ここから本文です

レンタル彼女とは、女性が利用者の"理想の彼女"を演じてデートすることで、楽しい時間を提供する仕事だ。レンタル彼女時代の経験を生かして一躍人気ブロガーとなった"よもぎちゃん"が、何十万円も使ってもらった過去のデートや、話題のパパ活との違いについて語ってくれた。

サムネイル

(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 レンタル彼女時代の経験を生かして一躍人気ブロガーとなった"よもぎちゃん")


レンタル彼女を利用する既婚者......実は愛妻家が多い、その意図に納得>>


■レンタル彼女とは? パパ活との違いを語る

――レンタル彼女って金銭面では、どんなお仕事なんでしょうか?

よもぎ:「もう3~4年くらい前ですけど、当時の私の値段は、1時間6000円、出張料3000円で、最短2時間からなので、私をレンタルするだけで最低1万5000円でした(※デート中にかかる別途費用は全て利用者負担)。そのうち私の取り分は半分くらいで、もう半分は所属している事務所にいきます。よく聞かれるんですが、仕事以外で彼氏さんに会うことは絶対にありません。

売れっ子レンタル彼女の月収を告白...最高月収は>>


1回のデート時間は、4~6時間くらいが多かったですね。食事して散歩したり、カフェでただ喋(しゃべ)ってるだけだったり。私は本当の恋人っぽくベッタリする感じのキャラではなかったので、友達の延長みたいな感覚でレンタルしてくれる彼氏さんが多かったです。他のレンタル彼女の方は、皆さんの想像するようなもっとかわいらしい彼女だったと思います(笑)。

私の場合、最長で14時間レンタルしていただいた事があります。朝イチに新幹線で東京から大阪のUSJに行って、夜中に帰ってきました。基本のレンタル代に加えて、旅費も全部が彼氏様持ちなので、それはもう何十万という金額を使っていただき驚きました。

彼女といっても、OKなのは手繋(つな)ぎと腕を組むまでです。キスはもちろんハグもダメ。タクシーとカラオケ以外の個室も全てNGです。なので、女の子をどうこうしようって人はほとんどいませんでした。むしろ、腕を組んでいるときに偶然胸が当たったりすると、『む、胸当たってるんだけど......』とか教えてくれる人ばかり(笑)。全体的にシャイな方が多かったですね。女の子に慣れるために利用する方とか、デートの下見に利用されていた方も多かったです」

思わず暴走!? レンタル彼女があまりに困った彼氏の行動>>


――"パパ活"というものがはやっていますが、レンタル彼女との違いはなんですか?

よもぎ:「よくSNSで一緒にされがちなのですが良い気はしないです。パパ活している方を見ると、顔は隠して禁止事項だけ細かく書いて『2時間食事のみで2万円』とか平気で言うじゃないですか! 本来パパ活とは"夢を追う女性を大人の男性が支援する"というものだったと思うのですが、夢を語っている方なんてほとんどお見受けしないですし。一緒にしないで! と思います。それに結局いかがわしい感じになったり、危険な目にあったり。言い方は悪いですがズルい男性の格好の餌食な感じが否めません。レンタル彼女たちは、本気で彼氏さんにデートを楽しんでもらおうと考えているので、根本の意識が違います。事務所に所属するのも、『そういうのとは違うんだぞ』っていう一種の意思表示でもあるんですよ」

■彼氏様は、口説くぐらいならプロポーズをしてくる

――しかし、危険な思いをしたことはあるのでは?

よもぎ:「ほとんどないですね。突然ハグされたりはあります。その方は70歳くらいの男性で、カラオケに入る前のエレベーターでいきなりギュッてされました。何回もデートしていただいた方だったんですけど、その1回のみでしたね。私としては、『元気になってくれて良かった』『寿命伸びたかな?』くらいの感じでした(笑)。あとは、ホテルに行こうとする方もいることにはいました。でも誘う勇気がないのか、ホテルの周りをウロウロ連れ回してくるだけで、ちょっとかわいかったです(笑)。

レンタル彼女が絶対に"彼氏"に言わない言葉>>


ホテルに誘われるより、プロポーズされることの方が多いくらいです。プロポーズされたことは、3~4回あります。印象的だったのは、渋谷の駅の改札前でたくさんの人が見ているのに、急に指輪を出されたことです。目立ちすぎてあれは恥ずかしかった。もちろん丁重にお断りしました。なので、私が心がけていたのは、"好きにさせること"じゃなくて、"好きにさせないこと"でした。本気になっちゃうとお互いのためにならないので」

■一瞬だけ客にキュンとした瞬間とは?

――変わったデートはありました?

よもぎ:「ビジュアル系バンドのライブに連れて行ってもらったことがありました。でも私そういう場所に慣れていなくて、ファンの方にも揉(も)みくちゃにされちゃったんです。そしたらそのときの彼氏様が、汗だくになりながら必死で私のことを守ってくれたんですよ。しかも、ちゃんとルールを守って私に触らないようにしながら! この場に及んでルールも守ってくれるとは! ルールも守って、私も守る。その誠実さに思わずキュンとしました。

レンタル彼女としてのプロ意識......試験内容とは?>>


あとは、こぢんまりとしたカラオケで、作文用紙3枚ぶんくらいにまとめた生い立ちからの自己紹介をされたこともありました。私は直前に普通の自己紹介をしていたので『あの自己紹介じゃ足りなかったのかも......!』と焦りましたね。アイドルファンの方にオシャレなレストランに連れて行ってもらったこともあるんですが、その方が店員さんを呼ぶときに大まじめにサイリウムを振りだしたこともありました。そう考えると変わった方もわりと多かったです(笑)。

1日に何人もの方とデートが重なるとちょっと大変でした。1人目が16時~18時、2人目が18時~20時、3人目が20時~23時とかだと、夕食を3回も食べることになるんです。3回とも軽めのものを食べるものの、帰る頃には胃がパンパン! それでも『実は今おなかいっぱいなの』とは絶対言わない。そこはプロ意識ですね(笑)」

――今後の目標は?

よもぎ:「元カノカフェを開きたいです。まだ構想段階ですが、お客さんが元カレで女の子が元カノという設定で、哀愁漂うやりとりができるのが売りです。元カノって言うと今の彼女よりも距離がある感じがしますけど、実はこっちの方が甘えやすいと思うんです。例えば、レンタル彼女に『キスしよう』って頼んでも絶対に断られちゃうので、お客さんは『やっぱり彼女じゃないんだ』って冷めちゃうじゃないですか。でも、元カノだったら『もうそういう関係じゃないでしょ?』って設定に乗っ取ったまま断ることができる。だからお客さんも女の子もタブーが減って自由に会話を楽しめるんです。もしかすると母性が売りになるのかもしれないですね。今は、女の子を集めてどこかのカフェを借りて実験的にやってみようと動いています」

サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 レンタル彼女時代の経験を生かして一躍人気ブロガーとなった"よもぎちゃん")


◆よもぎちゃん
レンタル彼女として2年間働いた経験を生かし、現在はブロガーとして活躍。レンタル彼女時代の体験談をつづったブログは、月間5万PVを達成。現在は元カノカフェを開くべく、クラウドファンディングを準備中。
座右の銘は、「事実は小説よりも奇なり」

(取材・文/沢野奈津夫@HEW

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ