ここから本文です

2016年の女性タレントCM本数ナンバーワンに輝いた吉田羊。今や男女を問わず高い支持を集める大女優だが、実は下積みの年月は長かった。
「そのルールこそが人生を映し出す」をコンセプトにした関西テレビ『セブンルール』。さまざまな分野でそのキャリアを輝かせている女性が主人公だが、今回は女優・吉田羊に光を当てている。

サムネイル

吉田羊 : The 40th Elan d'or Award ceremony in Tokyo, Japan on February 4, 2016. (Photo by Sho Tamura/AFLO)


女優・吉田羊に密着......彼女だけの7つのルールとは>>


■下積み時代

福岡県で生まれ育った吉田は、5人兄弟の末っ子。子供時代は地味でいじめられることもあり「中の下」だったと自らを位置づける。
中学1年生まで、お芝居のマネや人前で歌うのが好きで、トイレの中での一人芝居や誰かを演じるおままごとにも夢中になった。そして女子高3年の時に、体育祭で応援団長を務め注目や歓声を浴びた。また後輩に慕われ、ファンクラブのようなものもできた。後に女優を志すきっかけの一つになったそうだ。

大学3年の時、自分は性格的に会社勤めに不向きと感じ、幼い頃より興味があった女優に挑戦しようと決意。3カ月後の舞台作品へ出演する女優を募集する劇団に応募し、小劇場の舞台で女優としてデビューした。ところが役者としては、「きれいだったね」とは言われても、芝居を褒められることがなかった。その悔しさをバネに舞台に立ち続けて10年。次に映像へ転身し、脇役を続けながらまた10年が経過した。

テレビに転じたきっかけは、舞台を見にきた今のマネージャーに「映像をやりませんか」と誘われたことだった。以来、数多くのテレビドラマに脇役として出演し始めた。
『愛の迷宮』(07年秋 東海テレビ)でデビュー。
NHK連続テレビ小説では、『瞳』(08年)・『ゲゲゲの女房』(10年)・『純と愛』(12年)の3作に出ている。
『MR.BRAIN』(09年 TBS)・『コード・ブルー』(10年 フジテレビ)・『Mother』(10年 日本テレビ)・大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(11年)・『平清盛』(12年)・『最後から二番目の恋』(12年 フジテレビ)・『半沢直樹』(13年 TBS)などにも顔を出している。

■ブレイク後

転機が訪れたのは、2014年だった。
女性検事役として『HERO』(木村拓哉主演・フジテレビ)に出演。黙っていれば"クールビューティ"、実際は"くどい""しつこい""面倒くさい"が"かわいい"という微妙な役を見事に演じ、一躍注目されるようになった。
以後は単なる脇役ではなく、重要な役が殺到する。
『ウロボロス~この愛こそ、正義~』(15年冬 TBS)・『ドS刑事』(15年春 日本テレビ)・『恋仲』(15年夏 フジテレビ)・『コウノドリ』(15年秋 TBS)・『ナオミとカナコ』(16年冬 フジテレビ)と5クール連続で出ずっぱりとなった。
そして16年6月公開の映画『嫌な女』・同年秋『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』で主役に抜擢(ばってき)されるようになった。
さらに16年、13社のCMに起用され、年間CM女王に輝いた。この年は男女合わせても社数はトップだった。今や男性からも女性からも支持を受ける人気女優となったのである。

■意外な内面をのぞかせる意外なルール

ところが彼女の内面は、"ドS"と思われがちな外形とは別に、意外にナイーブだ。そんな彼女を象徴するかのように、彼女が定めるルールはちょっと面白い。

1番目は「あおりの画は撮らないようにお願いする」。鼻の穴がすごく目立つタイプで、見ている人にドラマに集中してもらうためだからだという。
しかし実際には味のある顔というべきで、いろんなタイプの人間を演じられ、役者として長持ちするタイプと言えよう。

2番目は「パジャマにならないスタッフTシャツを作る」。ドラマのロケスタッフ全員に、自らデザインしたTシャツをプレゼントすることがあるが、ドラマのタイトルやロゴなどは入れない。外で着られるようなものにするそうで、実際にロケ現場で多くのスタッフがユニフォームのように着用している。チームの雰囲気を良くするための工夫の一つと言えよう。

3番目は「365日 4枚靴下を履く」。絹・綿・絹・綿の重ね履きだそうだが、体調管理の一環だ。

他にも思わずニンマリしてしまうルールを吉田は挙げるが、最後の「自分の作品は何度も観る」もユニークだ。
今も「得意な分野は1個もない」「わたしは自分を空っぽな人間だと思っている」「女優をずっと続けていくかを含め、先のことはわからない」など、控えめな発言を繰り返す吉田。人知れず、地道な努力を続けているようだ。

以上のように、スタッフへのさり気ない気配り、女優としての徹底した管理や努力、そして芝居では見せない胸の内が垣間見られる『セブンルール』。変幻自在な芝居と自然体の生き方で不動の人気を集めている吉田羊の魅力を再発見できるという意味で、必見の番組と言えよう。

【無料配信】「セブンルール」最新話を配信中>>

文・次世代メディア研究所

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ