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5年前の偽スクープのせいで、人生をめちゃくちゃにされた藤崎紗羅(松本まりか)が、顔も声も整形し亜梨沙(山口紗弥加)となって復讐劇に奮闘する「ブラックスキャンダル」。
第8話は衝撃続きのドロドロのズブズブな展開だった。そして注目の第9話。復讐のためならどんな手を使っても、憎い相手をつぶしてきた亜梨沙だったが、これまでにない最大のピンチに見舞われてしまった。

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読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「ブラックスキャンダル」(毎週木曜23:59~24:54)


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■松井玲奈vs.山口紗弥加

これまで唯一の理解者と信じていた後輩の阿久津唯菜(松井玲奈)が、実は亜梨沙を裏切っていた。しかも自分に仕返しを仕掛けてきた。復讐劇を演じていたのは、亜梨沙だけではなかったのである。

それにしても第8話で怪演を見せた松井玲奈の大ドンデン返しは、すごすぎた。
松井玲奈と山口紗弥加の取っ組み合いのケンカ。首を掴(つか)まれ、顎を握りつぶすように抑えられ、醜く歪(ゆが)んだ山口紗弥加の顔。その真正面で、卑劣にも鬼畜の笑いを浮かべる松井玲奈のすごみ。
はっきり言って、完全に乗り移っちゃってる。笑ってる時の目も怖すぎる。完全にぶち壊れてしまった喜怒哀楽の表現力。そんなパワーが、松井玲奈のどこに潜んでいたのか。アイドル界の修羅場と競争のし烈さを知り尽くしているからこそ、あそこまで演じられたのかもしれない。

憎しみに溺れるオンナ同士のバトルに、はっきり言ってドン引きしてしまった。と同時に、二人の女優魂をかけた名演技に引き込まれてもいた。中毒にかかったような奇妙な感覚だった。
しかし何とこのシーンも、ラストスパートした物語の、一つの通過点に過ぎなかったのである。

■安藤政信vs.山口紗弥加

過去に紗羅を信じることができなかったことを悔いていた純矢(安藤政信)は、顔も声も一変した亜梨沙に謝罪をするため、亜梨沙のマンションで一夜を過ごした。一方で亜梨沙は、純矢との関係を終わらせるため、純矢と向き合うことにしていた。
つい先ほどまで顔を歪(ゆが)ませて憎しみの真っただ中にいた山口紗弥加が、一人の男を思う、別れを決意した大人の女に変わり、狂い咲く。
嵐が去った後のような静けさを身にまとい、美しく香り立つその表情や雰囲気。きっと10年前の山口紗弥加では演じ切れなかったであろう。いろいろ経験を積んだ今の山口紗弥加ならではの魅力ではないだろうか。
二人の絡みは、苦い過去なくしては語れない大人の関係と、ビターな心の交差が生み出す甘美な世界だった。

■ゲス過ぎる展開

そして、それだけでは終わらない衝撃が、次々と展開された。
純矢と亜梨沙の密会を知った唯菜は、夏恋を装い亜梨沙を呼び出す。そして二人は取っ組み合いとなり、道に飛び出してしまった唯菜は、まさかの交通事故に遭ってしまった。

それでも純矢は、唯菜を支えるという。ところが純矢が開いた記者会見に突然現れた結菜が、亜梨沙の正体を暴露してしまった。
さらには、復讐の始まりとなった5年前のスキャンダルにまつわる、重要な事実が明らかになっていく。顔も声も整形し別の人生を生きようとするのだが、否応なく過去に引き戻され、錯乱とパニックのスパイラルに引きずり込まれていく亜梨沙。
またしても、山口紗弥加の演技力の高さを見せつけられるシーンが続く。

ため息つく暇もない衝撃のオンパレード。50分はあっという間に過ぎてしまう。
改めてゲス過ぎると思い知らされるこの作品。演出の存在感、シナリオの緻密な構築性、そして魂を削ってでも演じきる俳優陣たちの演技力に、完全に打ちのめされ、圧巻としか言いようがない。

純矢とは一体何者なのか。
彼が起こした全ての事件の真相が、ラストに向けて次々と明らかになっていく。
果たして、亜梨沙はどうする!?
「ブラックスキャンダル」中毒は、最終回まで見続けなければ、永遠に続くだろう。

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コラムニスト:はたじゅんこ
監修・次世代メディア研究所

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