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綾瀬はるかは一見飄々(ひょうひょう)としているが、実は負けず嫌いである。
22歳で単独での連続ドラマ初主演となった「ホタルノヒカリ」では、"干物女"のキャラクターを演じたため、天真爛漫(てんしんらんまん)でポワッとした感じに受け取られるが、実はガンバリ屋で強い意志を持つ女優である。
7月7日放送の「サワコの朝」は、そんな綾瀬の二面性を見事に見せるインタビューで、バリバリのキャリアウーマンが義母となる「義母と娘のブルース」と併せて視聴すると、極めて興味深い番組となっている。

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Japanese actress Haruka Ayase displays Japanese watch giant Seiko Watch's female wrist watch collection "Lukia" in Tokyo, March 2, 2016.(写真:つのだよしお/アフロ)


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■芸能界入りまで

広島県の農家に生まれ育った彼女は、小さい頃は男の子に交じって、膝を血だらけにして遊んでいるような活発な女の子だった。

芸能界入りのきっかけは高校一年生。
ホリプロのスカウトキャラバンが広島県に来たので、友人が受験すると言い出し、綾瀬は会場まで付き添って行った。するとキャラバンは、会場に来た全員に会うと言い出した。審査では自己PRの場があり、友人はまぶた裏返して変なダンスを踊ってしまった。続く綾瀬も、うさぎのモノマネをしたという。
番組内でも実際にやって見せているが、唇をすぼめてウサギのように細かく動かす芸は、絶品と言えよう。

5次審査ぐらいまであったが、綾瀬は次々に通過してしまった。
そして東京予選にお呼びがかかった。「東京は行ったことがないので、後先考えずに行きたかった」と、その時の気持ちを正直にしゃべっているが、それもトントン拍子に合格し、審査員特別賞となった。
ところがここからが変わっている。
東京まで付き添ってきた母は、合格がショックで、泣いて娘一人を置いて広島に帰ってしまったという。
  
合格はしたけれど、綾瀬にも特に芸能界で何をするという目標がなかった。
合格すると普通はすぐに上京して、次のステップを目指す。ところが綾瀬は、1年考えた末におっとりと東京に出てきた。「どこかで東京に行ってみたいって思っていたと今は思う」と言っている。

■煌(きら)びやかな芸歴

上京後の綾瀬の経歴は眩(まばゆ)いばかりだ。
19歳で連続ドラマ「世界の中心で、愛を叫ぶ」のヒロインに抜擢(ばってき)された。
ホリプロ45周年・TBS開局50周年記念作品「赤いシリーズ2005」では、3本シリーズの主演を石原さとみや深田恭子と各1シリーズずつ担当した。
21歳でヒロインを演じたドラマ「白夜行」は、人々の記憶に残る話題作となった。
23歳で主役となった映画『僕の彼女はサイボーグ』は、綾瀬のスタイルの良さ、かわいさなどの魅力はもちろん、映画にかける真摯(しんし)な姿勢が評判となった作品である。

テレビドラマでは他に、「ホタルノヒカリ」(22歳・主演)、「ROOKIES」(23歳)、「MR.BRAIN」(24歳)、「JIN-仁-」(24歳)、「ホタルノヒカリ2」(25歳)、「JIN-仁-完結編」(26歳)、「南極大陸」(26歳)と、毎年ヒット作・話題作に出続けてきた。
そして27歳の若さで主役に抜擢された大河ドラマ「八重の桜」。
さらに一昨年からは放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」の主役となった。
去年の「奥様は、取り扱い注意」、今クールの「義母と娘のブルース」を経て、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の出演も決まっている。

■強い意志と頑張り

大きな仕事が途切れないが、これは単に運が良いだけではない。
ブレークのきっかけとなった「世界の中心で、愛を叫ぶ」のヒロイン役は、オーディションで「やりたい」思いが強すぎて、緊張しすぎでセリフが書かれた紙を持つ手がブルブル震え、バリバリというノイズで「セリフが全く聞こえなかった」と評されるほどだった。
病気という設定で髪は剃(そ)り落したり、7キロ痩せたり、女優魂を遺憾なく発揮していた。
「八重の桜」「精霊の守り人」「奥様は、取り扱い注意」などでも、殺陣師(たてし)を驚かせるほどの運動神経と頑張りを見せつけた。
単に"かわいい""天真爛漫""運がいい"女優ではなく、明らかに強い意志と頑張りで勝ち取ってきた位置なのである。

演技については、「何歳になっても、難しいし、緊張する。変わらないんだなあって思う」と発言している。
そして何より、番組ラストで出てくる母の言葉が素晴らしい。
キャラバンに合格した際には、泣いて帰った母である。実際にはずっと応援してくれており、「ほどほどにして欲しいよ」と言っているようだ。綾瀬の努力と頑張りを一番分かった上での発言だろう。
今クール「義母と娘のブルース」は、そんな綾瀬のまた別の一面が見られるドラマである。ぜひ併せて「サワコの朝」で、素の綾瀬を確認しておきたいものだ。

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文責・次世代メディア研究所

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