【インタビュー】瀬戸康史、ドラマ「パーフェクトワールド」で切ない恋に悩む青年役に挑む

2019/4/24 11:11

雑誌「Kiss」で連載中の有賀リエのコミックをテレビドラマ化した、「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)。大学時代の事故により脊髄を損傷し、車いすで生活をする建築士・鮎川樹(松坂桃李)と、彼の高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)が偶然再会し、心を通わせていく姿を描いたラブストーリー。

そんな本作で、つぐみの同級生で彼女に恋心を抱いている是枝洋貴を演じているのが、映画やドラマで確かな演技力を見せている実力派俳優・瀬戸康史だ。自身が演じる是枝について「切ないですね」と実感を込めて語った瀬戸が、本作の持つメッセージ性や、特別ドラマ"チェインストーリー"で瀬戸が演じる是枝にフィーチャーした、2.5話の見どころなどを語った。

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瀬戸康史 出演のドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)


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■瀬戸演じる是枝は「切なすぎる」キャラクター

―― ハンデキャップを持った人と健常者のラブストーリーが展開されますが、作品にどんな印象を持ちましたか?

瀬戸: 重厚な題材ではありますが、世の中には同じ境遇のカップルもたくさんいると思うんです。ただ日本では、そういう部分に対して腫れ物に触るような感じになってしまうことがあるので、この作品が世に出ることは大きな意義があると思います。

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瀬戸康史 出演のドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)


―― 本作を通じて、どんなことを気づけばいいと思いますか?

瀬戸: 僕は障害を持っている方の気持ちをしっかり理解できていると言えませんが、一番怖いことは「知らない」ということ。しっかり知識を得て向き合うことが必要だと思うんです。その意味では、本作の主人公の樹は、あっけらかんと自分の障害によって生じる不都合を相手に伝えますよね。すごい勇気だと思うのですが、そうすることによって互いがもっと近づけるのかなと感じました。

―― 瀬戸さん演じる是枝は、ずっと思いを寄せているつぐみに好きな人がいるという切ない役ですね。

瀬戸: 本当に切なすぎですよね(笑)。でも是枝がグイグイ行けない気持ちは、自分がそういうタイプなので共感できます。

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瀬戸康史 出演のドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)


―― 告白できないのは、つぐみが好きだから? 臆病だから? 障害を持つ樹というライバルへの遠慮?

瀬戸: 全部あると思います。彼はものすごく真面目でつぐみしか見えない。つぐみと付き合うイコール結婚みたいな考え方。僕もその気持ちは分かるんです。女の子からしたらメチャクチャ重いんでしょうけど(笑)。

■実は恋には慎重派... 90パーセント以上勝算がなければ告白はできない

――瀬戸さんが是枝の立場だったらどうされますか?

瀬戸: やっぱりハードルが高いですね。グイグイ行って嫌われたらおしまいじゃないですか。僕はメチャメチャ慎重派で、相手も自分のことが好きだなと感じなければ告白しないタイプです。90パーセント以上の勝算がないといけないです(笑)。

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瀬戸康史 出演のドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)


―― その意味では、是枝はつぐみの妹・しおり(岡崎紗絵)と仲が良いという強みがありますよね。チェインストーリーの2.5話では、そのあたりの関係が描かれているとお聞きしました。

瀬戸: 結構励まされていますね。あまりお尻をたたいて応援してくれる人が周りにいないなか、しおりちゃんには助けられています。是枝にとっても、2.5話のチェインストーリーはすごく力をもらえる回になっていると思います。

■フラットな目線で作品を見てほしい

―― 思いを寄せるつぐみ役の山本美月さんとの共演はいかがですか?

瀬戸: 以前にも共演したことがあったり、同じ福岡出身ということもあって和気あいあいとやっています。話していると言葉がつい方言になってしまうんです。

―― 「パーフェクトワールド」というタイトルに込められた意味をどのように捉えていますか?

瀬戸: 「パーフェクト」ってすごく怖い表現ですよね。誰しも自分の理想というものを持っていると思いますが、なかなか完璧にはいかない。だからといって暗くなる必要もない。しっかりと考えて「明日から頑張ろう!」と思える作品になってくれればうれしいです。

―― どんな思いで作品を見てもらいたいですか?

瀬戸: 作品は見る人のものだし、どんな見方をしていただいてもいいと思います。ただ、あまり変な先入観を持たず、フラットな目線で物事を判断してもらえるとうれしいです。

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瀬戸康史 出演のドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジ系/毎週火曜よる9時~)


―― 瀬戸さんは昨年30歳を迎えましたが、なにか変化はありましたか?

瀬戸: あまり特別意識していることはないのですが、自然とアンテナの張り方とかは変わってきているような気がします。あとは大きな変化と言えば、今回も学生時代のシーンがありますが、さすがに自分が演じることがなくなりました。以前だと「中学生もお願いします」なんて言われていましたからね(笑)。

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障害で恋をあきらめた建築士と、車いすに乗った初恋の相手に恋心が再燃したヒロイン。お互いを"幸せにしたい"と思えば思うほど、二人はすれ違い...・・・。二人がつむぐ愛の物語を描く。
ドラマ「パーフェクトワールド」は、カンテレ・フジ系全国ネットより毎週火曜よる9時放送中。出演は松坂桃李、山本美月、瀬戸康史、中村ゆり、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、木村祐一、とよた真帆、堀内敬子、麻生祐未、松重豊 ほか。

(取材・文・撮影:磯部正和)

瀬戸 康史(せと・こうじ)
1988年5月18日生まれ、福岡県出身。2005年芸能界デビュー。俳優としてテレビドラマや映画、舞台への出演を重ねる。2017年には、主演舞台「関数ドミノ」で平成29年度(第72回)文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞するなど注目を集めている。2018年放送の連続テレビ小説「まんぷく」ではメインキャラクターである神部茂を演じ好評を得た。座右の銘は「いま」。

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