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金曜ドラマ「あなたには帰る家がある」が、終盤に来て評価が急上昇している。
第10話の視聴率は9.7%と自己最高。データニュース社「テレビウォッチャー」が調べる満足度4.11も最高記録で、今クールの全ドラマで比較しても一二を争う高ポイントとなった。さらに次回見たい指数172も、めったに出ない高得点だ。
最大の功労者は、序盤で"モラハラ夫"として非難ごうごうだったユースケ・サンタマリア演じる教師・茄子田太郎だ。

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Japanese actor Yusuke Santamaria in Japan on Jul 03, 2010.(写真:山田勉/アフロ)


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■数値的実績

同ドラマは序盤、必ずしも評判は芳しくなかった。
9.3%で始まった視聴率は、第4話までに6%台まで下がってしまった。
満足度も初回~2話はともに3.42とドラマの平均3.6~3.7を大きく下回った。
次回見たい指数も、初回~2話は110未満で、平凡な数字に終わっていた。

原因はいろいろあるが、ユースケ・サンタマリア演じる教師・茄子田太郎への評価が割れていたのも大きい。
「ユースケの演技がうざい」女61歳(満足度3・次回たぶん見ない)
「一癖ある旦那さんの役が、こわかった」女50歳(満足度2・見るかも知れない)
「ユースケ・サンタマリアが、キモい」女56歳(満足度3・見るかも知れない)
「目つきが怖すぎ」女61歳(満足度3・たぶん見ない)
「ユースケさんの演技がうますぎて怖かった」女45歳(満足度4・なるべく見る)
「嫌な男またまたぴったり」女66歳(満足度5・絶対見る)
「ユースケ・サンタマリアムカつく。木村多江も言いなりでムカつく」女43歳(満足度4・絶対見る)

ドラマでは、強引な綾子(木村多江)に、すぐに流される秀明(玉木宏)のダメ夫ぶりもなかなかだった。それに輪をかけて、上から目線のモノの言い方、家庭内でのモラハラなどで、最低な男としてユースケ・サンタマリアが際立っていた。

■マイナスからプラスへ

ところが10話になって、それまでマイナスカードのオンパレードだった茄子田太郎に大どんでん返しが起こる。
たとえば真弓(中谷美紀)が、ふと太郎の魅力に気づくシーンが出てくる。
学生時代の話で盛り上がり、つい大笑いした際に「あれ、なんか楽しい......」と真弓は気づく。「麗奈(桜田ひより)が生まれて以来、誰かとこんな風に楽しくはなしたことはなかった」とつぶやくと、太郎は「そうか、そんな時間もないんだな。母親は」と慈しむような言葉を投げかける。
道端で脱輪し、困っている若い母子を見つけると、「じゃあ、押しますよ」と太郎は泥だらけになりながら人助けする。ところがその子供は、「かっこいいお兄ちゃん、ありがとう!」と秀明にだけお礼を言って去っていく。
それまでのモラハラ夫ぶりや、不気味な雰囲気に加え、悲惨な過去を抱えていたことも明らかになった第10話。マイナスカードはこれでもかと山積みになった状況だ。
それでも最悪に見えるが、その中でやるべきことをひた向きにやってきた太郎の生き方が、突然プラスカードとして輝きだすような展開だった。

視聴者の太郎に対する見方も、この回で一変した。
「なすだ先生がよい人だったことに感動」女46歳(満足度5・次回絶対見る)
「お通夜の席で息子の背中に手を置いて紹介するシーンがりりしい表情で涙が出た」女42歳(満足度5・絶対見る)
「茄子田先生の息子に対する愛情がよく伝わって格好良かった」女45歳(満足度4・絶対見る)
「血がつながっていなくても家族、といってもらえた息子くん嬉しかったろうなぁ」女33歳(満足度5・絶対見る)
「玉木宏さんよりもユースケさんが男らしく格好良く見える不思議」男35歳(満足度5・絶対見る)
「人の魅力は、よくみないとわからないものだ」女56歳(満足度5・次回絶対見る)

強引さからゴタゴタを引き起こし続けた綾子(木村多江)。
彼女にながされ続けたクズ夫の秀明(玉木宏)。
嫌なやつだったが、次第に弱さが見え、そして実は懐の深さを持っていた太郎(ユースケ・サンタマリア)。
どったんばったんの中で心が揺れ続けた真弓(中谷美紀)は、果たしてどんな生き方を最後に選ぶのか。
二組の夫婦の結末、特に"帰る家がある"のは誰と誰なのか。クライマックスを楽しむためにも、マイナスがプラスに大どんでん返しした第10話は必見の神回と言えよう。

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文・次世代メディア研究所

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