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今年、メジャーデビュー5周年を迎える大森靖子。そのアニバーサリー企画である「超歌手5周年ハンドメイドミラクル5!」の第一弾として発表されたのは、なんとモーニング娘。OGの道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」


以前から大森が、愛とリスペクトを惜しみなく送り続けてきた道重と、インディーズ時代からの名曲「絶対彼女」をミト(クラムボン)のリアレンジによりデュエット。その多幸感あふれる仕上がりは、すべての女の子を肯定するパワーに満ちあふれている。
そこで今回、「かわいい」の定義を作品ごとに更新し続ける大森と、「かわいい」を日々進化させ続けている道重の、ひたすら愛にあふれた対談インタビューをお届けする。

【ミュージックビデオ】大森靖子 「絶対彼女 feat. 道重さゆみ」、コメントやメイキングも>>

【ライブ映像】「VOID」(「絶対彼女 feat. 道重さゆみ」のC/W)>>

【ミュージックビデオ】これまでの楽曲ほか>>

■ 道重さんが卒業ライブについて、こんなに言及することあんまりないですよ?(大森)

── 大森さんは、道重さんへの愛とリスペクトを常々語っていますけど、もともとはどんなキッカケで道重さんを知ったのですか?

大森: モーニング娘。自体は小さい頃からずっと好きだったんですけど、「ライブに行きたい」という気持ちになったのは「リゾナント ブルー」(2008年)という曲を聴いてカッコいいと思ってからなんです。次に出た「ペッパー警部」(2008年)でもそうだったんですけど、曲の中で道重さんが、ほんのちょっとの登場シーンに全力を注いで爪痕を残しているのを見て。それで気になり始めたのがキッカケですね。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


── 大森さんから見た、道重さんの魅力を改めて教えてもらえますか?

大森: とにかく道重さんは、生まれ持ったかわいさも、自分で作り上げたかわいさも、それを日々更新していくかわいさも、全部持っていて。しかも「見た目のかわいさ」だけじゃなくて、生き物としてのかわいさ......犬とかが動いてたら、もうそれだけでずっと見ちゃうじゃないですか。ああいうかわいさもあるし。頭もいいから言葉の端々まで面白いし、全てにおいてかわいいんですよ。「かわいい」の情報量がすごいんです。私自身は、ボーカリストとしての表現力という意味で、これほど「手数」を持っているだろうか......と。

── 道重さんのことを歌った「ミッドナイト清純異性交遊」(2013年)は、どんな思いで作った曲でしたか?

大森: やっぱり、好きな人に向けてラブソングを書いてこそミュージシャンじゃないですか(笑)。じゃあ、私がラブソングを書くべき「好きな人」って誰だろうと考えたら、真っ先に道重さんが浮かびますよね。

道重: ふふふふ。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


大森: ぶっちゃけ彼氏なんて、どーせ別れるでしょと思ってて(笑)。「もう絶対、一生好きな人じゃないとラブソングは書かないぞ」と思ってて、道重さんのことは一生好きに決まっているからもう道重さんしかいないと。

普段の曲は、わりとササっと作れるんですよ。当時は弾き語りが中心で、自分の思いを聞いてもらうためのツールが曲という感じだったので、歌詞には引っかかりやすい言葉を並べたり、あえて逆の意味の言葉を並べて「ん?」って思わせたりしてたんです。弾き語りって音が少なくて退屈しがちなので、言葉で面白くしたくてそういう作り方をしてたんですけど、誰かに向けたラブソングってどうやって書いたらいいか分からなかったんです。

── 初めて、人にささげる曲だったと。

大森: それで、他の人のラブソングを参考にするのではなく、とにかく道重さんを追求しようと思って、地元の山口県へ足を運んだりとか(笑)、ブログを全部読み返したりとか、そういう活動をしてから曲に取り掛かったので、完成するまで時間がかかりましたね。

── 道重さんは、そんな「ミッドナイト清純異性交遊」を聴いた時にはどう思いました?

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


道重: 私のこと、本当に知ってくれている人じゃないと書けない歌詞だなって思いました。初めてお会いした時に頂いたんですけど、この曲にはたくさん助けられていて。"不評なエンディングでも好きだから守ってあげるよ"という歌詞があるんですけど、そこを聞くといつも私は、自分の卒業ライブのことを思い出すんですよ。

あの時、私は足をつってしまって、思い通りのパフォーマンスができなかったんですね。それが本当に超悔しくて、人生で一番泣いたっていうくらい悔し涙が出たんです。でもその時ステージ上からファンの皆さんの顔を見た時に、「あ、でもこれが道重さゆみだな」と思ったんですよ。12年間、完璧じゃない、常にファンの人に心配かけちゃうのが私だったなって。そこで気持ちを切り替えたんですけど、その時のことをすごく思い出すんです。

「ミッドナイト清純異性交遊」を大森さんが作ってくださったのは、卒業ライブよりもずっと前なので、もちろんそこに当てて書いているわけではないんですけど、この曲のその部分を聴くたびに「大事な卒業ライブで足がつっちゃうようなこんな私のことも、受け止めてくれて好きでいてくれるんだ」って。すごく安心して心強い気持ちになれます。

大森: 今わたし、泣くのを超ガマンしています(笑)。道重さんが卒業ライブについて、こんなに言及することあんまりないですよ? すごい!

■ 私にとって「かわいい」は一生のテーマかなと思っていて。(道重)

── 光栄です、ありがとうございます(笑)。では、今回のコラボを「絶対彼女」にしようと思ったのは?

大森: これは女の子に限った話じゃないんですけど、「このワンピース買ってもいいのかな」というちっちゃい迷いとか、「こんな私なんか」みたいな気持ちで損していることってたくさんあると思うんです。それで前に進めずにいるのもったいないなと思うし、1歩でも前に歩み出す気持ちになってほしいと思って作ったのが「絶対彼女」なんです。「女の子でいいんだ」「女の子って楽しい」、ひいては「自分自身でいいんだ」という気持ちになるための曲というか。

で、そこに至るまでの「迷い」や「葛藤」も書いていて、その上での「希望」を託しているんですけど、「絶対に、私は、かわいい」という信念で生きてきている道重さんが、この曲を真逆のアプローチで歌ってくれることによって、さらに強い作品になるんじゃないかなと思ってお願いしました。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


── 道重さんは、この曲を聴いてどう思いました?

道重: とにかくかわいい曲だなって思いました。「女の子に生まれてよかった」とか「これからももっと女の子を楽しもう」って。私は今年30歳になるんですけど、私にとって「かわいい」は一生のテーマだと思っているし、いくつになってもずーっとかわいくいたいなと改めて思わせてくれる曲ですね。

大森: 道重さんはずっと「かわいい」を更新し続けていて。そのたびに「なんてカッコいいんだろう」って思うんですよ。道重さんの「かわいい」は、「かっこいい」なんです。よく女の子に対して「劣化した」とか「若い頃は良かった」とかいう人いますよね。もちろん若い時は若い時の良さがあるけど、人って「今」が一番に決まっているじゃんって思う。だって長く生きている経験値もあるし、その上でさらに新しいことを追求しているわけだし。それを、一目で知らしめてくれる存在が道重さんなんです。「かわいいの進化」を体現してくださっていると言うか。もちろん、それが努力のたまものでもあると知っているから、いつもすごいなって思うんですけど。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


── 例えば女性に対して「30歳に見えない!」みたいな言葉をかける人もいますよね。言っている方は「褒め言葉のつもり」なんでしょうけど、個人的には「それもどうなの?」と思う時もあって。その人相応のかわいさとか、かっこよさを追求していれば、何歳に見えようが関係ないと思うんですよね。

道重: 最近は本当に、周りから「30歳」ということを意識させられることは多いですね。「20代のうちにやっておきたいことは?」とか、「もう30歳ですね!」とか。アラサーっていう言葉もちょっと前からよく使われて、そのたびに「私は別に、そんなに気にしてないんだけどな......」って思うんですけど、それも強がりに見えてしまうみたいな(笑)。なので「難しいなあ」と思うこともあるんですけど、私自身は「これからも今まで通りにしよう」と思っています。「自分らしくいたいな」って。

でも、それって自分に自信を持っていないとできないことだから、やっぱり常に自信を持てる自分でありたいですね。そしたらずっと、これからもかわいくいられるんじゃないかなって。

■ 自分で自分のこと「かわいくないのかも」って思うのは失礼だなって思ったんです(道重)

── 道重さんは、ずっと自分のかわいさに「揺るぎない自信」を持っていたのですか?

道重: 確かに、小さい頃から自分のこと「かわいい」と思っていました。「絶対にモーニング娘。になりたい!」と思ってオーディションを受けて、受かった時に、「やっぱり私はかわいいんだ」って思いましたね(笑)。でも、メンバーになってすぐにはうまくいかないこともあって、徐々に自信を失っていって。

── そんな時もあったんですね。

道重: でも、コンサートで私のことを応援してくれているファンの人がいるのに、自分で自分のこと「かわいくないのかも」って思うのは失礼だなって思ったんです。それからは、とにかく自分に言い聞かせていましたね。「大丈夫、かわいい」「よし、今日もかわいい」って。そうしたら、先輩たちからも「さっき道重は、自分のことかわいいって言ってたよ」みたいな感じでイジってもらうようになって、少しずつ注目されるようになって自信も持てたんです。だから、自分に言い聞かすことって大事なのかなって思いますね。

大森: 朝起きて鏡を見て「よし、今日もかわいいぞ」っていうやつ、今もずっとやっているんですか?

道重: やってますね。日によって全然顔が違う人なんですよ。もう「くじ運」みたいなもので......(笑)。いつも「うつぶせで寝ないように」とか、「枕を高くする」とか気をつけているのに、むくむ時はむくむし。「明日は撮影もないし、ご褒美だうつぶせで寝よう」と思っても、朝起きたら「今日、超かわいい! 撮影入れてくれ!」みたいな時もあるし(笑)。でも自信のないまま現場に行くと、それも表情に表れちゃうじゃないですか。そういう時は「大丈夫、今日は今日のかわいさがある」と思って(笑)、「よし、今日もかわいいぞ」って自分に言い聞かせています。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


── 「絶対彼女」はミュージック・ビデオも印象的ですが、撮影中に印象に残っていることはありますか?

道重: 大森さんは、ほんっとうに心遣いをたくさんしてくださる方だなと思いました。撮影の日は、緊張してたんですけど、大森さんがそれを感じ取ってくださったのか「一緒にカフェラテ飲みに行こう」みたいな感じでケータリングに誘ってくださったりして。心も体もあったまって、その後すごくリラックスして撮影に挑めました。

大森: とにかく道重さんのデータはたくさん持っているので(笑)、スタッフさんにも「道重さんにこれはしちゃダメ」「こういうふうに言ったら喜ぶ」とかいろいろ通達しておきましたね。スタッフが「タピオカ、俺買ってきましょうか?」っていうから、「いや、道重さんは食堂へ行って自分で選んで、「どれにしよっかな」からやりたい人なので」って。

道重: あははは!よく分かってくれてる。

大森: オタクなので、そういうのはできます(笑)。

── さて、道重さんは今年も「ビバラポップ!」(2019年5月2日)に出演されますが、意気込みを聞かせてください。

道重: 去年の「ビバラポップ!」は、私にとって人生初のフェス参加だったんです。緊張はもちろんしたけどとても楽しかったので、今年も楽しみたいなと思ってます。この1年で、ライブで歌いたい曲もたくさん増えたし、大森さんに作っていただいた曲もたくさん歌おうと思っています。

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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)


── 道重さんの単独公演「SAYUMINGLANDOLL~東京~」も、3月でファイナルを迎えますね。

道重: はい。「SAYUMINGLANDOLL~東京~」はストーリーのあるコンセプトライブのようなショーです。映像やプロジェクションマッピングなどの仕掛けもあります。目で見て耳で聞いて楽しんでもらえるものです。私は歌とダンスが大好きで、それをファンの皆さんの前で披露できる事が何よりうれしいので、最後まで楽しんでステージに立ちたいです。

大森: 「SAYUMINGLANDOLL~東京~」は食事の内容まで道重さんがプロデュースされていて、「こういうドリンク飲みたいな」と道重さんが言ったものがメニューになっているというか(笑)。曲にちなんだジュースがあったり、道重さんが「母親が作る明太子パスタが好きです」と言ったところから実現したメニューがあったり。それもすっごく楽しいので、ぜひとも開演前から行って楽しんで欲しいですね(笑)。

(取材・文/黒田隆憲)
(撮影/ナカムラヨシノーブ)


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大森靖子、道重さゆみとのコラボレーション「絶対彼女 feat.道重さゆみ」(3月13日リリース)



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「絶対彼女 feat.道重さゆみ」は、3月13日リリース。

6月5日より、大森靖子史上最多公演である、全国47都道府県ツアーも決定。バンド編成は2パターン。

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◆ 大森靖子
1987年9月18日生まれ、愛媛県出身。2007年に弾き語りで音楽活動をスタートして、2014年にメジャーデビュー。道重さゆみ、アップアップガールズ(仮)、℃-uteなど近年は楽曲提供も積極的におこなっている。
座右の銘は「一生無双モード」

◆ 道重さゆみ
2003年1月、6期メンバーとしてモーニング娘。に加入。同年7月発売、通算19枚目のシングル「シャボン玉」でデビュー。2012年5月、新垣里沙の卒業により8代目リーダーに就任。2014年11月にモーニング娘。卒業後、2年間の休業を経て2017年3月より活動再開。第三弾となる「SAYUMINGLANDOLL~東京~」公演(2019年3月17日 ~ 2019年3月22日)が開催される。
座右の銘は「よし、今日もかわいいぞ」

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