ここから本文です

"文字"を糸口に未解決事件の解決に挑む最強の女刑事バディの物語『未解決の女 警視庁文書捜査官』。
テレビ朝日の刑事ドラマといえば、男社会を描くイメージが強い。その中にあって、女2人のバディが主人公、未解決事件が対象、捜査の中心に文書が来るという新たな切り口に挑戦してきた。
序盤3話が終わったばかりだが、この新しい試みは視聴者にしっかり届いているようだ。

サムネイル

テレ朝 主な刑事ドラマの視聴率


【無料配信】「未解決の女 警視庁文書捜査官」最新話を配信中>>


■視聴率の状況

今クールテレ朝のドラマは、全て刑事ものとなった。
その中で最も視聴率が高いのは『特捜9』。16.0%→15.4%→14.5%→13.8%と全ドラマのトップを行く。
また『警視庁・捜査一課長』は、12.7%→12.8%→12.6%→12.4%。華々しい数字ではないが、わずか0.4%の範囲を推移する超安定ドラマだ。
これら2本はいずれもシリーズ化しており、序盤の数字は極めて取りやすい。一方『未解決の女』は全くの新作。それでも14.7%→12.8%→11.6%は大健闘と言えよう。

そもそもテレ朝のドラマは刑事もの・ミステリーものが多い。
シーズン16~17におよぶ『相棒』や『科捜研の女』を初め、週3枠のうち2枠は刑事もので占められることが多い。この1年のワンクール・ドラマの序盤の視聴率は以下の通り。
『BG~身辺警護人~』15.7%→15.1%→13.4%→13.6%。
『遺留捜査』13.1%→8.8%→10.9%→10.8%。
『刑事7人』11.8%→12.1%→12.7%→10.9%。
以上でわかる通り、『未解決の女』は新作ながら大いに気を吐いているのである。

■視聴者の声

データニュース社「テレビウォッチャー」は、関東2400人のモニターを対象に、ライブ・録画再生を問わず、自発的に見た番組について満足度を5段階で評価してもらうとともに、自由な感想を寄せてもらっている。これらを読むと、番組を支持する人たちの理由が見えてくる。『未解決の女』については、主に3つの側面がある。

「波留も鈴木京香もかっこいい」女68歳(満足度5)
「熱血漢のある主人公と、ちょっと冷めた感じの先輩との掛け合いがよい」女34歳(満足度5)
「波留さんの目力はすごい。鈴木京香さんの魔女ぶりも素敵」女57歳(満足度4)
「見応えのあるコンビだ」女28歳(満足度4)
まずは主人公たちのキャスティングが絶賛されている。

「着眼点がユニ-クなドラマ」男69歳(満足度3)
「文書をテーマにしていて興味深い」男44歳(満足度5)
「時効が撤廃されたからできたドラマ」男67歳(満足度3)
男たちは設定や物語の切り口に反応している。

「ストーリーもキャストも魅力的で面白い」女37歳(満足度4)
「ストーリー展開が面白い」男66歳(満足度5)
「ストーリーもキャストも魅力的で面白い」女37歳(満足度4)
「持ち上げたり落としたり会話が面白い」男67歳(満足度5)
「一風変わっていて面白い。特に鈴木京香演じる刑事は一癖あり次にどうでるのか興味をそそる」女68歳(満足度3)
そして3番目の評価ポイントは、物語の展開・台本の良さである。女の視点と会話、そして文書などの行間を読む推理は、新しいし女性ならではの新鮮な展開になっている。

■流行にも敏感

もう1点、同ドラマの魅力は流行にも敏感な点だ。
初回は人気ミステリー作家にまつわる話だった。ゲストは中山美穂と風間俊介。演技の競演も見る者をうならせた。
第2話は、誘拐事件が誘拐事件を誘発したお話。高岡早紀演ずる被害者&加害者の思いに、共感した人が少なくなかった。

そして第3話は、百人一首がモチーフ。今年は広瀬すず主演の映画『ちはやふる』の上の句と下の句がテレビで放送された。さらに新作『ちはやふる-結び-』が今春公開された。その百人一首が鍵を握る物語だった。
大学教授(吉田栄作)のもとで百人一首を研究していた女子大生(福原遥)が刺殺された。その事件の解決に、何枚かの歌が関わり、しかも教授と学生との間の交流が、歌に託されているという洒落(しゃれ)た作りだった。
女2人のバディが主人公で、"文字"を糸口に未解決事件の解決に挑む物語ならではの傑作と言えよう。

視聴者の反応には、「ネタがどこまで続くのか?」と心配する声もある。それだけ斬新な切り口で、序盤は見事な展開が続いているという評価の裏返しだろう。
刑事もの・ミステリーものに強いテレ朝が、新たなやり口でどこまで力を発揮するのか。刑事ドラマのフロンティアを、しかと見せてもらいたいものである。

【無料配信】「未解決の女 警視庁文書捜査官」最新話を配信中>>

文・次世代メディア研究所

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ