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お笑いコンビ・きつねは、ダンスミュージックと昭和歌謡をかけ合わせた斬新な歌謡漫才で話題を呼んでいる。独自のスタイルが生まれたきっかけは、ツッコミの大津広次がギャンブルにハマったことが関係しているそうだが......2人に詳しく話を聞いてみた。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 お笑いコンビ・きつね)


パリピな歌謡漫才を披露する若手芸人「きつね」のネタ>>


■憧れの芸人はラーメンズ

――もともと漫才をされていたそうですが、今の歌謡漫才スタイルになったきっかけを教えてください。

大津広次:「上京して芸人を始めてからパチンコにハマってしまい、100万円ほど借金を作ってしまったんです。親を頼りたくはなくて、借金返済のためにアルバイトをガッツリ入れている期間があって、なかなかコンビとしてネタを作ったりできなかったんです(笑)」

淡路幸誠:「大津がバイトに明け暮れているとき、僕はダンスとDJに出会ったんです。ダンスが楽しくて仕方ないときに、30分間のミニ単独公演の仕事が入ってきました。大津はずっとバイト、僕はずっとダンスをしていて、なかなかネタを合わせる時間なかったのですが、漫才とダンスミュージックをかけ合わせた"歌謡漫才"の大まかな案を試しに大津に話したら、やってみようと」

男性と女性の中間を目指して整形する若手芸人>>


――思いがけず生まれたネタだったんですね。コンビ結成から5年目ですが、どのようなつながりでコンビを組んだんですか?

淡路:「僕たちは小学校からの幼馴染(おさななじみ)なんです。高校のときにはお笑いコンビ・ラーメンズさんが大好きな人を集めて『ラーメンズ部』を作りました。僕は大津に勧められて知ったんですが、こんな独特な雰囲気を持つお笑い芸人になりたいなと思いました」

大津:「顧問の先生もラーメンズさんが大好きで、すぐ部活として立ち上げられたんです(笑)。ラーメンズさんは天才的なセンスはもちろんなんですが、周りと圧倒的に違うのはやはりあの身長ですね。178センチと183センチのコンビだからこそ、あの世界観が実現しているんだと思っています!」

若手芸人が一度芸人を辞めた理由が......>>


――古くからの付き合いでもコンビ結成は約5年前と、わりと最近の話なんですね。

淡路:「僕らがお笑いを始めたのは19歳からで、最初は5人組だったんです」

大津:「中国人もいて、結構グローバルな雰囲気でやってました。それなのに1人、また1人と抜けていってしまって......きつね自体も上京当初はトリオだったんですが、気付いたら2人になっていましたね(笑)」

■政治力で"いいライブ"に出演!?

――幼馴染(おさななじみ)だからこそ思う、お互いのいいところってなんでしょう?

淡路:「大津は政治力の塊です」

――政治力といいますと?(笑)

淡路:「芸人にとってテレビに出られない時期はライブシーンがすべてなんです。大津が楽屋でライブ主催者と仲良くなってくれるおかげで、若手としてはあんまり苦労しないで"いいライブ"に出られましたね(笑)」

大津:「きつねというコンビをブランディングしなきゃと思って! 僕が淡路のいいなと思うところは、話が通じるところだと思っています。根本から否定せず、さりげなく自分の向かいたい方向に僕を誘導するんです。小賢しいところでもありますね(笑)。それと、頑固じゃなくて柔軟なところも大きい」

淡路:「頑固だと大津と付き合えないですよ。かなり少数の大津の理解者です(笑)」

高校時代「ラーメンズ部」に入っていた芸人>>


――すごく仲が良さそうですが、不満に思っているところはあるんですか?

大津:「淡路はどこでも鼻をほじるんです! 公共の場でもほじってますよ。無意識だからタチが悪いんですが、たまに僕も無意識に淡路と一緒に鼻ほじっていることがあるみたいで......」

淡路:「僕が不満なのは、ウクレレをCコードしか弾けないのにチューニングがうるさいところ。テレビに出るときなんかだと音響さんがマイクを持って寄ってきてくれるんですが、そこまで弾かないのに......と申し訳なくなります(笑)」

■整形×ニューハーフとの恋愛

――大津さんは整形しているそうですが、どこをいじっているかお聞きしてもいいですか?

大津:「エラです。19歳の頃から9年くらい、2カ月に1回通院しています。削るのではなく、注射をして筋肉を退化させているんです。これまでに60万円くらいかかっているんですが、初回だけなぜか500円で(笑)。とにかく美しくなりたい、男と女のはざまにいたいと思っていて。理想の自分になることが目標ですね」

淡路:「大津は女性だけでなく、ニューハーフの方とも付き合ったことがあるんですよ」

――おお、恋愛対象が女性とニューハーフということでしょうか?

大津:「男性は恋愛対象外ですが、見た目が美しい方ならお付き合いをする対象になりますね。ただ、僕のダメなところではあるんですが、ニューハーフの方は手を握ると男性だなと感じてしまうんです......」

――そういった葛藤もありつつ。淡路さんとしてはそんな大津さんをどう見ているんでしょう?

淡路:「好奇心が強いのかなと思っています。芸人の世界もそうなんですが、少し突き抜けているくらいの人が勝ちじゃないですか(笑)。だから、面白いなと思って見ています。あと、刺激に対して貪欲なんですよね。より強い刺激を求めていくので、際限がない。だから今の彼がいるんです」

――2人の今後の目標はなんでしょう?

大津:「夢はテレビ朝日系『ミュージックステーション』への出演です!(笑)」

淡路:「それから、きつねのお面をかぶった2人組をたくさん作り、ブルーマンのようなショービジネスを展開していきたいと思っています!」

◆きつね
<大津広次(おおつ・ひろつぐ)>
1989年7月24日生まれ、大阪府出身。ツッコミ担当。お笑いコンビ・ラーメンズに憧れてお笑い芸人を志す。大学卒業後は淡路らと上京しホリプロコムへ。美への追求を欠かさない。座右の銘は、膨大な数である「3億」。

<淡路幸誠(あわじ・こうせい)>
1990年2月14日生まれ、大阪府出身。ボケ担当。19歳でお笑い芸人を始めてから、大津が大学へ通っている間にダンスとDJに出会う。そのほか、カメラや音声編集など趣味は幅広い。座右の銘は、「隣の芝生真っ青」とヒップホップグループ・RIP SLYMEの曲名「雑念エンタテインメント」。

(取材・文/上西幸江@HEW

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