とダンスはつねに両思いであることがベストだと思ってるんです。音楽があるからダンスが映えて、ダンスがあるから楽曲の世界観が広がっていく。静止していた方が曲が伝わる瞬間があるのならムリヤリ振り付けをしないように心がけています。

──音楽とダンスがつねにシンクロしているということですよね。片思いになると「これは違う」って修正するんですか?

三浦:そうなんです。片方がグイグイいかないように(笑)。

■30代になるのが以前から楽しみだった

──では、そんな三浦さんが今後、チャレンジしてみたいことは? 30才になって心境の変化はありましたか?

三浦: 30代は前から楽しみだったんです。「30代は楽しいよ。40代はもっと楽しいよ」って言ってくださる先輩方がまわりに多いですし、30代になってようやく大人への一歩という感覚があるんです。大人な部分とフレッシュな部分がいいバランスで混ざり合っていく年代だと思っているので、30代の過ごし方はすごく重要だと思っています。だからと言って気負わずに今まで通り、「DIVE!」で歌うようにいろいろなところに飛び込んでいくのが自分らしいと思うので、変わらずに変わり続けていきたいですね。

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三浦大知、新曲も収録した初のベストアルバム『BEST』(3月7日リリース)


──名言が出ましたが、そうなると三浦さんの今の座右の銘は?

三浦: 変わらずに変わり続けることです。いちばん最初にマイケル・ジャクソンを見たときにどんな曲を歌ってもどんなダンスを踊ってもマイケルはマイケル、オリジナリティってすてきなことだなと思ったんです。三浦大知にしかできない形で活動していきたい。そのためにも音楽やエンターティンメントがとにかく好きであることが重要だと思っています。

【一挙配信中】三浦大知、これまでのミュージックビデオ>>

【LIVE映像】ファイナル公演の模様(DAICHI MIURA LIVE TOUR 2014 THE ENTERTAINER)>>


(取材・文/山本弘子)
(撮影/中村好伸)

◆ 三浦大知プロフィール
1987年8月24日生まれ、沖縄県出身。ダンスボーカルグループ・Folderのメインボーカルとしての活動を経て2005年3月にシングル「Keep It Goin'On」でソロデビュー。2017年1月にはシングル「EXCITE」で初のオリコンランキング1位を獲得し、
『紅白歌合戦』に初出場。2018年2月に日本武道館で開催されたツアーファイナルではFolder時代のメンバー、満島ひかりと18年ぶりの共演を果たした。

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