ここから本文です

お笑いコンビ・イワイガワの岩井ジョニ男と井川修司は、タモリ、三國連太郎、浅田美代子、佐藤浩市といった超大御所たちの元付き人。2人は、自身が行っているトークライブでも超大物と共演しているそう。目上の人に気に入られる方法を語ってくれた。

サムネイル

(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 お笑い芸人・イワイガワ)


お笑い怪獣・さんまがハマったイワイガワのギャグ>>

■タモリに根負けさせたジョニ男

――そもそも付き人というのは、"師匠と弟子"という関係性なのでしょうか?

井川:「僕はもともとお笑い志望だったのですが、当時は俳優の事務所に所属していました。そのときに浅田美代子さんが付き人を募集していることを聞いて、やらせてもらうことになったんです。浅田さんについていけば、浅田さんがレギュラー出演していた『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)の現場で、さんまさんの仕事を勉強できると思ったからです。芸事を直接教わるというよりは、芸能界のしきたりや、空気感を学ばせていただきました。なので、師匠と弟子という関係とは違います。佐藤浩市さんと三國連太郎さんのときもそういう感じです」

浜ちゃんの奥さん、小川菜摘の一言でインスタがバズった芸人>>

ジョニ男:「僕の場合は、こっちから仕掛けました。タモリさんの家の前に毎日おしかけて、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に向かうタモリさんを出待ちしていたんです。同じような弟子入り志望者はたくさんいたんですけど、何日かするとみんな諦めていなくなっていきました。それでも僕は1カ月くらい1人で粘り続けました。そしたら、急に家に呼ばれたんですよ。喜んで入ってリビングで待っていたら、バスローブにサングラスのタモリさんが来て、『この世界はさ、やっぱりフィーリングなんだよね。フィーリングっていうのは教えることできないからね。どんなに面白くても嫌われるような人間じゃダメだし、どんなにつまらなくても好かれれば売れるかもしれない。そういうことを君に教えることはできないから、もう二度と来ないでくれ。あと近所迷惑だし』って」

井川:「1回断られてるんですよ。しつこすぎて放っておいたらヤバイって判断したんでしょうね(笑)」

ジョニ男:「それで僕もうガックリきちゃって......。でも、改めて考えたら『タモリさんやっぱり良いこと言うなぁ。もっと話を聞いてみたいな』って思ったんです。それで次の日もタモリさんの家に行きました」

――断られたのにまた行ったんですか?

ジョニ男:「ドア開けたらまた僕が立っているから、タモリさん『え? 昨日言ったことがわかんなかったの?』って。それで僕が『昨日の言葉に感動してまた来ました!』って言ったら、『もうコイツダメだわ』ってタモリさん、膝から崩れ落ちてました(笑)。そこからまた20日間くらい通ったら、急に『運転免許持ってるの?』って言ってくれたんです。粘り勝ちですね」

器が大きすぎるタモリの怒らない伝説>>

■さんまとのトークライブ実現で「もう引退しようかな」

井川:「この人、本当に強引なんですよ。『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出させてもらえるようになったのも似たようなきっかけなんです」

ジョニ男:「出演オファーはなかったんですけど、最初の収録の日に勝手に差し入れ持って楽屋にあいさつしに行ったんですよ。そしたらさんまさんが『せっかく来たんだから出るか? カメラに写りやすいからモニター横に立ってろ』って言ってくれたんです。それで本番でイジッていただいて、それから毎週そこに立つようになって、"モニター横芸人"っていう言葉が生まれたんですよ。それを繰り返していたら、ひな壇の方に呼ばれるようになりました」

井川:「厚かましく行って、あとは大御所さんの優しさに救ってもらう。やり口は同じですね(笑)」

見学からレギュラーにのぼりつめた芸人>>

――大御所に気に入られているという話でいうと、井川さんも、三國連太郎さん、佐藤浩市さん、浅田美代子さんの付き人をしていた経験に加え、関根勤さんと2人で定期的にトークライブを行っていると聞きました。

井川:「本当にありがたい話ですよね。ゲストもまた豪華で、THE ALFEEの高見沢俊彦さんや、野性爆弾の2人なんかも来てくれたことがあります。今年10月には、なんとさんまさんが出演してくれることも決まってるんですよ。さんまさんですよ! すごくないですか!? それ終わったら僕引退しようかと思って。だって、関根勤と明石家さんまと3人でトークライブしたらもうテッペンでしょ(笑)」

ジョニ男:「それとはまた別にイワイガワの2人でやっているトークライブにも、この間ゲストで中山秀征さんが来てくれたんですよ。もう本当に大御所の方には面倒見てもらいっぱなしですね」

■大物の間で広まるジョニ男が一種のステータスに!?

三國連太郎がトランクにいつも積んでいた物>>

――大御所の方と一緒にいるときに心がけていることはありますか?

ジョニ男:「タモリさんに教わったんですけど、やれって言われたらすぐにやることですね。昔、タモリさんとフジテレビのプロデューサーさんと食事したことがあって、そのときにネタを見せてくれって話になったんですけど、僕が何を見せようか迷っていたら、料理が来て、ネタを見せる流れが無くなっちゃったんですよ。そのことをタモリさんに注意されて、以降は何も考えずにとりあえずやって、見ている人に面白いかどうかを判断してもらうようにしています。そもそも、面白いかどうかなんて自分では判断できないので(笑)」

井川:「すごく甘えたスタンスですけど、正解かもしれない。自己完結するネタって結構怖かったりするんですよ。MCさんからすれば、『もう成立してんじゃん』で終わりで、そこからイジッて広げようがないんです。でも、ジョニ男さんは不完全なまま出すから、MCさんも遊び甲斐があるのかもしれません。『さんまのお笑い向上委員会』ではそれが生きたんだと思います。ジョニ男さんの話は、大御所の話をそのまま持って来ているからためになりますね(笑)」

ジョニ男:「後は先輩と遊ぶときは、財布を持って行かないようにしています。先輩に甘えきって、身を委ねてしまうんですよ。それを見ていたずんの飯尾さんが、『ジョニ男さんが財布持って行かなくなったら、その先輩は大物になったという証』って言い出したんです。それから大物界隈(かいわい)では、僕の財布の有無が一種のステータスになっているみたいですよ(笑)」

井川:「ひどい話ですよね。ジョニ男さんは、とんでもない甘え上手で人たらしなので、このやり方はマネしない方が良いと思います(笑)」

◆イワイガワ
<井川修司>1973年5月17日生まれ、兵庫県出身。
三國連太郎、浅田美代子、佐藤浩市の付き人経験を持ち、俳優としてドラマ出演も経験。また、運動神経にも定評があり、陸上競技でジュニアオリンピック出場経験を持つ。座右の銘は、「死ぬときはひとり」

<岩井ジョニ男>生年月日非公表、千葉県出身。
タモリの元付き人。他にも、廃墟マニア(昼限定)、トンネルマニアなど、さまざまな顔を持つ。特技はビンテージスーツの仕入れ。座右の銘は、「政治が悪いんだよ、政治が」。

(取材・文/沢野奈津夫@HEW

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ