【インタビュー】"セーラームーン女優"替地桃子がアメリカ公演を振り返る「2.5次元ミュージカルを世界に」

2019/7/30 17:50

『美少女戦士セーラームーン』を原作とするパフォーマンスショー『"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Live』でセーラーマーキュリー/水野亜美役を演じた女優の替地桃子。同公演で本場・アメリカの舞台を踏んだ彼女が、セーラー戦士への愛と2.5次元ミュージカルの可能性を語った。

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 替地桃子


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■「男の子は亜美ちゃんみたいな子が好き」

――『美少女戦士セーラームーン』は90年代を席巻した大人気作品。やはり替地さんも子供のころはセーラー戦士に憧れていたんでしょうか?

「まさにセーラームーン世代で、変身スティックのおもちゃも持っていました。着ぐるみのセーラームーンが登場する子供向けのイベントがあって、母に『行きたい!』とおねだりして連れて行ってもらったことを覚えています。今の小さい子にとってのプリキュアみたいな感じなのかなぁ。当時はセーラージュピターの木野まことちゃんがカッコよくて大好きでした。ただ、ジュピターは私が演じるには身長が高すぎましたけど(笑)」

――実際にはセーラーマーキュリーの水野亜美役を演じることになりました。

「ジュピター推しではあったんですけど、小さいころからマーキュリーの変身シーンをプールでよくまねしていました。水の戦士なので、腕に水をまとわりつかせて、『私マーキュリーじゃん!』みたいな感じで(笑)。亜美ちゃんは結構毒舌というか、天然でちょっとキツいことを言うキャラクターなんですけど、そこがすごくかわいいんです。

『亜美ちゃんの初恋』というスピンオフがあるんですけど、彼女が恋をしているときの表情がすごくかわいらしくて......。『ああ、亜美ちゃんっていい女だな』ってしみじみ思いましたね。原作にはいろんなキャラクターがいますけど、たぶん一番モテるのは亜美ちゃんです! 演じるにあたってマンガとアニメをぜんぶ見返したんですけど、『男の子は亜美ちゃんみたいな子が好きだろうなぁ』としみじみ感じました」

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――替地さん自身との共通点はありますか?

「ショートカットの髪形くらい? 考えてみると全然ないですね(笑)。亜美ちゃんはおしとやかでかわいいけど、私はどちらかと言えばベラベラしゃべるタイプですし......。役作りをするにあたって、意識的に内股にしたり、小指をちょっと立ててみたり、なにげない所作も細かく研究しました。やっぱり原作が大人気なので、ファンの見る目はすごく厳しい。そういう人たちが満足するくらいのクオリティで再現したかったんです」

■アメリカ公演では「決めポーズのたびに大歓声」

――そうした努力も実って、世界公演『"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Live』は大成功。特にアメリカでの公演は相当な盛り上がりだったそうですね。

「海外のファンは熱量がすごくて、決めポーズのたびに大歓声が沸くんですよ。本当に楽しかったし、私の人生の中でも大切な仕事になりました。上野隆博さんの振付はとにかくハードでしたね! 普通のミュージカルだと、歌っている間は動きが控えめになるんですけど、今回はダンスやアクションが途切れないので、最初はまともに歌えませんでした。みんなで必死に練習しながら、うまく呼吸を入れるタイミングを見つけていきました。

振付や演出は本当に素晴らしかったです。随所に原作の『これ!』というシーンが組み込まれているのが、演じている側としてもすごく楽しかった。たぶんファンでもなかなか気付かないレベルなんですけど、そうした細部の積み重ねによって"亜美ちゃんっぽさ"が生まれたんだと思います」

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――幼少期からミュージカルが好きだったという替地さん。憧れの俳優さんはいますか?

「『女性版の市村正親さんみたいになりたい!』とずっと思っているんです。ミュージカルを中心に活動されてきて、同時にドラマや映画でもすごくいいポジションを担っているじゃないですか。もうシンプルに憧れます。女性だと、新妻聖子さんや笹本玲奈さん、昆夏美さん。劇場に足を運んでは、かっこいいなぁと羨望(せんぼう)のまなざしを向けています(笑)」

――ミュージカルを専攻するために音楽大学に進んだ替地さんですが、ピアノでもコンクールで入賞経験があるそうですね。

「やっぱりピアノの世界って本当にすごい子たちがたくさんいるんです。私なりに頑張って練習したつもりだったんですけど、精いっぱい努力しても東日本大会の優秀賞止まりで、全国で金賞をもらっている人に比べると......。でも、ピアノやバレエを通じて学んだことが、結果的に今の仕事に結びついているなと感じます」

■2.5次元ミュージカルは「ポテンシャルをすごく感じる」

――ドラマや映画にも出演されていますが、特に印象に残っている共演者の方はいらっしゃいますか?

「『はぶらし』というNHKのドラマで池脇千鶴さんが演じた役の高校時代をやらせていただいたんですけど、池脇さんの演技があまりにも上手すぎて印象に残っています。『どうやったらあんなお芝居ができるんだろう?』と見入ってしまいました。あとは安田顕さん。『HK 変態仮面』でご一緒したときに、楽屋にいる段階から丹念に役作りをしていらして、ただただ『すごい!』と尊敬の念を抱きました」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 替地桃子


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――替地さん自身は"いじめられっ子"的な役どころを演じることが多いとか......。

「そうなんですよ! 実際にいじめられたことは一度もないんですけど、たぶんすごくおとなしくて引っ込み思案に見えるんだと思います。いじめられたり、殺されたり、果てには自殺したりという作品が続いて、いつの間にかそういう役どころが得意な感じになってしまいました(笑)。幸の薄い、悲しそうな役は今後もぜひやらせていただきたいです!」

――その他に、今後やってみたい仕事や展望などはありますか?

「2.5次元のミュージカルがすごく好きなんですけど、今のところほとんどの作品が女性向けで、私が演じられる役があまりないんです(笑)。ただ、『セーラームーン』のライブは海外での反響がすごかったですし、ジャンルとしてのポテンシャルをすごく感じるので、2.5次元ミュージカルを世界に広げられるような活動をできたらいいなと考えています」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 替地桃子


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◆替地桃子
1992年6月1日生まれ、神奈川県出身。幼少期よりピアノとクラシックバレエを学び、『ホリプロタレントスカウトキャラバン』を経て2010年に芸能界デビュー。2011年、『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ)でドラマ初出演。2018年には世界公演『"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Live』でセーラーマーキュリー/水野亜美役を演じる。特技はピアノ、バレエのほか、声楽、弓道、ダンス(ジャズ、ヒップホップ、タップ)など多数。ご当地キューピーの収集(現在91個)という変わった趣味を持つ。
座右の銘は、松岡修造による名言「サバになれ!」。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

(取材・文/曹宇鉉@HEW