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そらるがテレビアニメ「ゴブリンスレイヤー」エンディングテーマとしてオンエア中の楽曲「銀の祈誓」を11月28日にリリースする。動画の総再生数が2億再生を突破し、Twitterのフォロワー数が123万人を超えるほど熱い視線を浴びる中、作詞、作曲を自身で手がけた本作に込めた思いを語ってもらった。

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そらる、ニューシングル「銀の祈誓」を11月28日にリリース


・【ミュージックビデオ】そらる 「銀の祈誓 イラストMV」(2018.11.28 Release)>>

・【ミュージックビデオ】そらる 「ビー玉の中の宇宙」(2016.07.19 Release)>>

・【ミュージックビデオ】そらる×はるまきごはん 「グッドナイトフォール」(2017.11.8 Release)>>

■衝動や葛藤を秘めて戦う主人公を表現したかった

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そらる、ニューシングル「銀の祈誓」を11月28日にリリース


――そらるさんが音楽活動を開始して10周年。動画投稿サイトの歌い手としてスタートし、今ではアリーナクラスの会場でワンマンを開催するほど注目を集めていますが、この状況をどう受け止めていますか?

そらる: 今でこそネットから人気が出てデビューすることは普通に受け止められていますけれど、僕が音楽を始めた頃はネットで投稿すること自体がまだ珍しかったんです。少数の人たちがそういうことをしているのを見て楽しそうだから、自分もその輪の中に入りたいなって。だから、音楽を仕事にするなんて想像もしていなかったし、運が良かったなと思います。楽しいことと同じぐらい悩みもありますけど、人生1回しかないし、何があるかわからない。今みたいに好きなことをやって生きていけているのはうれしいです。

――10周年のアニバーサリーイヤーの第1弾シングル「銀の祈誓」はテレビアニメ「ゴブリンスレイヤー』のエンディングテーマとしてオンエア中です。タイアップの話が来たときはどんな気持ちでしたか?

そらる: もともと『ゴブリンスレイヤー』の原作の漫画が好きで読んでいたんです。「ぜひやらせてほしい」って光栄でした。

――「銀の祈誓」は陰りのあるギターのアルペジオにノイズが絡むイントロからひきこまれました。そこからエッジのあるロックサウンドに移行していく展開で激しさもあれば切なさもあります。

そらる: 作品がダークファンタジーで、精神的にも肉体的にも戦うこと、あらがうことが描かれていると思ったので、そこを表現したかったんです。曲にもストーリー性を持たせたかったのでアルペジオから入って激しくなるセクションがあって落としてから、サビで盛り上がる構成も物語の世界観だったり、主人公の葛藤を表現できるように。戦う主人公を連想させると同時にメッセージ性を持たせられたらいいなと思って作りました。

――歌詞には絶望、失望を超えていこうとする意志が感じられますが、それもストーリーとリンクさせたんでしょうか?

そらる: そうですね。主人公"ゴブリンスレイヤー"がゴブリンを退治する動機が絶望から始まっているんです。それでも折れることなく抵抗し続けることを選んだんだと思うのですが"もし自分だったらどう感じるんだろう"という主観的な視点も混ざっています。

――ちなみにそらるさんの主観というのは?

そらる: 漫画やアニメに限らず小説も映画もゲームも全ては描ききれないものだと思うんです。表現されていない日常や心情があるはずなので、自分が同じ経験をしたとしたらどうなるか想像して書きました。主人公は職人のように黙々とゴブリンを殺していく寡黙なキャラクターですけれど、きっと内側には渇望だったり衝動だったり渦巻いているものがあるはずだし、少なくとも自分が思うことを、サビでは全面に出しています。

――現在はイラストMVが公開されていますが、そらるさんが出演しているミュージックビデオの見どころを教えてください。

そらる: アニメとはまた別のベクトルのミュージックビデオです。原作ありきで生まれた楽曲なので"ダークファンタジー"という世界観に沿ってMVを作っていただいたりゅうせーさんに荒廃した世界だったり、非現実感を出したいという話をさせてもらいました。生々しいリアルな部分も混ざっていて、自分の内面も表現されているカッコいい映像に仕上がっていると思います。

■歌ものが好きなので特にサビのメロディは重視しています

――カップリングの「ゆきどけ」は純愛だからこその切なさや痛みが表現されていて、メロディが美しくビートも立っている。

そらる: 初めての自分のソロシングルのカップリングなので"こういう曲を歌っていきたい"と思うものを好きなように作った曲です。もともとロックバラードが好きなのでテンポを落としすぎないように。リリースされる季節にしっくりくる冬の曲を書きました。この歌詞に描かれているのは、実は病室なんです。

――"真っ白なシーツで"という描写が出てきますね。

そらる: はい。"真っ白に包み隠された 僕と君の秘密の場所 "と表現しているんですが、女のコが病気でタイムリミットがあるという状況を雪どけに例えています。溶けていくのがわかっていても見ているしかないっていう。消えていく生命と雪を重ねあわせて書いた曲です。

――そらるさんの澄んだ声を生かすメロディだと感じました。曲を作るときにやはり自分で歌うことを意識するんですか?

そらる: ギターで弾き語りで作っていくので自ずと歌いやすくなっていると思います。ただ、そこからまたメロディを何パターンも考えて選んでいくので最初は鼻歌で作っても最終的に全然違う歌メロになることも多いですね。メロディはめちゃくちゃ考えます。

――これまでにたくさんカバーもされていると思いますが、メロディが立った曲がお好きなんですか?

そらる: やっぱり歌ものが好きですね。特にサビのメロディの耳ざわりの良さは重視しています。

■6大都市ツアー......区切りの10年だから喜んでもらえるものに

――そして今作には初音ミクさんが歌った動画がアップされていてご自身もライブで歌われている「嘘つき魔女と灰色の虹」のアコースティック・バージョンが収録されていますが、この曲をセレクトしたのは?

そらる: 唯一、ボーカロイドのニコニコ動画に投稿して多くの人に聴いてもらっている曲であり、知ってもらうキッカケにもなると思ったので入れました。過去と切り離して考えるつもりもないので。

――そらるさんの曲にはどこかに孤独感があって、感性が鋭い思春期に感じる大人に対しての疑問符がある気がします。

そらる: 僕自身、多感な時期に大人を無責任だと感じていたこともありますし、大人になるにつれて鈍感になっていく自分に対しての自虐や心細さみたいなものが出ているのかなと思います。子供って背負っているものが少ないがゆえに良くも悪くも勝手じゃないですか。でも、まわりを気にしているよりも自分の世界を持っている人のほうが僕には魅力的に映るんです。だから、ひたむきで純粋な少年時代のほうが描きやすいのかもしれない。大切にしているものがあって好きなものを好きでいたい。でも、いつしかそんな簡単なことも難しくなってしまうので、本当はそうありたいっていう思いが曲に出ちゃってるんでしょうね(笑)。

――最後に2019年3月から始まる6大都市ワンマンツアーはどんなものに?

そらる: 今回は観に来てくれる人のことを意識した内容にします。10周年を迎えられて「ファンのみなさんのおかげです」って言う方が多いですけど、自分もそう思えるんです。いろんな人に支えられて今の自分があるし、それは聴いてくれる人がいるから。10年はちょうどいい区切りなので集大成というか、喜んでもらえるものにしたいです。今回のシングルで新たに知ってくれた人には"こういう活動をしてきた人なんだ"って余すことなく知ってもらえるようなライブにしたいです。

・【ミュージックビデオ】そらる 「銀の祈誓 イラストMV」(2018.11.28 Release)>>

・【ミュージックビデオ】そらる 「ビー玉の中の宇宙」(2016.07.19 Release)>>

・【ミュージックビデオ】そらる×はるまきごはん 「グッドナイトフォール」(2017.11.8 Release)>>

◆ひきこもりたちでもフェスがしたい!~世界征服前夜@幕張メッセ~
11月3日(土)千葉幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
11月4日(日)千葉幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール

◆SORARU SPRING TOUR 2019(仮)
3月10日(日) 宮城SENDAI GIGS
3月16日(土) 北海道ZEEP SAPPORO
3月24日(日) 大阪ZEPP OSAKA BAYSIDE
3月26日(火) 福岡ZEEP FUKUOKA
3月28日(木) 愛知ZEPP NAGOYA
4月13日(土) 千葉幕張メッセ国際展示場4・5・6ホール
4月14日(日) 千葉幕張メッセ国際展示場4・5・6ホール

■そらる プロフィール
歌手でありソングライターでありエンジニア。1988年11月3日生まれ。 宮城県出身。名前の由来は、空を眺めるのが好きなことから。2012年に1stアルバム『そらあい』をリリース。2017年にシングル「解読不能」「アンチ クロックワイズ」を2枚同時発売。オリコンウィークリーランキングでTOP5入りを果たし、同年8月に行った自身初の武道館2daysではセンターステージで合計26,000人を動員した。2018年11月28日にテレビアニメ『ゴブリンスレイヤー』エンディングテーマ「銀の祈誓」をリリース。2019年3月から全国ツアーを開始。まふまふとAfter the Rainとしての活動も行っている。座右の銘は「低燃費」。

(取材・文/山本 弘子)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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