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DEAN FUJIOKAによるライフワーク=音楽活動を代表するアルバム作品『History In The Making』が完成した(1月30日発売)。前作1stアルバムから3年。世界的人気作となったTVアニメ「ユーリ!!! On ICE」の主題歌「History Maker」をはじめ、日・中・英の3言語を駆使して、Wave~トラップ~フューチャーベースなど、世界基準のサウンドを奏でるミュージシャンとしてのこだわりについて話を聞いた。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


【ミュージックビデオ】「History Maker ~HITM Ver.~」(テレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」オープニングテーマ)>>

【ミュージックビデオ】「Maybe Tomorrow」(ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」主題歌)>>

■ある意味ドキュメンタリー・フィルム的な一枚というか。

―― アルバム『History In The Making』は、DEANさんが日々アップデートされてきた音楽制作におけるヒストリーを感じられる作品に仕上がりました。曲順が、時系列に並んでいるのも示唆的ですね。まず『History In The Making』が完成した感想から聞かせてください。

DEAN: 自分の制作環境が東京に移って、リスタートを切るきっかけを「History Maker」(「ユーリ!!! On ICE」の主題歌)にもらいました。あれから、怒涛(どとう)の日々でしたが気づいたら3年がたちました。ある意味ドキュメンタリー・フィルム的な一枚というか。この期間の、音楽的な変化であり成長。それこそ、反省点や失敗も含めての成長だと思っていて。それが次の曲、その次の曲に対してのアイディアとなり、日々制作のエネルギーになりました。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


―― 作品ごとにさまざまなチャレンジを感じられる音作りですよね。

DEAN: 東京ベースだけでなく、中華圏のクリエイターとのコラボレーションやジャカルタで作った曲もあったり。ライフスタイルとして、自然な形で今回のアルバムを完成させることができました。

――「History Maker」のイントロダクションを改めて聴くと、高らかなファンファーレが鳴り響いていて、アルバムの1曲目に最初から決まっていたかのような印象を受けました。3年かけて、見事に作品のピースがそろっていきましたよね。「History Maker」はアニメやYouTubeを通じて海外での人気も高く、DEANさんの楽曲として世界へ"ひとり歩き"しているナンバーだと思いますが、どんな存在の曲になりましたか?

DEAN: 不思議ですよね。他の国にいると"あの「History Maker」っていう曲をやった人"っていうのが前に出ている印象があって。もちろん日本だと俳優の仕事が大きくて。日本でここ5、6年間ですかね。やらせていただいたそれぞれの仕事からの印象が強くあると思うんです。でも、全くそういう状況を知らない方が、「『History Maker』を作って歌っている人が、新年に『レ・ミゼラブル』の日本版をやってるらしいよ」みたいなコメントをされていて......。あと、「映画『鋼の錬金術師』のロイ・マスタング役演じていた人って、あの『History Maker』の......」みたいな。住んでいる地域によって印象が変わるので、時空のねじれみたいな感覚で伝わってくるのが、すごく面白いですね。

■喜怒哀楽ある人間として、物語の曲線みたいなものを大事にしています

―― DEANさんにとって大事な曲になりましたね。そして、本作のタイトルにも結びついています。

DEAN: そうですね。2年間、「DEAN FUJIOKA Live 2017 "History In The Making"」、「DEAN FUJIOKA 1st Japan Tour "History In The Making 2018"」というツアーをやってきて、制作だけじゃなくてライブ活動でも自分のなかで大きな変化がありました。それを、アルバム作品としてドキュメンタリータッチで切り取ったときに、まだ過程=History In The Makingというプロセスだったことを込めて"一歩一歩着実に前に進むことをあきらめずに頑張ります"みたいなタイトルになりました。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


―― 楽曲を作られた時系列での曲順は必然なんですね。

DEAN: 一番自然でしたね。ベストだと思うしシンプルだし一番強かった。それに、こういう取材の機会などで、自分が3年の間にやってきたことを素直に話しやすいなと思って。一番説得力がありますよね。

―― DEANさんのミュージシャンとしての一面を知らない人が聴いたら、驚きの作品だと思います。アルバムではEDM以降のサウンドセンス、世界基準のダンスミュージックと向き合って、ご自身のメッセージ性を織り交ぜ独自に表現されていました。EDM以降の新しいサウンドと向き合うことは、DEANさんが音楽制作に向かうモチベーションとして大きいのでしょうか?

DEAN:そう言われてみると、たしかにそんな側面もあるかもしれないです。でも、自分のなかでは特に新しいものを意識して取り入れていこうとはしていないんです。日常的に聴く音楽では古いものも聴きますし、でも、もちろん新しいものも聴いていて、自分が"ハッ"としたり、すごいなって思うことが音楽表現には自然に消化されてアウトプットされています。その上で、何を伝えたいかが大事かなと思っていて。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


―― より本質的なところですね。

DEAN: 情緒というか曲の持つ物語というか。それがどんなサウンドを求めているかということに、真摯(しんし)に向きあっていたいなと思っています。選ぶ言葉であったりメロディーもそうなんですけど。自分にとって1番しっくりくるものというか、自分に対して説得力があるものというか。聴いていて感情が揺さぶられたり、心拍数が高くなったり、興奮したり、落ち着いたり、真摯(しんし)な気持ちになったり、誠実な気持ちになったり。喜怒哀楽ある人間として、物語の曲線みたいなものを大事にしています。その上でのサウンドチョイスだったり、アレンジの実験なんですよ。

■"ドラマ作品にとってBESTなテーマソングは何かな?"みたいな感じで

―― 今回、先行配信もされた新曲「Maybe Tomorrow」もピュアなサウンド感がすごくよくて。ご自身が出演されないドラマへの主題歌提供という新しいスタイルとなりましたね。

DEAN:そうですね、はじめてのパターンでした。今回は、本編と距離を置いたかたちで、1人のミュージシャンとして"ドラマ作品にとってBESTなテーマソングは何か?"という形で作らせてもらいました。

――真っすぐなラブソングであり、ファンタスティックな感じなんですけど、ドラマのストーリーの影響なのか、少し後ろ髪が引かれるような切なさがある曲で。絶妙な塩梅ですよね。

DEAN:けっこう苦労しました。最初にいろいろ打ち合わせをさせてもらって、進めようと思っていた方向性が自分のなかでダメだなと思って。1回曲をまっさらに戻したんです。アイディア自体が悪いんじゃなくて、このドラマとの相性という意味で。それこそ、ファンタスティックな相乗効果を作るにはこれでは違うなってゼロから作り直して。けっこう大変でしたね。スケジュールがタイトだったから(苦笑)。

――ただでさえ忙しそうですからね(笑)。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


DEAN: 作品のコメディータッチって力強いなって思ったんです。悲壮感漂うだけではダメだっていう。もちろん主人公が20歳まで生きられるかわからないっていう病気の子と、それを支える女の子の献身的な愛がテーマではあるんですけどね。そこを音楽でも落ち込むような感じにしてしまうと、雰囲気としてはいいような感じに思うかもしれないけど、全然読み違いをしてるんじゃないかなって。

―― それは大きなポイントかもしれませんね。視点の変化。

DEAN: それでシャッフルの跳ねたビートをスウィングさせて生命力の力強さ、生きる意志を感じるビートに組み替えて。上物のフレーズも、それが夢のなかのことなのか、夢でみたことなのか、死んでしまった後の世界なのか、天国のようなところでの情景なのか、この人生を生き続けた先に起こる未来の景色なのか。過程や結末がわからないように交錯させるような曲にしたかったんです。だから構成にしても歌詞にしてもアレンジに関してもメロにもこだわって。針の穴に糸が通るんじゃないかってレベルで。関係者一同、自分も含めてみんながハッピーになる曲を作りたかったんですよ。

■アルファベット"FUKUSHIMA"に対して、違う側面を足したかった

―― 思いが深いです。ちなみに、そんな深みを感じたナンバーで言えば12曲目の「Fukushima」は、ブルース的な要素もありつつ、原風景というか本質的なところを大事にされた楽曲ですよね。これまでとは違うベクトルでの表現というか。

DEAN: そうですね。シンプルに自分が子どもの頃に聴いていた「赤とんぼ」とか「ふるさと」とか。日本っていい童謡がたくさんあるじゃないですか? ああいう作品が持つエバーグリーンの強さを自分でも作りたいなって思いました。

―― きっかけはご自身のルーツでもある福島県という存在?

DEAN: 2017年に「History In The Making」のツアーで、自分の生まれた福島県の須賀川市でライブをやれたことが大きかったですね。楽曲の構成もAメロBメロサビとかの構成じゃなくて。ひとつのストラクチャー、ひとつのパートだけで起承転結が成立している童謡のような構造っていうんですかね。そんな意味でネオ童謡みたいなもの、ふるさとの歌を作りたいなと思いました。もちろん自分が生まれたのが福島県だったからっていうのもあるんですけど、どなたが聴いてもそれぞれのふるさとを思っていただける楽曲になったらいいなと。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


―― なぜ「Fukushima」というタイトルにこだわったのですか?

DEAN: 前は、海外で自己紹介をするときに「自分が生まれたのは福島県で」っていっても誰もわからなかったんです。日本ではみんな福島県を知っているけど、他の国に行ったらだれも知らないんです。それが、2011年以降は誰もが知ってるアルファベット"FUKUSHIMA"となりました。でも、そこに含まれた情報ってすごく偏っている印象があって。悲惨な悲しい情報のみ、みたいな。この曲を作ることでアルファベット"FUKUSHIMA"に対して、違う側面を足したかったんです。もちろん全体を変えることはできないけど、そこに住んでいる人たちがいて、そこを自分の故郷としている人たちがいる。自分を含めて。そんな思いを楽曲として届けたいなって思って「Fukushima」というタイトルにしようと決めました。

■未来にむけて疾走感のある感じをキープしたいなって

―― 美しい情景が浮かぶ素晴らしい曲だと思います。そして、アルバムの中では9曲目「Sakura」で、桜ソングなのにシティポップ風アレンジにチャレンジされていたことにも驚きました。

DEAN: 桜が持つイメージって日本語の様式美の共通項であり、すでに確立されたイメージだと思うんです。卒業シーズンや、新しい門出というかスタートというか。学生服を着た生徒さんたちが、体育館でみんなで合唱するみたいな。ほとんどの人が同じイメージだと思います。なので、ネオ桜ソングっていうイメージですね。
自分が桜ソングを作るとしたら、やっぱり未来にむけて疾走感のある感じをキープしたいなって。歌詞で「放課後の先にある未来」とあるんですけどドライヴしていくイメージ。でも、学生の頃って日常レベルですごい小さな世界。遠くの未来を見つめている視点だったり、そこら辺のアンバランス感が切ないというか甘酸っぱいというか。出会いと別れ、人生の新たなチャプターに向かうってときに、こんな曲をみんなで合唱できたら面白いんじゃないかなって。体育館とかでね。

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DEAN FUJIOKA、アルバム『History In The Making』を1月30日に発売


―― 絵が浮かびますね。それこそ、この数年で音楽制作であったり、日常生活含めて取り巻く環境がいろいろ変わってきています。スマホやPCなどテクノロジーも進化したり、音楽の聴き方もCDからストリーミングへ変わりつつあったり。世の中、いろんな変化が起きていますよね。

DEAN: 最高な時代ですよね。今の時代の学生だったらよかったなって、うらやましいですね。テクノロジーの恩恵の結果、モノ作りに対していい意味で敷居が低くなりました。

■音楽を作る環境に、クラウドがこんなにも大きな変化を与えてくれるなんて

―― DEANさん自身の環境もガラッと変わりました?

DEAN: そうですね。楽曲の作り方は確実に変わりました。1stアルバム『Cycle』の頃は、どちらかというと鍵盤を弾いたりギターを弾いた素材を録音する目的でラップトップ(※ノートPC)を使っていました。その後、「Permanent Vacation」や「Unchained Melody」あたりの頃から、東京で制作する日々のなかで、ラップトップでデモ作りを完結させられるようにならないと自分は次にいけないと思ったんです。それで「Let it snow!」のときはデモをラップトップのなかだけで完成させました。すごく大きな変化のひとつでしたね。DAW(※デジタル・オーディオ・ワークステーション)の使い方が変わりました。

―― Macbookの進化もすごいですもんね。

DEAN: たった数年で、性能が全然違います。ソフトの機能の進化もすごくて、今なら別に録音のボタンを押さなくても、全部MIDIを勝手に記憶してくれていたりとか。あとはDAWもそうだけど、音のデータの扱いかたが変わりました。音楽を作る環境に、クラウドがこんなにも大きな変化を与えてくれるなんて。本当に、スピード感が変わりましたね。昔みたいに外付けハードディスクに大量に音源を入れて持ち歩かなくてよくなりました。全部クラウド上でサブスク(※定額制)のダウンロードサービスから必要な素材だけを落とすっていう。大きな変化ですね。

■アジアツアーのテーマ曲みたいなイメージで最初からやっていたんで

―― DEANさんらしい視点、こだわりが込められた楽曲ですね。あと、14曲目に収録された「History In the Making」がとても好きなんです。歌詞が中国語であり、しかも2017年にグラミー賞ノミネートされたstarROさんとコライト(※共作)されています。

DEAN: そうですね。トラックをstarROさんにやってもらって。そこからメロディーと歌詞のっけて。その工程でなんですけど、starROさんは横移動(※日本と欧米を横軸に)が多い人じゃないですか? 僕は、縦移動(※アジアを縦軸に)が多くて。データのやりとりでstarROさんがヨーロッパにいるときに最初にトラックが送られてきて。僕がそれを成田(空港)で受け取ってラウンジで聴いて飛行機に乗ってる間に考えて。仕事でバリにいたんですけど、ホテルのリビングに簡単なサウンドシステムをスピーカーとオーディオ・インターフェースとマイクで組んで。そこでボーカル録理をして、なんとなく"put your hands up"ってイメージが生まれて。お互いのイメージがぴったりハマったんです。普通、そのサビがどこかっていうと1番激しいところがサビになりがちなんですけど、そのあと1個ストーンって落ちて、音が抜けたドロップのところをちゃんとサビに展開として作れたっていうのがこの曲のミソかなって。

―― なるほどです。聴きどころポイントですね。

DEAN: starROさんもそんなイメージで作っていたし、僕も抜けた空間でみんなで手をあげている景色がすごく見えたんで、こんなメロディーの流れになりました。アジアツアーのテーマ曲みたいなイメージで最初からやっていました。それこそ、starROさんとやる、しかも中国語の歌詞でって絶対に面白いなって思ったんですよ。それでサビで、"僕らはみんなこの時代を一緒に生きていて一緒に未来を作ってるんだよね"っていう。"同じ根っこからきている血の通ったあったかい人間同士だ"みたいなことをサビで歌いたいなって。あの日の24時間はだいぶ充実した24時間でした。

■"最近、新しいアルバムを出しました、こんなことをやってます"っていうのをアップデートする意味でも、縦軸を回らないとなって

――ライブがより一層楽しみですね。しかも、香港、台湾公演もあるわけで。

DEAN : 発表前ですが、プラスもう何個か決まると思います。(※現時点では4月12日(金)の上海公演も発表された)

―― おおお、まさにアジアツアーですね。

DEAN: 自分が今まで仕事をしてきたり、生活してきたり、お世話になってきた方々に御礼を伝えにいくっていう意味もあるツアーなので。"最近、新しいアルバムを出しました、こんなことをやってます"っていうのをアップデートする意味でも、縦軸を回らないとなって。

―― それがDEAN FUJIOKAということですね。

DEAN: やっぱりそれが自然な流れかなって思うんですよ。

―― そこでいくとボーナストラックとして「Let it snow!」をMandarin Ver.で収録されているのもそんな流れですね。

DEAN: この曲は1年前に作ったときに、中国語も合うだろうなって思ってたんです。今回、もとの詞を翻訳する形で中国語にして、ほぼ内容は一緒なんですけど、やっぱり言語が変わると空気感も変わるというか。同じサウンドで構成も同じなんだけど、またちょっと違う次元にいくような感じになりましたね。

―― そうそう、雰囲気が変わりました。あらためてお聞きしたいのですが、「Permanent Vacation」や「Echo」は、作品中の主人公の気持ちが込められている側面がありますが、俳優での活動が、音楽活動へリターンされているものって、DEANさんのなかであるんじゃないですか?

DEAN: 「Permanent Vacation」っていう曲は、映画『結婚』での結婚詐欺師の古海健児という役だったのですが、詐欺師だからこそ本心なんて物語のなかで語らないわけです。自分でも心の心象風景が掴(つか)みきれないような生い立ちになってしまっている、すごく悲しい人間なんです。そんな刹那な生きざましか過ごせない人の内面を、どうやったら表現できるかなと思って作りました。

―― 俳優ならではの、二次的体験からのクリエイティビティですね。

DEAN: サウンドはギザギザした感じにこだわりました。シンセの壁というかグリッチなんですけど、昔でいうヘビメタのギターリフみたいで。歌詞でもある、日が明けたときに自分はどこに向かっているのかわからないっていうのは、ヒリヒリする現実だなって。「Let it snow!」もそういう部分がありましたし、そんな蓄積があったからこそ「Echo」で、より役に入り込んだ深みとなる曲が生まれたんだと思っています。そういう意味でも曲を作った順に並べてよかったって思います。

■いま、地球規模で考えたときにアジアの音楽が最先端を走っているかもしれない

―― 2019年2月16日からはじまるアジアツアー「DEAN FUJIOKA 1st Asia Tour 2019 "Born To Make History"」は、どのような内容になっていきそうですか?

DEAN: バンドの編成が変わりました。よりアコースティックっぽいアプローチに振り切ろうと思えば、そっちに100%いけるし、デジタルなアプローチにもいける。アナログな操作の仕方で、どちらのサウンドへも曲の演出上届けられるフォーメーションになっていると思います。もちろん今回のアルバム『History In The Making』の曲はしっかり伝えたいですし、1stアルバム『Cycle』との流れもストーリー性を考えてサプライズをちりばめて、世界一周旅行をしたような感じになれたらいいなって。起承転結を繊細に感じながら、絶賛準備中ですね。

―― 楽しみにしています。では最後に、DEANさんは日々いろいろ音楽を聴かれていると思いますが、最近はどんな音楽がお好きですか?

DEAN: 年末は香港にいて年始はオーストラリアにいたんですけど、そのなかで聴いていた曲だと、中国のヒップホップやR&Bですね。新しい人たちが多すぎてフォローしきれないくらい、いろいろ聴いています。

―― 今年もアジアは熱いですよね。

DEAN: はい。もちろんコリアの音楽も聴いていますし、日本の音楽も聴いてますけど。いま、地球規模で考えたときにアジアの音楽が最先端を走っているかもしれないです。88rising(※アジア発のメディアプラットフォーム)も東京に来てましたけど、あのレーベルのありかたとか、所属してる人たちが取り組んでいることとか。お客さんへの音の届け方とかも含めて、やっぱり自分がいま学生だったら本当に楽しいだろうなって思います。でも、時計の針は戻せないので、今まで自分がやってきたことを元に日々切磋琢磨(せっさたくま)して自分も頑張っていきますよ。オーストラリアにいても思いましたから、アジア勢がすごい影響力あるんだなって。

【ミュージックビデオ】「History Maker ~HITM Ver.~」(テレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」オープニングテーマ)>>

【ミュージックビデオ】「Maybe Tomorrow」(ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」主題歌)>>

(文/ふくりゅう_音楽コンシェルジュ
(撮影/撮影:ナカムラヨシノーブ)

◆DEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)
福島県生まれ。香港でモデルとして活動を始め、映画『八月の物語』('05)の主演に抜擢(ばってき)され、俳優デビューを果たす。日本ではNHK連続テレビ小説「あさが来た」('15~'16)の五代友厚役で知名度を上げ、2017年エランドール賞・新人賞を受賞。また、自ら作詞・作曲・プロデュースを手掛け、インドネシアで制作を行ったアルバム『Cycle』を2016年にリリース。同年秋にはアニメ「ユーリ!!! on ICE」のオープニングテーマ「History Maker」を担当。 2018年2月には初の全国ツアー「History In The Making 2018」を開催。2万人を動員。アジアの縦軸を中心に、語学力と多方面の才能を生かしボーダレスに活動中。

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