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メイプル超合金のカズレーザーに弟子入りしたなかがわりょうと、元NHKフロアディレクターという異色の経歴を持つ山本陽平。そんな2人からなる若手お笑いコンビのフランスピアノが、「とにかくすべてが赤い」「鍋のアク取りが大好き」というカズレーザーの知られざる素顔について語った。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 お笑い芸人・フランスピアノ)


カズレーザーが弟子に伝えた"売れるための教え"とは>>

■弟子に対するカズレーザーの神対応とは

――なかがわさんはテレビ朝日系「金曜★ロンドンハーツ」のドッキリ企画で初めてカズレーザーさんとお会いしたそうですが、そもそもどういった経緯で弟子入りすることになったのでしょうか?

なかがわ:「最初は『知らないやつが急に弟子入りを志願してきたらどんな反応をするか』というだけの迷惑なドッキリだったんですけど、1秒でカズさんからOKをもらえたので企画が破綻してしまったんです(笑)。ただ、カズさんの親切さを見たスタッフさんの判断で、急きょ1年間の密着企画に切り替わりました」

山本:「その日の夜にはもう飲みに誘ってもらっていましたからね。最初から本当に弟子として見てくれていたみたいです」

なかがわ:「もともと尊敬している芸人さんだったので、僕からすれば弟子入りできてラッキーでした。ずっと騙(だま)しているような形になってしまって心苦しかったんですけど、企画終了後も"師匠と弟子"の関係を継続できてうれしかったです」

カズレーザーの弟子が作ったネタ「学校の先生」>>

――放送後はカズレーザーさんの数々の"神対応"が話題になりました。

なかがわ:「僕が送ったネタの動画を文字起こしして、全箇所にチェックを入れてくれたのは驚きました。賞レースに向けて、『M-1グランプリではこういう部分は無駄だからカットしよう』と具体的なアドバイスまでいただきました」

山本:「僕はカズさんの弟子ではないんですけど、コンビごと面倒を見てくれましたし、助言をくれるときも僕たちのやり方をすごく尊重してくれました。頭ごなしに否定することは絶対にないですね。結局、『M-1グランプリ』は2回戦で落ちちゃいましたけど」

なかがわ:「そのときもカズさんは僕らが伝える前から結果を調べてくれていて、しかも『力になれなくてすみません』と向こうから頭を下げてきたんです。どう考えてもこちらが謝るべきところなのに......。本当にすごい人だと思いました」

■謎に包まれたカズレーザーのプライベート

――弟子のなかがわさんから見て、普段のカズレーザーさんはどんな方なんでしょうか?

なかがわ:「カズさんってプライベートでも本当にあのままなんです。いつも真っ赤な服装で、部屋着も赤いし、なんならパソコンもトイレのマットも赤い。意図的にオンとオフを作らないようにしているというか、オフの状態でも知らない人が見たらオンに見えちゃうんですよ。とにかく赤いですし」

山本:「学生時代から赤かったらしいので、一貫してますよね。赤いことに意味があるのかはわかりませんけど(笑)」

なかがわ:「あと、先輩風を吹かせて偉ぶったりすることはまったくないですね。焼肉屋で僕らが肉を焼こうとしても、『いいよいいよ』って率先して自分で焼くんですよ」

山本:「僕も何度か飲み会にご一緒させてもらったんですけど、後輩が後輩っぽいことをしているのが純粋に苦手みたいで、僕たちに対してもずっと敬語なんです」

――信じられないくらい人間ができていますね。

山本:「飲みの席でもめちゃくちゃ整理整頓するんですよ。僕が見たときは、いつもおしぼりを奇麗に丸めて整えてました」

なかがわ:「鍋のアク取りもすごく好きみたいです(笑)。それでいて弟子の僕にそれを押し付けるわけでもないので、単純にキチッとした性格なんだと思います」

――弟子よりも積極的に弟子のようなことをしているんですね。カズレーザーさんと接する中で、芸人として特に勉強になったことはありますか?

なかがわ:「飲み会でふざけて話しているときも、ひとつひとつのボケがすさまじく速いんです。それを目の当たりにするたびに『うわあ、これが売れてる人か』って痛感します」

山本:「彼は飲みに行くたびにちょっと心が折れるみたいです」

なかがわ:「カズさんはお笑いについて熱く語るようなタイプではないんですけど、若手のころは1日1本、毎日必ずネタを書いていたという話は刺さりました。カズさんっていつも飄々(ひょうひょう)としていて、ストイックなイメージはあまりないじゃないですか。努力を表に出さないというか。でも、すごくマジメにお笑いのことを考えている人だと思います」

■"実家暮らし芸人"の強みを生かす

――山本さんはNHKのフロアディレクターという変わった経歴があるとのことです。テレビ業界は激務というイメージがありますが、給料はどうだったんでしょうか?

山本:「下請けの制作会社だったんですけど、給料はめちゃめちゃよかったです。夜勤があって、深夜手当や残業代も全部出るんですよ。休みも全然ないので友達と出かけることもないですし、食事も時間がないのでコンビニで買って食べるくらいで、とにかくお金を使う機会がありませんでした。だから貯金だけどんどんたまっていって......。当時の貯金はまだ若干残ってます」

なかがわ:「僕らはどちらも実家暮らしなんですよ。芸人はハングリー精神が大事とか言いますけど、やっぱり目の前のごはんを食べちゃいますよね。無料のおいしいごはんを」

山本:「僕は去年1年間、バイトもせずに貯金だけで暮らしていましたから。完全に実家の強みです」

なかがわ:「周りの芸人からは『電気止められた』とか『ガス止められた』とか聞くんですけど、マジで意味がわからないですね」

――いや、意味はわかります(笑)。

山本:「まあ、でも止まらないので」

なかがわ:「実家の電気って止まらないじゃないですか」

――確かに、基本的には止まりませんね。

なかがわ:「カズさんの教えで『売れてない人がやっていることをやらない』というのがあるんですけど、バイトにかまけて芸事がおろそかになるのもそれに当てはまると思います。バイトする時間でネタを考えることの方が芸人にとっては有益なのかな、と」

――なるほど、そう考えると実家暮らしは強みですね。所属事務所も決まり、本格的に芸人として活動していくことになったフランスピアノですが、今後の目標を教えていただけますか?

山本:「コントも漫才も両方やっているので、今年こそは『キングオブコント』や『M-1グランプリ』でいいところまで行きたいと思っています」

なかがわ:「やっぱりテレビで自分たちのネタをやりたいですね。カズさんに弟子としての姿を見せるには、大きな場所でネタを披露するのが一番ですから」

◆フランスピアノ プロフィール

〈なかがわりょう〉1992年5月5日生まれ、千葉県出身。
ツッコミを担当。カズレーザーに弟子入りした当時はアマチュアだったが、現在はフランスピアノとして株式会社グレープカンパニーに所属している。特技は「すごく毛深い」とのこと。座右の銘は、「好きなことをやってお金を稼いで、好きなものを買って、好きな人と子と暮らしたい」。

〈山本陽平〉1993年7月14日生まれ、埼玉県出身。
ボケを担当。以前はNHKのフロアディレクターとして報道番組などを担当していた。「日本にほとんどプレイヤーがいない」というマイナーなサッカーゲーム『Dream League Soccer 2018』で世界ランキング1位の腕前を誇る。座右の銘は、「心に描いた夢は、必ず叶う」。

(取材・文/曹宇鉉@HEW

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