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『VIVA LA ROCK』の兄弟フェス『ビバラポップ!』が5月6日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される。先ごろ全出演者17組が発表され、欅坂46、アップアップガールズ(仮)、バンドじゃないもん!、道重さゆみなど最終出演者が発表されたが、いまだ珍しいミュージシャン発信のフェスだからこその顔ぶれ、あまりにも魅力的な組み合わせだ。プレゼンターであり今回のブッキングに関与した、大森靖子とピエール中野(凛として時雨)に話を聞いた。

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)


■"俺得イベント" 僕ら自身が見たいアイドルフェス

――お2人は新たに立ち上がったフェス『ビバラポップ!』のプレゼンターのオファーが来たことをどう受け止めましたか?

ピエール中野(以下中野): もともと僕は『VIVA LA ROCK』に出演していて、プロデューサーの鹿野(淳)さんに自分の好きなアイドルについて何度か熱く話していました。「ロック以外の音楽で埼玉県、もしくは埼玉に集まる音楽ファンにとって必要とされているものは何か? もっと埼玉県から全国に新しく提示できるポップ・ミュージックと共にメッセージ性を持ったフェスができないか?」という命題のなか、去年「フェスを立ち上げたいんだけど、中野くんにお願いできないかな。大森(靖子)さんも誘えない?」という話しをいただきました。
で、3人でどんなフェスにしたいかは、われわれが共通して好きなアイドルを主軸にしたものにするのが自然じゃないかと。自分は地元が埼玉だし、「これはやりがいがある!」って単純にうれしかったです。

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)


大森靖子(以下大森): 私はアイドルに詳しいという理由で誘っていただいたと思うんですけど、今のアイドルシーンは雑誌上にいろんなアイドルが掲載されていることはあってもフェスくらいの規模の現場で集まるという機会は少ないと思うんです。単純に今の時代を生きているアイドルたちのライブを同じ日に感じたいという気持ちは前々からあったし、好きが高じて去年、いろんなアイドルの口上が入っている「IDOL SONG」という曲を作ったぐらいなので。

【ミュージックビデオ】アイドルの自己紹介が続々! 「IDOL SONG」>>


――「こんな画期的なフェスにしたい」とか鹿野さんと3人で共有した思いは?

中野: ミュージシャン発信だっていうことですかね。『VIVA LA ROCK』っていうインフラを活用させてもらって僕ら自身が本当に見たいアイドル主体のフェスをやるんだという。

大森: 完全に自分の夢を叶(かな)えたいっていう。

中野: ミュージシャンじゃないと呼べないメンツだったり、見せ方だったり。例えばこぶしファクトリーは今回、バンドセットで出演するんですけど、初の試みになるんです。大森さんがハロプロに詳しいのでライブに連れていってもらったとき、「これバンドでやったら面白そうだな」と思ったのがキッカケで打診してみたら実現したんです。

■アイドルの"瞬間に賭ける覚悟"に共鳴「そこに捧げている人生が美しい」

――大森さんはご自身の思うロックの精神性を見せるフェスにしたいとメッセージされていますが、それはロックとかアイドルとか表面的な形に囚われていない自由な音楽というニュアンスですか?

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)



大森: 私がアイドル好きなのは、そこに捧げている人生が美しいし、尊いと思っているからなんです。アイドルって賞味期限があるから、若くてかわいい内にと思っていたり、逆にその期限を超えたいと思っていたり、いろんなものと戦わないと勝ち残れないので、覚悟を持ってステージに立っている。本来、ステージに立つ人は瞬間に賭ける覚悟を持つべきだと思っているので「私と同じ孤独を抱えてるな」と共鳴したんです。だから「ロックフェスに立ち向かうぞ!」っていう意味ではなく、私の中でのロックはそういう精神性のある音楽なので"ロックって自由だよね"っていう意味を体現している人たちはかっこいいなと思っています。

――アーティストへのオファー基準というのは?

中野: 鹿野さんが信頼して任せてくださったので、お互い出てほしい人をリストアップして。いちばん最初にブッキングしたのは司会のとーやま校長(グランジ・遠山)なんです。なぜかっていうとロックにもアイドルにも精通した熱量がある人で、個人的にも仲がいいので『ビバラポップ!』をやることが決まった時に「この日あけといてください」ってすぐに電話して(笑)。大森さんに関してはアイドルからの信頼があって、ハロプロとの親和性もすごく高いので。

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)


大森: それこそ、こぶしファクトリーのバンドセットでの出演は、ハロプロ内のイベントではできなくても、外だからこそできて。「どうしたらかっこよく出来るのか」っていうのを考え抜いて、こういうフェスだからこそできることがあるっていうのを見せたいんです。

――BiSHだったり、Maison book girlだったり、ゆるめるモ!だったり、ライブで共演していたり、大森さんが楽曲提供していたり、お2人と繋(つな)がりがある方たちがラインアップされています。

中野: そこは大事にしました。好きな人たちばっかり(笑)。

大森: 基本的に好きな人たちとは仕事を一緒にしたいので、楽曲提供も「書きたいです!書きたいです!」って自分から発信してるんです。

中野: Maison book girlとは、バンドセットで一緒にライブを隔月単位でやっているんですけど、彼女たちの打ち込みの楽曲を生で表現したらどうなるのか興味があったのでたたいてみたくて、プロデューサーのサクライケンタさんにオファーしてやることになったという関係性ですね。

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)


――欅坂46の出演も決まりましたね。

大森: 欅坂が世に出てきた時には「これ私の仕事なくなるやん」って思ったんです。ゆるめるモ!さんとかブクガとか、みんながナチュラルボーンで培ってきたものをデカい規模でやられちゃった気持ちになって(笑)。で、衝撃を受けて結果、ハマっていくっていう。

中野: 欅坂はみんな大好きなので「受けてくれるかな?」と思いつつも絶対にオファーしようと決めてました。あとラストアイドルファミリーに関しては2人とも番組の審査員をやらせていただいているので。

大森: 表題曲を獲得したシュークリームロケッツは勿論、全てのグループに出ていただいて。

中野: 最初は表題グループだけという話だったのですが、せっかくなら全グループ出演して欲しいという交渉がうまくいきました。特に初代ラストアイドルのLaLuce。Love Cocchiはつんく♂さんプロデュースなので「そこはみんな見たいでしょ」と思いました。

■めんどくさいヲタクをぶつけていい場所なので(笑)

――大森靖子さん自身のライブもありますが、それ以外にもいろんなグループのライブに飛び入りしたりと当日は忙しいのでは?

大森: できる限り頑張ります(笑)。

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5月6日開催のフェス『ビバラポップ!』、プレゼンターの大森靖子とピエール中野(凛として時雨)


――最後に、この記事を読んで興味を持った人にメッセージをお願いします。

中野: 『VIVA LA ROCK』のほうはもう5年目になるんですけど、快適だし、楽しいし、見やすいし、それぞれのアーティストが輝いてるんです。その空気感と精神を引き継いだ僕らの『ビバラポップ!』も出演メンバー含めて初回から必ずスゴイことになると思うので見届けてほしいです。僕らもツイッターアカウントでメッセージを発信するし、DMも解放しているのでライブを見たみんなからの意見や感想を待っています。

大森: めんどくさいヲタクをぶつけていい場所なので(笑)。自分の目で見た景色を記録して、その気持ちを発信してほしいですね。新しい解釈だったり、発想だったり、それぞれにしか捉えられないものが絶対にあると思うので。

中野: そういう思いを今後の運営に直接反映できる場所なので、参加する人たちとみんなで一緒に作れるフェスにしていきたいですね!

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欅坂46ら17組が出演! アイドル軸の新規音楽フェス『ビバラポップ!』5月6日開催
(C)ビバラポップ! 2018 All Rights Reserved.


◆「VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!」
5月6日(日)、さいたまスーパーアリーナにて開催。
開場:9:30 / 開演:11:00 / 本編終演予定:20:30(予定)

「プレゼンター」:大森靖子 / ピエール中野(凛として時雨)
「出演者」 :アップアップガールズ(仮)/ 大森靖子 / 吉川友/ 欅坂 46 / こぶしファクトリー / 鈴木愛理 / sora tob sakana / DJ ダイノジ(大谷ノブ彦) / Negicco / ばってん少女隊 / バンドじゃないもん! / BiSH / 道重さゆみ / Maison book girl / ゆるめるモ! / ラストアイドルファミリー(シュークリームロケッツ/ LaLuce / Love Cocchi) / LADYBABY
「MC」:グランジ・遠山 / 団長(NoGoD) / 西井万理那 / ぱいぱいでか美 / 吉田豪

■プロフィール
大森靖子(おおもり・せいこ)
1987年9月18日生まれ、愛媛県出身。2007年に弾き語りで音楽活動をスタートし、2014年にメジャーデビュー。道重さゆみ、アップアップガールズ(仮)、℃-uteな楽曲提供も積極的に行う。現在アルバムの制作中。「COCOROM」ツアーと題し6月からプチツアーを開始。座右の銘は「孤独力(孤独は大事だけど孤立させてはいけない)」

ピエール中野
凛として時雨のドラマー。現在、5年ぶりとなるオリジナルアルバム『#5』を引っ提げて全国ツアー中。7月18日には恵比寿LIQUIDROOMにて最後の主催フェス"ピエールフェス THE FINAL"を開催する。出演者はMaison book girl、X JAPANの公認コピーバンドX SUGINAMI、ほか。座右の銘は「これでいいのだ」

(取材・文/山本弘子)
(撮影/中村 友一)

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