【インタビュー】大谷亮平、最初で最後の(!?)シャチ役の声優に挑戦/ショートアニメ『恋するシロクマ』

2019/4/12 18:40

俳優・大谷亮平が、全国の映画館で予告編前に上映されるショートアニメ『恋するシロクマ』で声優に初挑戦した。大谷が演じるのは、ペンギンのキャシーから「ダーリン」と慕われるシャチ役。はたしてシャチは、キャシーを本気でうっとうしがっているのか、それともツンデレなだけなのか......!?

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大谷亮平がシャチ役! 声優に挑戦したショートアニメ「恋するシロクマ」


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■ラブコメアニメで動物役......大谷のシャチの演技はあくまでクール

ころもによる同名漫画を原作とした『恋するシロクマ』は、白いアザラシ(♂)を好きになってしまったシロクマ(♂)を描いた北極ラブコメディで、シャチもキャシーも同じくオスだ。全国の映画館約50館にて予告編前に上映される作品ということは、老若男女から純粋に声の演技を評価されることになる。プレッシャーは感じなかったのだろうか?

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アザラシを好きになってしまったシロクマくん。彼の恋は成就するのか?「恋するシロクマ」
(C)ころも・KADOKAWA/恋する製作委員会


大谷: 「初めての経験だったので、最初は心配していましたが、終始楽しく和やかな雰囲気でやり遂げることができました。「やるだけやったので、後はお願いします!」と完成を楽しみにする気持ちでした。僕はドライな声質をしているので、人によっては、声優に向いていないと感じるかもしれません。でも、そのぶん本職の方々とは違う色を出すことができたんじゃないでしょうか」

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大谷亮平がシャチ役! 声優に挑戦したショートアニメ「恋するシロクマ」


ラブコメアニメで動物役......と聞いて、コミカルな演技を予想する人が多いかもしれない。しかし、大谷のシャチの演技はあくまでクールだ。

大谷:「アニメだと、抑揚を大きくつけるなど、実写とはまた違った演技が求められる場合もあるそうです。でもスタッフの方々に「アニメ的な色をつけるよりは、普段の感じで演じた方が、他のキャラクターとマッチする」と言っていただけたので、少しリアルっぽい口調で演じました。本職の声優さんたちの演技の中で、僕ならではのものを発揮することができていたらうれしいです」

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大谷亮平がシャチ役! 声優に挑戦したショートアニメ「恋するシロクマ」
(C)ころも・KADOKAWA/恋する製作委員会


もともと「弱肉強食の上にいる動物が好き」という大谷。海の世界では頂点に立つ生き物ということで、すごみや力強さを意識しながらシャチ役を演じたそうだ。しかし、シャチのキャシーに対する態度は、単純に「冷たい」と言い切れないものがあるような......?

大谷:「本当に面倒くさがっているのか、愛情の裏返しのツンデレっぽいものなのか? どちらか微妙な感じは演技の上でも意識した部分なので、見ている人に解釈をゆだねたいと思います(笑)。......とはいえ、なんだかんだでキャシーを一緒にいさせてるし、気持ちはあるんじゃないかな? 人間に言葉がわからないだけで、現実の動物界でもこんな恋模様があるかもしれないと想像がふくらみますよね」

■チャレンジしたいことはバンジージャンプ!?

今後また声優に挑戦するとしたら、興味がある題材は、「バレーボール」とのこと。「学生時代は国体にも出場したくらいバレーボールが大好きなので、バレーボールをテーマにした作品ではリアルな感情を出せるんじゃないかと思います」と笑顔を見せた。ほかに仕事やプライベートでチャレンジしてみたいことをたずねると、意外な答えが返ってきた。

大谷:「バンジージャンプがしてみたい! 僕の中でバンジージャンプってかなりの恐怖なんです。でも本気で怖がりながら挑戦したら、どういう感覚が得られるのかすごく気になります。生まれて初めてジェットコースターに乗ったとき、心底怖くて嫌だったはずが、終わってみたらすごく楽しかった。そういう経験ができるんじゃないかな。人生観が変わりそうです。......ただ自分からは1歩踏み出せないので、何かきっかけあれば、オリンピックまでになんとか......(笑)」

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大谷亮平がシャチ役! 声優に挑戦したショートアニメ「恋するシロクマ」


大谷といえば、20代で韓国に単身渡って芸能活動を開始した経歴の持ち主。思いきりがいい人物というイメージがあっただけに、バンジージャンプに挑戦する勇気がなかなか出ないというのは少々意外だ。

大谷:「当時は韓国語が堪能なわけでもなかったので、周りの方には「すごい」と言われますが、とくに不安はなかったんです。僕としては、大きな決断ですらなく、「行くべきして行って楽しんだ」という感覚なので。だからバンジージャンプの方が怖いんです(笑)」

ところで、『恋するシロクマ』の公開収録が行われたのは、コリアンタウンとして有名な東京・新大久保のスタジオ。大谷もプライベートでよく訪れるという。

大谷:「多いときは週1回くらい来ていて、僕の行きつけのお店も近くにあるんです。これは縁ですね。この先たぶんシャチ役っていうのは最初で最後になると思うので、思い出深い場所で、感慨深い1日になりました(笑)」

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◆大谷亮平
1980年10月1日生まれ、大阪府出身。日本でモデル活動を始めたが、2003年に韓国での「ダンキンドーナツ」のCM出演が決まったことをきっかけに、本格的に韓国で活動。韓国での活躍後に日本でもブレークを果たした"逆輸入俳優"として知られる。ドラマ「朝鮮ガンマン」では、「韓国ドラマアワード2014」グローバル俳優賞も受賞した。
座右の銘は、母親の教えである「コーヒー1杯をケチる人間は大成しない」。

(取材・文/原田イチボ@HEW

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