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作詞作曲から物販のグッズ作りまで、松山あおいはほぼ全てのプロデュースを自らが行っている。"クリエイティブおねえさん"と名乗り、大森靖子とピエール中野(凛として時雨)から活動を評価された彼女だが、セルフプロデュースを始めた理由は、前の事務所で起きた"ある事件"にあった。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 松山あおい)


・セルフプロデュースアイドルの奇妙なライブ風景>>

・アイドルがアルバム制作で要求されたモノ>>

・アイドル・松山あおいが手作りグッズを作る訳>>

■グッズはほとんど手作り「Tシャツも手刷りで作ってた」

松山:「ライブやイベントで販売している物販のグッズは私が全部手作りしています。たとえば、定番になっているハチマキは、100円ショップでハチマキを買ってきて、1枚1枚『あおい』の文字のワッペンを貼り付けています。1番手間がかかっているのは、花の形のアイロンビーズですね。1つ作るのに1時間くらいかかります。その上、失敗も多いのでコスパが悪いんですよ。まぁ、失敗したのも売るんですけどね(笑)」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 松山あおい)


――青い人形が気になるのですが?

松山:「『青い人』ですね。デッサン人形を買ってきて青く塗ったものです。顔も1体1体違うんですよ。色ムラはありますが、それも個性と捉えてくれれば(笑)」

――かなり制作が大変そうですが、もしもグッズがもっとたくさん売れるようになったらどうするんですか?

松山:「それは業者にパスです(笑)。別に手作りにこだわっているわけじゃなくて、あくまでファンの方に安くグッズを届けるため、コスパを追求した結果なんです。以前はTシャツも手刷りで作ってたんですけど、さすがに20枚が限界でした......(笑)」

■『ビバラポップ!』オーディションで受賞

松山:「楽器はあんまりできないんですけど、作詞作曲も自分でやっています。なんとか形にして、それを元に編曲家の方と相談して作ってます。方向性とかコンセプトなんかも自分で考えて決められるのは楽しいですね」

――正統派の楽曲が多い中、「おねえさんクッキング」は有名な楽曲のメロディを2つも組み合わせて、歌詞も「著作権危ない。音程ずらせば大丈夫」というフレーズを盛り込んでいる攻めた曲でした。

松山:「思いきってふざけた楽曲を作ったおかげで、今年5月に行われた音楽フェス『ビバラポップ!』のオーディションで、大森靖子さんとピエール中野(凛として時雨)さんのお2人それぞれから、審査員特別賞をもらうことができました。また違うイベントや、来年の『ビバラポップ!』でお2人とお仕事できたらうれしいです。すごくありがたい経験をさせてもらいました。

かといって、ああいうふざけたコンセプトで今後どうにかなろうとは思ってないです(笑)。あくまでもその時に思いついた楽しいことをやっているだけなので。でも、全然違うタイプの曲を自由に作れるのも、セルフプロデュースならではなのかもしれませんね。普通だったらあんなに持ち歌に振れ幅は作れないと思います。ライブのMCなんかも、誰も怒る人がいないのでかなり自由にやってます。文章とか映像で残らないときは特に(笑)」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 松山あおい)


■前の事務所で起きた事件「突然怪しい人が訪ねてきて」

――自由にやりたくてセルフプロデュースを始めた?

松山:「いえ、大人に騙されかけたからです(笑)。ちょっと複雑な話なんですけど、私が前に所属していた事務所に突然怪しい人が訪ねてきたんです。それで私に『100万円くれたらアルバム作ってあげるよ』って言い出した。明らかにおかしな状況なのに、事務所の人もその怪しい人と意気投合しちゃって、私から100万円をむしり取ろうとしてきたんですよ。やばいやばいと思いながらも話が進んじゃったんですけど、契約直前で逃げてきました。小さい事務所は変なところが多いから、これからアイドルやりたい人は気を付けないといけません。

それがきっかけになって、全部自分でやろうとセルフプロデュースを始めました。もう簡単には人を信用できない(笑)。だからこそ今は、信頼できる何人かにだけ声をかけて活動させてもらっています。事務所に入ってないと、夏フェスとか大きなライブに出づらかったりと大変なことは多いのですが、それは仕方ない。そのぶん負けるもんかって燃えますね。もっともっと集客して、オファーせざるをえないような存在になりたいです」

――今後の目標は?

松山:「もとはアニソンシンガーに憧れてこの世界に入りました。今はアイドルという形だけど、最終的には歌のおねえさんになるのが目標です。それは別にNHKの歌のおねえさんになるってことじゃなくて、子供からお年寄りまで全年齢対象に歌を届けられる存在になりたいってことです。これからもずっと楽しく自由に続けていけたら良いですね」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 松山あおい)


◆松山あおい
1993年10月10日生まれ、埼玉県出身。
自らを"クリエイティブ歌のおねえさん"と称し、楽曲、衣装、グッズなどほぼ全てを自分で手掛ける。声優や、KONAMI音楽アーケードゲーム・ポップンミュージックに楽曲提供するなど、その活動範囲は広い。座右の銘は「今動き出す心に素直に」。

(取材・文/沢野奈津夫@HEW

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