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日テレ木曜深夜のプラチナイト「探偵が早すぎる」が、猛暑の中で始まった。
何事をやるにもものすごく早い探偵・千曲川光を演じるのは滝藤賢一。探偵される十川一華役を演じるのは、話題沸騰中の広瀬アリスだ。W主演を取り巻き、ドラマを盛り上げる共演者は、水野美紀・片平なぎさ・佐藤寛太・南乃彩希・水島麻理奈・新山千春らだ。
原作は井上真偽の『探偵が早すぎる』。コメディタッチに描かれており、一見、漫画原作なのかと思わせるが、2017年に刊行されたレッキとした推理小説だ。

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(C)井上真偽/講談社 (C)読売テレビ


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■ドラマの設定

主人公の千曲川(滝藤賢一)は、一華(広瀬アリス)の家政婦で母親の代わりに一華を育ててきた橋田政子(水野美紀)に依頼され、一華を守ることを依頼され任務を開始する。
広瀬アリスは、もともとさっぱりした性格であるが、時に痛快なほど思いきりが良く、美貌とのギャップが豪快すぎて、面白すぎる!

今回のドラマ冒頭は、テーブルマナーを政子に叩(たた)き込まれるシーン。魚の皮をナイフとフォークでクルクルと丸めて、お皿の奥側へ置き、魚を一口大に切ってゆっくり頂く。一華の振る舞いは完璧に見えた。ところが政子の厳しいダメ出しで、喝を入れられてしまう。庶民的な暮らしをしている一華にはまったく無意味に見える厳しいしつけには、深い配慮と意味が潜んでいたのだ。"命を狙われるほどのご令嬢"だったのである!

■滝藤賢一の魅力

その命を守るように依頼されたのが、早すぎる探偵・千曲川光(滝藤賢一)。滝藤といえば、2008年に映画『クライマーズ・ハイ』で、新聞記者役の演技が注目を浴び活躍し始める。「外事警察」で連続ドラマ初レギュラーとなり、大河ドラマ「龍馬伝」・「踊る大捜査線」シリーズ・連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などで、脇役として多数のテレビドラマや映画に出演する。

そして社会現象にもなった「半沢直樹」(13年)で、主人公と同期の銀行員を演じて大ブレイク。以後、「BORDER」「ウロボロス~この愛こそ、正義。」「重版出来!」「グ・ラ・メ!~総理の料理版~」「ドクターX~外科医・大門未知子~」「貴族探偵」などに出演し、名脇役の地位を固めていった。特に当時妊娠中で産休に入る前の武井咲と共演した「黒革の手帖」では、出世ルートから見事に転落した銀行員役で、そのねっとりとした恨みを持つ感情を見事に演じ、役者魂を見せてくれた。

滝藤のストイックな役作りは有名な話だが、今回も一瞬誰だかわからないほど、滝藤賢一を脱ぎ捨てて、千曲川光になりきっている。
早いのは、探偵だけではなく、ツケがたまっているバーで、支払いを迫られ泣く泣く皿洗いをするのだが、その皿洗いも爆速だ! けがから退院した一華の車椅子を押すスピードも、道の渡り方も、とにかくメチャクチャ速い!

■広瀬アリスの魅力

広瀬アリスはファッションモデルからスタートした女優。妹の広瀬すずと一緒に『セブンティーン』の表紙を飾ったのは、同誌史上初の快挙として有名だ。女優としては、2017年のNHK連続ドラマ「わろてんか」で、漫才コンビの芸人役を演じ大きな存在感を見せ、コメディもイケる女優として花を咲かせた。

彼女の演技は、オーバーアクション気味なところが少し気になるが、整った顔の全てのパーツをフル回転させ思いきりが良いので嫌みな感じがない。むしろ爽快感さえ湧いてきて、好感が持てる得する存在と言えよう。この人は「自分の美貌に気づいていないのではないか」と思ってしまうほど、独特の雰囲気を漂わせているのである。

滝藤賢一と広瀬アリスの絶妙なコメディアンセンスが光り、ストーリーの主軸はミステリーであるのに、パフォーマンス性の高さが見ごたえのあるコメディドラマにしている。視聴者としては存分に楽しめる物語になっている。

音楽はイケガミキヨシが手がける。
Jazzベースにさまざまなジャンルを渡り歩き、都会的でハウスやフュージョン的な軽さが爽やかなサウンドを創り出す。IncognitoやPaprika soulを思わせる、ダンシングでグルーヴィな前向きな音楽が心地よい。ドラマのサウンドは俳優たちの演技を邪魔することなく、さらりと軽く、ハイセンスでハイクオリティな音楽を提供してくれている。

木曜の夜は、「探偵が早すぎる」で気分爽快、すっきり笑ってから、週末まであと1日となった金曜日を乗り切ろう。そんな気にしてくれる、一服の清涼剤のような作品である。

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コラムニスト:はたじゅんこ
監修・次世代メディア研究所

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