ここから本文です

若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)は、つんく♂がサウンドプロデュースを担当した"ポップン演歌"。ポップスと演歌を見事に融合させており、老若男女の誰にとっても初めて聴くサウンドだろう。バラエティ出演や俳優業、ポップスライブ開催など、演歌以外の活動にもマルチな才能をみせて意欲的な徳永。彼が目指すのは、「若者と演歌の架け橋」だ。

サムネイル

若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


【ミュージックビデオ】つんく♂がサウンドプロデュース、新曲「渋谷節だよ青春は!」>>

【ミュージックビデオ】THE BOOM・宮沢和史プロデュースも「平成ドドンパ音頭」(2014年発売)>>

■"ポップン演歌"...... つんく♂のリズム指導に苦戦

――6月5日から発売中の「渋谷節だよ青春は!」ですが、イントロが完全にEDMなので驚きました。

徳永:「僕も初めて聴いたときは驚きました。もともと演歌以外の音楽を聴かないのに、あんなドゥンツクツーツー♪みたいなイントロで......(笑)。自分に歌える曲なのかと不安になりましたが、メロディはめっちゃ演歌だったので安心しました。僕は新しいジャンルで"ポップン演歌"と呼んでいるんですが、本当に誰にとっても初めての曲調だと思います」

サムネイル
つんく♂がサウンドプロデュースを担当「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


――イベントで初披露するときも緊張したんじゃないでしょうか?

徳永:「そうですね。演歌好きのおじいちゃんおばあちゃんに受け入れてもらえるのか心配でしたが、意外と皆さんノリよく楽しんで、「ええやんか」と気に入ってくださっています。ここ最近は、ファンの方々から「演歌を聴きたい」と「徳永さんのポップスも聴きたい」というふたつの声があって、なかなかバランスが難しいところなんですが、つんく♂さんが見事にふたつのジャンルを融合してくださいました。また新たな"ポップン演歌"として、皆さんに届けていただけたらと思います」

サムネイル
若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


――この曲を歌うにあたって、つんく♂さんからは何か言葉をかけられましたか?

徳永:「レコーディングはめちゃめちゃ緊張しました......! つんく♂さんも一緒にレコーディングブースに入って、振り向けばつんく♂さんがいる状態で録りました。一番苦戦したのはリズム感。演歌は基本的に思うまま伸びやかに歌い締めるものなんですが、今回はつんく♂さんから「歌い終わりは何拍で切る」とか「これくらい伸ばしてパッと切る」のような細かい指示がありました。今まで経験がないぶん大変だったんですが、「この歌の主役は徳永やぞ」と励ましていただきましたし、明るく楽しい曲調にふさわしく、そんな気持ちを大事に歌いました。......ただ、つんく♂さんには、「鼻につくポジティブ野郎」ともからかわれて。ポジティブだとは思いますが、そんなに鼻につきますかね?(笑)」

■若者に演歌を伝えるために、チャレンジしてマイナスなことはない

――昨年9月にTBS系「演歌の乱」で米津玄師のヒットソング「Lemon」をカバーしたのが話題になり、最近はポップスライブを開催するなど、ポップスの歌唱にも積極的ですが、もともと小さな頃から歌うのも聴くのも演歌一筋だったそうですね。

徳永:「なんでこんなに演歌が好きなのか、自分でも不思議といえば不思議なんですけど、家庭環境は理由として大きいと思います。祖父母も両親も演歌好きで、演歌が共通の話題で、カラオケ喫茶で盛り上がるような家庭で育ちましたから。あと、自分の中で歌っていて、こぶしがすごくしっくりくるんです。何を歌ってもこぶしが入っちゃうし、子供のときからこぶしをガンガン回して歌っていたので、皆ができるものだと勘違いしていたんです。だから、「こぶしって、どうやるんですか?」と聞かれたときに「えっ、できないんですか!?」と逆にびっくりしちゃっていました。これって、ものすごく失礼な返しですよね(笑)」

サムネイル
若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


――演歌のほかにもバラエティ出演や俳優業など幅広く活動していますね。

徳永:「やはり今の時代、とにかく知っていただくことが大事ですから。もちろん歌は軸にするけれど、徳永という存在を知ってもらうためにはチャレンジが必要だと思っています」

――しかし、若手演歌歌手として歌のスキルを伸ばしながら、演歌以外のこともやっていくのは、なかなか大変そうです。

徳永:「そうですね。昔はバラエティに出ていたら、ファンの方から「ゆうきくん、歌わなあかんで」とか「バラエティ出過ぎちゃうか」という声もありました。僕も「まず知っていただくためには、いろいろやっていかなダメですから」と説明はするんですが、正直なところ「皆さんが言っていることもわかるっちゃわかるな」という気持ちもあって......。一時は歌以外のことの方が露出が多かったので、「最近ゆうきくんの歌聴いてへんな」と言われるたびに、もっと歌も頑張っていこうと感じていました。でも今ではファンの方も全部受け入れてくださって、「ゆうきくん頑張っているね」という声をたくさんいただけます」

サムネイル
若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


――今はまず知ってもらうきっかけ作りを大切にしていきたいんですね。

徳永:「若い演歌歌手は毎年デビューしているんですが、そもそも歌番組自体が少なくなってきているところに演歌ですから、せっかく若手が出てきても皆さんの前で歌う機会がありません。若い世代に演歌を伝えるためには、バラエティなどにも出ていかなあかんなと思っています。やはり僕は、若者と演歌の架け橋になりたい。いろいろチャレンジしてマイナスなことはないと思うんですよね」

■「失敗したところで、どやねん」精神が強み

――マルチに活躍されている方なのに、お話を聞けば聞くほど歌一筋なのが面白いですね。

徳永:「歌が好きだからこそ、大好きな歌をひとりでも多くの方に届けたいんです。去年出演させていただいた「演歌の乱」は本当に素晴らしい機会で、あの番組をきっかけに演歌歌手の歌唱力のすごさを知った方は多いと思います。バラエティや舞台から若い方にも興味をいただけるようになって、毎回親子でうちわを持って駆けつけてくれるファンの方もいるんです。あとは、若い方がじいちゃんばあちゃんに「徳永ゆうきって演歌歌手知ってる?」と聞いて、会話が生まれたり......。本当にうれしいです」

――ただ、ファン層が幅広いからこその難しさもありそうです。

徳永:「そうなんです。僕の演歌を聴きたい人もいれば、ポップスを聴きたい人もいる。ありがたい悩みではありますが......。もちろん演歌は歌っていきますが、お客さんに喜んでいただくことが一番大事なので、どちらかに偏りすぎることなくバランスを探っていこうと思います。演歌とポップスの架け橋としての立場は、自分でもやりがいを感じているんです。デビュー当時は客席も年配の方々がほとんどでしたが、月日がたつにつれて若い方も増えてきて、「演歌を聴くようになりました」と声をかけてくださる。そのたびに、よしよしよし......とガッツポーズをしています(笑)」

サムネイル
若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


――徳永さんは、「NHKのど自慢」でグランドチャンピオンになって、レコード会社から直接スカウトされたため、演歌界の師匠や先生がいないと聞きました。業界の慣習から外れているからこその部分もあるのでしょうか?

徳永:「師匠がいれば、いろいろ歌い方も鍛えていただけるんでしょうね。ただ、演歌界ではいつも決まった先生に曲を書いていただくのが普通なので、今回のようなサウンドプロデュースというのは生まれていないと思います。異例というのはもちろん一長一短ではありますが、今の僕は師匠や先生がいないことで新しいチャレンジをしています。」

――つんく♂さんの「鼻につくポジティブ野郎」という言葉ではありませんが、たしかに基本的に前向きですね。

徳永:「『失敗したところで、どやねん』の精神です(笑)。もちろん失敗したその日は落ち込みますが、寝たらリセットされるので(笑)。演歌の魅力を伝えていって、いつか街歩く若者がふと演歌を口ずさむようになればいいですよね。あと僕個人の夢としては、「鉄道を舞台にした曲を歌いたい」とか「自分の歌が駅メロになってほしい」とか「NHK紅白歌合戦に出場したい」とかいろいろあるんですが、一番の目標は、死ぬまで歌い続けることかな。死ぬギリギリまで歌っていたい。「歌を失くしたら徳永に何が残るんやろう?」ってくらい歌っていきたいです」

【ミュージックビデオ】つんく♂がサウンドプロデュース、新曲「渋谷節だよ青春は!」>>

【ミュージックビデオ】THE BOOM・宮沢和史プロデュースも「平成ドドンパ音頭」(2014年発売)>>


・・・
徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」は、6月5日発売。

サムネイル
若手演歌歌手・徳永ゆうきの新曲「渋谷節だよ青春は!」(6月5日発売)


◆徳永ゆうき
1995年2月20日生まれ。大阪市此花区出身。2012年、「NHKのど自慢2012チャンピオン大会」でグランドチャンピオンを受賞したことにより、レコーディング会社からスカウトされる。2013年11月、BEGIN・比嘉栄昇が手がけた「さよならは涙に」で全国デビュー。大の鉄道好きで知られ、バラエティ番組や俳優業などでも活躍。4月からNHK Eテレ「天才てれびくんYOU」にモジール王子役でレギュラー出演中。
座右の銘は、「いつも青春」。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

(取材・文/原田イチボ@HEW

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ