【インタビュー】現役女子高生芸人・有元さくら子「JKじゃなくなったらただの女体」

2019/7/23 14:57

お笑い芸人の有元さくら子は、都内の高校に通う17歳の高校3年生だ。現役の女子高生であることから注目され、順調に活動している彼女だが、楽なことばかりではないという。来年卒業を控える女子高生芸人ならではの苦労や不安を赤裸々に語ってくれた。

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 有元さくら子


現役JK芸人のリアルな?学園コント>>

■AKB48を目指した過去「鏡を見て......」

――いつからお笑い芸人を志していたのですか?

「実は、子供のころからずっとAKB48になりたかったんです。でも、中学2年生のときに初めてしっかりと鏡を見て、『こりゃムリだ』って(笑)。1回だけオーディションも受けたんですけど、書類選考で落ちました。

お笑い芸人として活動し始めたのは、2018年の秋頃で高校2年生のときです。もともとお母さんがお笑いが好きで、1日中『めちゃ×2イケてるッ!』が流れているような家で育ったので、お笑い芸人を目指すにはハードルがすごく低かった。兄も俳優として事務所に所属しているので、家の中で反対する雰囲気はありませんでした。いまだにお父さんだけは強がって、私の活動に触れてこないですけど(笑)」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 有元さくら子


――なぜお笑い芸人を選んだのですか?

「とにかくネタが好きなんですよ。芸人になる前から劇場には通っていましたし、今でも普通にライブを見に行ったりします。あと、劇場は生だということも大きいですね。お客さんの前に立って、何が起きるのかわからないのが楽しいんです。今の高校生は、お笑い芸人よりもネット配信者とかのファンが多いですけど、私は断然お笑いですね。もちろん、チャンスがあったらネット配信にも挑戦したいとは思ってます。」

■コンビは組まない?「私はめちゃめちゃ面倒くさい人間」

――現在、有元さんはピンで活動されていますが、コンビを組みたいとは思わないのですか?

「中学2年生のときに見た『M-1グランプリ』で、初めて漫才で声を出して笑っちゃったんですよ。それから一気にネタにハマりました。『漫才ってこんなにすごいのか!?』って。なので、もちろん漫才も大好きですよ。高校生の『M-1グランプリ』と呼ばれている『ハイスクールマンザイ』には、幼なじみと出場して関東大会の準決勝まで行きました。

でも、結局うまくいかずに解散です。私はめちゃめちゃ面倒くさい人間なんですよ。友達とかとはうまく付き合える自信はありますけど、相方ってなると、たぶん私と組みたがる人はいないと思います。だからピンで頑張ろうと思います。今は、同じ女性ピン芸人の河邑ミクさんに憧れています。美人でスタイルが良くてネタがめちゃくちゃ面白いんですよ。圧倒的な演技力と面白い脚本で会場を沸かせる姿が本当にかっこいい。あと、まともに人と会話することさえままならない私をかわいがってくれる、ラムズというコンビの風間春菜さんには感謝をしてもしきれません。」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 有元さくら子


■高校卒業までに事務所に所属したい理由とは?

――女子高生芸人ならではの大変なことはありますか?

「先輩芸人さんは基本的にみんな優しいんですけど、たまに『女子高生って肩書が取れたらなんもない』って言ってくる人もいるんですよ。冗談とはわかっているんですけど、いつも『売れてもないくせに!』って腹立っています(笑)。でも、実際こうやってインタビューしてもらえたり、ライブや番組に呼んでもらえたりするのは、私が女子高生だからなんですよね。私なんて、JKじゃなくなったらただの女体ですから(笑)。私は今フリーで活動しているのですが、高校卒業までに事務所を決めてしまいたいです。

学校では、先生が『ネタやってくれよ』って言ってくるのが面倒ですね。私はクラスでも明るいキャラだし、目立つのは全然いいんですけど、ネタをやるのはちょっと......(笑)。『お金払ってください』って断ってます(笑)」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 有元さくら子


――今後の目標をお聞かせください。

「まずは事務所所属です。あと、今は月に15本くらいライブに出ているのですが、どこまでいっても舞台でネタは続けて行きたいです。それと、足がとんでもなく遅いので、50mで8秒台を出したい。プロのコーチに習って足を速くする番組の企画にあったら、ぜひ参加したいです!」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 有元さくら子


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◆有元さくら子(ありもとさくらこ)

2001年8月18日生まれ、東京都出身。身長170.8cm。中学時代はバドミントン部でキャプテンを務めていた。特技は高速まばたき。
座右の銘は、「『普通』の生活をする」。

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(取材・文/沢野奈津夫@HEW