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ギャンブルをこよなく愛し、土曜日の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)にもレギュラー出演中のお笑い芸人・キャプテン渡辺。"クズ芸人のパイオニア"を自称する彼が、独自に編み出した馬券の必勝法や、いまだ冷めやらぬお笑いへの情熱を語った。

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 キャプテン渡辺


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■回収率90%の馬券の買い方とは?

――2012年から出演している「ウイニング競馬」をはじめ、競馬好き芸人としてのイメージが強いキャプテンさんですが、競馬にのめり込んだのはいつごろですか?

「マヤノトップガンが宝塚記念を勝った96年です。いまだにマヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーの3強が1番好きですね。97年の春の天皇賞は本当に興奮しました。画面の外から飛んできたトップガン、カッコよかったなぁ......」

――20年を超える競馬歴の中で、通年の収支がプラスになったことはありますか?

「ないんじゃないですかね(笑)。最初期は大きいレースしか買っていなかったので少しはプラスだったかもしれませんけど、平場(重賞以外のレース)を買うようになってからはマイナスだと思います。ただ、去年あたりから馬券の買い方を大きく変えて、回収率が90%くらいまで向上しました」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 キャプテン渡辺


――回収率75%が平均と言われる中で、90%というのはなかなか優秀な数字ですね。どういった買い方をするようになったんでしょうか?

「もう絶対的に逃げ馬を買うようにしたんですよ。ここ最近の日本競馬は、馬の能力が拮抗(きっこう)しているぶん、前に行く馬が圧倒的に有利なんです。言うなれば、最終コーナーで先頭に立っている馬を当てるゲーム。あと、当たりにくい3連単や馬単を買うのを控えるようにしました。今はほぼ単勝と複勝をメインで買っています。とにかく逃げ馬の単複を買う! これに尽きますね。

2頭以上を選ぶ馬券って、自分の本命馬が勝っても平気で外れることがあるわけじゃないですか。そんなのありえないでしょう! あと3連複や馬連は複数点買いが前提で、たとえば5点買うと必ず外れる馬券が4点あるわけですよね。一方で、単複には無駄がない。僕もたまに馬連やワイドを買いますけど、基本的に単複と同じような感覚で1点買いしています」

■「ウイニング競馬」は命の恩人!?

――なんだかすごく説得力がありますね(笑)。"キャプテン流の必勝法"と表現しても差し支えないでしょうか。

「全然大丈夫です! まあ僕のことを知っている人は『おまえめちゃくちゃ負けてるだろ!』と指摘すると思いますけど(笑)。競馬に関しては、負けるまでやるクセがあるんですよ。6レースが終わった時点で20万円勝っていたのに、最終の12レースが終わったらマイナス10万円とかザラですから。勝ったら購入金額を変えてしまうんです。やっぱり心のどこかに『300万円くらい勝ちたいな』っていう気持ちがあるんでしょうね(笑)」

――では、いまだに「今月は生活がキツいな」ということも......?

「もちろんあります。負けが続いたらカッツカツですよ、本当に。毎週土日に競馬やっていたらそうなりますよね。1日5万円でも土日で10万円、4週連続で負けたら40万円ですから。さすがに月に40万円も溶かすことはなくなりましたけど......」

――ギャンブルの経験が「クズ漫談」といったネタにも反映され、結果的に「ウイニング競馬」にも抜擢(ばってき)されたように、お金を失った代わりに得たものも大きいのでは?

「『ウイニング競馬』に関してはたまたま面接に行く機会があったんですけど、まさか地上波のレギュラーなんて決まるわけないと思うじゃないですか。プロデューサーやアナウンサーの方が勢ぞろいの中、いつもの調子でヘラヘラと話していたら起用が決まって、本当に驚きました。テレ東さんには足を向けて寝られないですね。命の恩人です。

ギャンブルのおかげという話をするなら、打たれ強さは尋常じゃなくなったかもしれません(笑)。でも、やらないに越したことはないと思うんですよね。ギャンブルで得たことがたくさんあっても、他の世界にもそこでしか得られないものがあるじゃないですか。実際、僕ほどギャンブルに時間を使っている芸人はいないと思います。ネタにも完全に影響しているし、もしやってなかったらどんな芸人になっていたんだろう? とたまに考えてしまいますね(笑)」

■バラエティでは、クズキャラだけじゃ響かない

――ここ最近、元巨匠の岡野陽一さんや、空気階段の鈴木もぐらさんなども借金芸人として話題です。「キャラが被っている」と感じることはありますか?

「いや、もう全然ですね! 僕、クズキャラに関してはパイオニアなので言ってしまいますけど、そっち系の芸人はね、売れないんですよ(笑)。少なくともテレビには求められない。ネタが面白ければ売れるかもしれませんけど、クズキャラだけじゃ響かないんです。それこそ芸能界なんてリアルな犯罪者とか、僕らなんて比べものにならないレベルの悪人がいる世界なんで。岡野にしてももぐらにしても、むしろ売れてほしいですよ! ただ空気階段は少し波が来ているけど、岡野は特に来てないですね(笑)」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 キャプテン渡辺


――「クズ漫談」は実体験をもとにしたハードコアなネタでしたが、パチンコ屋の行列に並ぶ自分自身や周りの人たちをどうやって客観視していたんですか?

「いや、他の人も客観視はできていると思いますよ。だからこそ僕のネタで笑ってくれたのであって、みんな普通に自分がダメなことくらいはわかっているんです。ただ、それを芸人のネタとしてやる人がいなかっただけだと思います。たしかに当時は新しかったんですけど、少なくともテレビでは通用しないということがわかりました(笑)」

――芸人として、「これだけは達成したい」という目標を聞かせてください。

「やっぱり『R-1ぐらんぷり』で優勝して、芸人としてちゃんと一本立ちしたいですね。今は『ウイニング競馬』のおかげでなんとか生活できていますけど、番組が永遠に続くわけじゃないですし、僕がクビになる可能性だってもちろんある。そんなときに名刺代わりになる実績って、『R-1』で優勝するくらいしかないと思うんです。

たぶん僕って芸人としては常識人なんですよね。先輩が面白がってイジってくれるでもなく、強烈なギャグがあるわけでもなく、モノマネがあるわけでもない......。自分で言っておきながら『こんなやつ売れないだろ!』と思います(笑)。だからこそ、結果でなにかを証明しないといけない。誤解されやすいんですけど、僕、本当にお笑いが好きなんですよ! ギャンブルも大好きですけど、あくまでも趣味として楽しんでいきます(笑)」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 キャプテン渡辺


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◆キャプテン渡辺

1975年10月20日生まれ、静岡県出身。プロレスラーに憧れ、高校卒業後にUWFインターナショナルに練習生として入団するも、厳しさのあまり脱走。お笑い芸人を志して放送芸術学院専門学校を卒業後、コンビやトリオの解散を経て、2010年にピン芸人に。ギャンブルでの実体験を活かした借金ネタで、2011年から2年連続で『R-1ぐらんぷり』の決勝に進出。競馬のほかパチンコ、パチスロにも精通しており、阿佐田哲也の小説をすべて読破するほどのマージャン好きでもある。特技はUWFの練習生時代に学んだ関節技。
座右の銘は、「その時はその時」。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

(取材・文/曹宇鉉@HEW

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