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2013年に結成されたアイドルグループ"です。ラビッツ"のコンセプトは、笑いあり、涙あり、おじさんあり!? 40代会社員の部長と、女子高生の愛実、夏鈴、柚(リーダー)という異色のメンバー編成に、ネタ企画(とくにラーメン絡みはこだわり強し)の数々と、独自の存在感を発揮し続けている。目指すは海外進出だ!

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 40代男性と女子高生の異色アイドルグループ"です。ラビッツ")


40代男性と女子高生の異色アイドルグループ"です。ラビッツ"が登場>>


■対バン相手もスタッフも観客も仰天

――部長は、アイドルであると同時に、ですラビをプロデュースするレコード会社の社員でもあるんですね。なぜ自らメンバーになったのでしょうか?

部長:「オーディションを経て、この子たちをデビューさせるぞと決まったのですが、星の数ほどアイドルさんがいるのに、まだパンチが足りないと思ったんです。とびきりのパンチを加えようと思って、自分が入っちゃいました!」

――他の皆さんは、部長をどのように受け止めたんでしょうか?

柚:「この人は途中で抜けるのかなと思っていたんですが、3年くらいたった時点で、『あっ、これはこういうものなんだ』と気づきました......」

夏鈴&愛実:「(うなずく)」

部長:「ちょっと、何その言い方!」

アラフォーとJKの会話は成立する?>>


――今でこそアイドル界で、「ですラビはこういうグループなんだ」と認知されていますが、初期はどういう反応でしたか?

夏鈴:「びっくりされるよね」

柚:「部長がステージに立つと、会場がどよめきました」

愛実:「対バン相手にあいさつするときも『この人はなんだろう、スタッフかな? それにしては衣装すごいな......』みたいに戸惑われているのを感じていました。会場のスタッフさんもまさか部長も歌うとは思っていないから、『マイクは3本ですか?』って聞かれるんですよ」

――他のアイドルさんと楽屋が一緒のときは、部長はどうしているんですか?

部長:「基本隅っこにいて、楽屋が更衣室も兼ねている場合は、トイレで着替えていますね。たまに衣装で会場入りすることになっているイベントもあるんですが、そういうときは警備員さんに止められています」

――不憫(ふびん)......。

■入場無料、交通費2000円でライブにサクラ雇う

――ですラビといえば、バラエティ豊かな企画でも有名ですよね。シングルCDと即席ラーメンをセットで販売したり、ワンマンライブのチケットが1枚売れるたびにフィリピンの離島の子供たちに4食ぶんのラーメンをプレゼントする「1 Ticket 4 Ramen project」など、とくにラーメン絡みの企画にこだわりがありますね。

柚:「ラーメン付きCDを出すアイドルグループは結構増えましたが、私たちが元祖なんです! この3人でラーメンの味を考えたりもしているんですよ」

――ワンマンライブに入場無料、交通費2000円でサクラを募集する企画も話題になりました。

夏鈴:「ですラビのライブが初めての方限定で募集したので、いつもと違った雰囲気のライブになりました。ですラビは知っているけど、ちゃんと見たことはない方たちが『バイト代的に2000円もらえるなら行ってみようかな』って思ってくれたみたいです」

――そういったユニークなアイデアは、部長が中心になって提案していると聞きました。アイデアの軸としていることはありますか?

部長:「普通なら、使うお金と入るお金で収支バランスを考えるじゃないですか。でも自分は運営でありながら演者でもある強みを生かして、純粋に"笑顔の数をどれだけ増やせるか"をベースに企画しています。『なんでサクラを堂々と募集しちゃうの? 普通タブーでしょ』って思わず笑っちゃうし、ラーメンを海外に届けるとかもバカでしょ(笑)。でも、そこまでできるグループっていうのが、押しポイントなんです」

――運営かつ演者ということは、部長に休みはないのでは......?

部長:「平日はデスクワークで、週末はライブ出て。キツイですよ、うちブラックなんで(笑)!」

――もともと芸能活動の経験はあったんですか?

夏鈴:「ビジュアル系バンドやってたんだよねー?(笑)」

愛実&柚:「(爆笑)」

部長:「......そう(笑)。学生のときバンドやったり、フリーで音楽やってた時期もあったんですが、いつか不動産経営をするために今の会社に入って、音楽活動は落ち着くかなと思ってたんですけど、なぜか結局毎週ステージに立っている!」

■ハードコアからポップな楽曲に

――ダンスレッスンやボイトレに力を入れていたり、コンスタントにシングルをリリースするなど、話題作りが上手なグループである一方で、音楽面も重視していることが伝わります。

部長:「食、笑い、音の3本軸で活動しているので、やはり楽曲は大切にしていきたいと思っています」

――初期は部長のデスボイスが印象的な、ハードコア系の楽曲が多かったですね。そういった路線を貫くのかと思っていたので、最近はかわいい感じの曲が増えてきたのが少々意外でした。

柚:「昔の曲はすごく部長が目立ってたんですけど、ちょっと弱くなってきました(笑)。音楽は大事にしていますが、音楽性自体にこだわりがあるわけではないので、その時代の私たちにマッチした曲調をやれたらいいのかなと思います」

部長:「3人の魅力がどんどん上がってきているので、今は3人の魅力がフィーチャーされる楽曲を用意してもらっているんですよ」

愛実:「最近は私たちの歌割りが増えてきて楽しいです。昔の曲は転調多くて、全然頭に入ってこなかった(笑)」

部長:「ハードコアは小娘たちには難しかったかな?」

柚:「部長もオンチだから歌えてなかったじゃん!」

■筋肉アイドルユニットDEADLIFT LOLITA と台湾でツーマンライブ

――今後やってみたいことはありますか?

部長:「海外公演ですね。ですラビのコンセプト、ビジュアルはワールドワイドに受け入れられるものなんじゃないかと思っているので、ぜひ世界中に届けたい! ただ、1回やっただけでは結果は出ないんです。2回目、3回目と外国でライブをする場合、1回目に来てくれた人たちが何人友達を連れてきてくれるかとか、話題性や将来性などいろいろ考えていくと、今は時期尚早なのかもしれません。予算を用意した上で、きちんと未来につなげていく計画も立てられたら、どんどん海外進出していきたいです。まずアジア圏を攻めていこうと、今年3月に台湾のイベントに参加しました」

――現役プロレスラーでアイドルのレディビアードさんと才木玲佳さんによる"霊長類最強アイドルユニット" DEADLIFT LOLITAと7月28日に台湾でツーマンライブを開催することも発表されました。

夏鈴:「よく対バンさせていただいている相手なんですが、なんとなく通じるものがあるグループ同士ですよね。部長は脂肪ばかりで筋肉ないですけど(笑)」

部長:「向こうは筋肉、部長は贅肉でね。お互いファンサービスを重視しているグループですし、お客さんのいろんな笑顔を広げていこうと、クラウドファンディングなどいろんな企画を用意しています。日本の元気とカワイイを台湾に伝えられたら!」

――もともとグループのことを知らない人でも、ひと目見れば、「なんだこれは!?」となりますし、海外でも通用しそうですね。

部長:「『なんだこの人たち、どんなことやるんだろう、なんなんだろうと思ったら、3人が歌うし踊るし、あの変な格好の人も叫ぶんだ。なんか面白い、他のステージはどんなのだろう、次のライブはいつだろう』って、そうなったら作戦通りです! 国内でもアーティストさんがラインアップしている大型フェスに出てみたいですね。出ればお客さんも主催者側も面白がってくれると思うんですが、なかなかパイプがつながらない......(笑)」

柚&夏鈴&愛実:「えー、夏フェス出たいよ! 部長!」

部長:「頑張るよ! 頑張って偉い人とお酒飲みに行くよ!」

◆です。ラビッツ
最年少16歳の愛実、17歳の夏鈴、17歳の柚(リーダー)、40歳の部長の4人で、2013年11月結成。2016年11月、デスラビッツから、です。ラビッツに改名した。笑いあり、涙あり、おじさんありの総合エンターテインメント集団として活動中。
座右の銘は、愛実が「失敗を恐れるな」、夏鈴が「凡事徹底」、柚が「夢見ることができるなら、実現できる」、部長が「自由は秩序と共に、権利は義務と共に」。

(取材・文/原田イチボ@HEW

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