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モノマネ芸人・羽生ゆずれないは、芸歴1年目ながら、フィギュアスケート男子・羽生結弦選手のモノマネで脚光を浴びている。今年2月に開催された平昌オリンピックで羽生選手が2連覇を果たしたことによって、仕事量が急増したらしい。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 モノマネ芸人・羽生ゆずれない)


見た目そっくりな羽生結弦モノマネ芸人とは>>


■Twitter上で「モノマネしないで」とクレーム

――羽生選手が金メダルを獲った平昌オリンピックの前後で、仕事量はどのくらい変わったんでしょうか?

ゆずれない:「平昌オリンピック前が1だとすると、今では30倍くらいには増えました! オリンピック終了後に、新聞社さんが羽生選手より僕を大きく取り上げていたのは、さすがに申し訳なかったです(笑)」

羽生結弦のモノマネに対して、夜中2時にファン同士が......>>


――わずか1カ月で、そんなに仕事が増えるものなんですね。これまで羽生選手ご本人と間違えられた経験はありますか?

ゆずれない:「昨年、尾木ママさんの70歳祝いのパーティーがあったんですが、主催者が羽生選手本人からのお祝いのコメントがもらえなかった代わりに、僕がパーティーに参加することになったんです。登場した僕を、尾木ママさんは羽生選手と勘違いして、しばらく質問攻めにあいました(笑)。ニセモノだとバレたら怒られるかと心配でしたが、総合司会の中山秀征さんが、僕がモノマネ芸人だと明かすと、尾木ママさんは『ゆづは自分の目線を相手の目線と同じ高さにして話してくれるの』とアドバイスをくれました」

金メダリスト羽生選手の影響がディズニーランドにまで及んでいた>>


――まさに神対応ですね。ただ、熱烈なファンが多い人のモノマネは、バッシングが多いイメージがあります......。

ゆずれない:「『羽生くんより顔がでかい』『モノマネしないで』といった悪口を、SNSで言われることもあります。バッシングも多いですが、モノマネはそういうものだから仕方ないかなと、今は思っています」

■本物そっくりの金メダル、金額は「300万円」

――衣装やアクセサリーなど、細かい持ち物にも気を使っている印象です。

ゆずれない:「知り合いの母親がフィギュアスケートの衣装を作る仕事をしているので、衣装はお願いして作ってもらっていて、アクセサリーも羽生選手と同じものをそろえています。あと、大学時代から働いているショーパブ『リトモ ディ ブリブリブッスン』の店長から本物そっくりのメダルをプレゼントしてもらう予定だったんですが、5万円の予算でメダル会社に問い合わせたら、なんと300万円だと言われてしまったんです!『295万円足りない』と、店長と諦めました(笑)」

――メダルってそんなに値が張るんですね! ほかに、羽生選手のモノマネをするにあたって、気を付けていることはありますか?

ゆずれない:「丁寧な言葉使いです。あとは、どんなときでも相手に常に気を使って、メンタル面から羽生選手になりきるようにしています。1人になると気が抜けて、『今日も神経使ったな......』と思ったりしますけどね(笑)」

――そもそも羽生選手のモノマネを始めたきっかけは、なんだったんですか?

ゆずれない:「お店の先輩や常連客から『羽生結弦そっくり』と勧められたことです。芸名はお店の先輩からつけてもらったのですが、モノマネのレパートリーが羽生選手しかないと思われそうで、最初はすごく嫌でした(笑)。でも、この名前が面白がられて、それをきっかけにメディアから注目されたので、今は感謝しかないです」

――羽生選手のモノマネは顔だけですが、声のモノマネもできるんでしょうか?

ゆずれない:「実は、モノマネ芸人としてスタートするきっかけとなったのが、2016年に放送されたフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』でルパン三世の声モノマネを披露したことなんです。ルパン三世の声優である栗田貫一さんと共演させてもらって、公認もいただいています!」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 モノマネ芸人・羽生ゆずれない)


■アイスホッケー日本代表だった過去

――羽生選手のモノマネ芸人をしていると、むちゃ振りされることもあるんじゃないですか?

ゆずれない:「実は僕、小学生の頃からアイスホッケーをやっていたので、スケートを滑れるんです。とはいえ、テレビ番組の仕事で『羽生選手の演技をフルで、完全コピーをしてほしい』というのは、さすがに厳しいと感じました。金メダリストと同じ演技なんて、できるわけがないんですもん(笑)」

――誰もできないですよね(笑)。それにしても、アイスホッケーをやられていたんですね。

ゆずれない:「U-18日本代表のキャプテンを務めた経験もあります! 全国大会で何度も優勝している高校に入って、地獄のような練習を3年間やり抜きました......。すごくスパルタで、トレーニングのしすぎで太ももの骨を骨折するという事故を、初めて目の当たりにしました」

――厳しい練習に耐えてきた経験と輝かしい経歴がありながらも、モノマネの道に進もうと思った理由はなんだったんでしょうか?

ゆずれない:「父親の反対を押し切るほど、モノマネが大好きなんです。最初、モノマネ芸人をやることに父は大激怒していたんですが、それでも1回しかない人生だから、やれるだけやりたいし、失敗するなら早い方がいいかなと思って。僕は今、羽生選手の見た目からしぐさ、精神的な部分までモノマネし、本人になりきろうとするほど努力しています。今後、羽生選手のモノマネをする人が出てきたら、その人がどこまで羽生選手になりきろうとするのか、気になっています(笑)」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 モノマネ芸人・羽生ゆずれない)


◆羽生ゆずれない

1995年2月25日生まれ。北海道出身。本名は相木健太(あいき・けんた)。モノマネ芸人1年目で、大学に通いながらモノマネのショーパブ「リトモ ディ ブリブリブッスン」(東京都港区麻布十番2-9-7 ディオーネ8ビル 3F)で働く。小学生のときにアイスホッケーを始め、アイスホッケーU-18日本代表ではキャプテンを務めた。座右の銘は、ルパン三世のセリフ「壁なんてのは、越えるためにあるんだ」、大学教授の言葉「強いやつが勝つんじゃない、勝ったやつが強いんだ」。

(取材・文/上西幸江@HEW

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