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昨年7月にリリースされたファースト・フルアルバム『FEARLESS』で、普遍的なグッドメロディと美麗なファルセット・ヴォイスを披露し大きな話題となったシンガーソングライター、ビッケブランカがニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリースする。

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


「春」と「昭和歌謡」をテーマにした表題曲は、ポップでキャッチーな中にもちょっぴりセンチメンタルがのぞく、春らしいナンバー。他にもチアコールが印象的な「Get Physical」や、ヘヴィロック調の新境地「Black Rover」など、相変わらずバラエティに富んだ内容となっている。最近は「役者デビュー」を果たすなど、活動の幅も広げている彼に本作について熱く語ってもらった。

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【ミュージックビデオ】「ウララ」(4月18日リリース)>>


■めちゃくちゃ分かりやすくて、ゾクッと小寒くなるくらいストレートで、熱く心に響く歌詞を目指しました

──『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラ~コトダマの音楽会~で、高島明石役に抜擢(ばってき)され、役者デビューも果たしましたね。

ビッケ: 楽しかった! ただ、音楽活動の方が、自分に全ての責任が覆いかぶさってくる反面、いかようにもコントロールできるというか。例えば取り返しのつかないようなミスをしたとしても、機転を効かせればそれを笑いにもできるなど、自由なんですよね。MCのタイミングから何から、結局は自分次第というか。でも舞台となると、僕のものではなくてミスは絶対に許されない。そういう責任感は常にありました。演技はまあ、後から見直した限りでは、舞台に泥は塗っていないと思います(笑)。

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


──では、今作「ウララ」についてお聞きします。サウンド面でのテーマやコンセプトを教えてください。

ビッケ: まずは「春」というワードに関連づけたいな、と。昔はよく季節ものの楽曲を作っていたのですが、最近は全くやっていなかったんです。それで、春っぽい楽曲になったらいいなって思ったんです。ちょうどその時期に昭和歌謡というか、昔の歌謡曲にハマっていて。特に歌詞なんですけど、めちゃくちゃ分かりやすくて、ゾクッと小寒くなるくらいストレートで、熱く心に響く。それって本質だなと思ってチャレンジしてみました。今回は、その二つのテーマが主軸となっていますね。

──昭和歌謡的な要素は、サウンドというよりは歌詞の部分?

ビッケ: そうです。サウンド的には今までの延長線上というか。ただ、ストリングスセクションを今回はフィーチャーしていて、そこをグッと前面に出しました。これまでのビッケブランカは、どちらかというとホーンセクションが主軸だったので、そのイメージを払拭(ふっしょく)したいという思いもありました。弦のアレンジは自分でやったんですけど、基本的には歌のメロディを考えるのと一緒でしたね。メロの間を塗って、合いの手を入れてくる感じで作って行きました。

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


──昭和歌謡はもともと好きだったんですか?

ビッケ: 好きでした。まだ歌詞のテロップが出なかった時代に、桑田佳祐さんが、「勝手にシンドバッド」で全く聞き取れない歌詞を歌ったことがキッカケになって歌詞のテロップが出るようになったと言われていますが(笑)、そのテロップがなくても言葉がしっかり心に届き、その歌を「いい」と思わせなきゃいけなかった時代の音楽って、必然的に強くて分かりやすいものだったんです。分かりやすい歌詞を、どう展開させていくかで感動を呼んでいた時代。僕はそういう曲の方が、昔から好きだったんです。だから昭和歌謡は僕にとって、そんなに特別なものではなくて。元から持ち合わせていた要素の一つなんです。

──でも、昭和歌謡はビッケさんの年代にとってリアルタイムではないですよね?

ビッケ: 全く違いますね。父親がビリーバンバンとかチューリップのような日本のフォークや歌謡曲が好きで、母親はその時代の海外の曲、カーペンターズとかを聴いていたので、今回は父親からの影響が強く出た作品になりました。

■痩せても太っても賛否両論あるんだったら、人の評価に流されず自分らしくいるのが一番

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


──「ウララ」のPVも、昭和がテーマになっていますよね、柄モノのシャツに、ウールのジャケット。ベージュのスーツに統一している感じとか。

ビッケ: 昭和時代にタイムスリップした僕やダンサーたちが、昭和っぽい格好をして歌うっていう......(笑)。スタイリストの方は、雑誌から切り抜いたような感じの「おしゃれな昭和」を意識してくれました。

──では、チアコールが印象的な「Get Physical」はどのようにしてできましたか?

ビッケ: もともとの着想は、「ハカ」なんですよ。ご存じですか? ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊で、本来はマオリ族の戦士が戦いの前に、手を叩(たた)いて足を踏み鳴らして自らの力を誇示し、相手を威嚇するもの。「オールブラックス」という、ラグビーニュージーランド代表が試合前にやるんです。屈強のマッチョマンが、ものすごい「顔芸」でパフォーマンスする。それを見たとき、「うわ、めっちゃおもろいし、リズムが合っててカッコいいな」と思った 。この雰囲気を取り入れたかったんですけど、僕がやったらチアコールになってしまった、と(笑)。でも、随所に男らしい合いの手が入っていて、そこは「ハカ」の名残なんです。

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


──歌詞は「ワークアウト」がテーマだとか。

ビッケ: ちょうどこの曲を作ってた頃、運動を全然していなくてちょっと太ってたんですよ僕(笑)。「もうちょっと痩せなアカン」って思ってた時期だったので歌詞も「ワークアウト」がテーマになりました。ジャンクフードやコーラ、バーガーといったワードが出てくるんですけど、最終的には「太ってたっていいじゃない?」というオチなんです。つまり俺は、痩せることに挫折したっていう......(笑)。

──「ありのままの自分でいい」というメッセージが込められていますよね。

ビッケ: 結局、「痩せている人が好き」という人もいれば、「太っている方がタイプ」っていう人もいるわけですよね。痩せても太っても賛否両論あるんだったら、人の評価に流されず自分らしくいるのが一番だなと。でもそれって、身をもって経験しないとなかなか分からないですよね。実際に太ってみて分かったことというか(笑)。

──GYAO!では、今回DVDに収録された「Broken」(FEARLESS TOUR 2017 at Akasaka BLITZ)のライブ映像を配信します。

【LIVE映像】「Broken」(FEARLESS TOUR 2017 at Akasaka BLITZ)>>


ビッケ: この曲は、唯一ピアノを弾きながらラップをしているんです。それが結構、斬新だったみたいで関係者からの評価は高かったんですが、音源では淡々としているので、ライブもそんな感じになるのかなと思ってたんです。でも実際に演奏してみたら、淡々とした中にも強いグルーヴ感があったり、奇抜だったりする部分もあるから、すごくライブ映えする仕上がりになりました。アルバムの中で、一番ライブ映えしなさそうな曲だったのに不思議だなって思います。

──来るべき新作のアイデアなど、すでに浮かんでいる感じですか?

ビッケ: いいえ、まったく。なーんにもないです(笑)。だから、今から自分がどんな風に過ごすのか、どういうものに出会ったり触れ合ったりするかによって、生まれてくる曲も変わってくると思うので、それを楽しみにしつつ、流れに身を任せたいなあと思っています。

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ビッケブランカ、ニュー・シングル「ウララ」を4月18日にリリース


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◆ ビッケブランカ
1987年11月30日、愛知県生まれ。 幼少期、読めない楽譜を横目に、妹のピアノに触れてみる。 両親の影響で、日本のフォークと洋楽にも慣れ親しみ、小学校高学年で作曲を開始。中高時代は、黙々と楽曲づくりに励み、音楽活動を目標に大学進学のため上京。2016年10月にメジャーデビュー。強烈な個性と普遍的なグッドメロディの交錯が織りなすジャンルレスな作品性と、美麗なファルセット・ヴォイスが魅力のシンガーソングライター。ニューシングル「ウララ」を引っさげ、6月1日から「ビッケブランカ ULALA TOUR 2018」をスタート。
座右の銘は「しなやかに凛(りん)と」

(取材・文・撮影/黒田隆憲)

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