【インタビュー】身長201cm! 国内最長身(!?)俳優の阿見201、芸人から転身した理由明かす

2019/7/31 11:00

NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の徳三宝役や、映画『キングダム』のランカイ役で注目を集めている俳優の阿見201。芸名通り201cmという圧倒的な高身長を誇る阿見ならではのエピソードと、お笑い芸人から俳優に転身した経緯に迫った。

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 阿見201


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■あらゆる競技からスカウト殺到も、野球部では補欠

――芸能界屈指の長身タレントとして知られている阿見さん。やはり幼少期から身長は高かったんでしょうか?

「小学6年生で164cm、中学を出るころには180cm、高校で194cmと、すこぶる順調に伸びていきました。基本的に学年で一番大きかったので、進路の話になるたび、いろんなスポーツの人からスカウトが殺到しました。バスケに柔道、ラグビー、アメフト......。相撲もありましたし、変わったところだと砲丸投げとかやり投げみたいな投てき競技も。それなのに、まったくお呼びがかからなかった野球とお笑いをやっていたんです(笑)」

――それだけ身長があれば、野球でもずいぶん活躍したのでは?

「それが補欠だったんですよ! 投げるのがまったくダメで、ポジションはファースト。主に代打だったんですけど、バッティングはわりと得意でした。高校時代はホームランも何本か打っています。三振か長打かみたいな、典型的なロマン砲です(笑)。高校時代に公式戦でサヨナラヒットを打ったのがいい思い出ですね。でも、大学まで野球をやろうとは思いませんでした」


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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 阿見201



――お笑いの道に進もうと思ったのはそのころですか?

「僕が目立ちたがり屋なのは家族も知っていて、高校時代に関根勤さんのカンコンキンシアターを見に行ったんですよ。そのときにおやじのツテで浅井企画の偉い人と話す機会があって、『やる気と自信があるならうちに来なさい』と言ってもらえました。でも当時は歴史の先生になるという夢もあったので、とりあえず大学に行きますと。そうしたら『じゃあ落研でも入って、少し芸事をやってみたら?』と勧めてもらったので、アドバイス通り大学で落語研究会に入って、地歴の教員免許も取りました」

――紆余曲折(うよきょくせつ)を経て大学卒業後に浅井企画に入り、お笑いコンビ・デコボコ団を結成します。

「事務所に入って最初の1年間は何人も相方が変わったんですけど、デコボコ団を組んだ上原くんとは性格も笑いの趣味もドンピシャに合いました。解散するまでずっといい関係でしたよ。ただ、見た目はすごく引きがあるのに売れなかった(笑)。ふたりともトークはわりと得意だったんですけど、ネタがダメだったんでしょうね。10年やって万策尽きた感じで、お互いに納得して『じゃあ今年いっぱいにしようか』という感じでした」

■「ボケなくても面白いことってたくさんある」

――コンビを解散した後は、どういった経緯で俳優に転身されたのでしょうか?

「この身長なので、コンビを組んでいたころからちょくちょくドラマや映画に出させてもらっていたんですけど、ピンになったころに周りから『俳優としてやったほうが長く続けられるんじゃない?』と勧められまして......。芸人時代のマネジャーも『俳優の仕事につなげられるようなコネがない』ということだったので、ちょっと腹をくくって、同じ事務所の俳優部に移ることになりました」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 阿見201


――肩書が変わったことで、お笑いや芝居に対する考え方は変わりましたか?

「いろんな現場に行くうちに『ボケるだけが芸じゃないんだな。ボケなくても面白いことってたくさんあるんだな』と知りました。話芸がものすごく巧みな役者さんもいますし、芸人さんでめちゃくちゃ演技がうまい人もいる。本質的には芸人も役者もそんなに変わらないというか、芸に対する姿勢ひとつの違いだと感じました」

――同じ現場で仕事をして、特に影響された俳優さんを教えてください。

「『おんな城主直虎』のときのムロツヨシさんですね。テストでいろいろと試して、本番ではまた違うことをやって......。『台本通りにしゃべっているところはあるのかな?』と感じるくらい、とにかく自由で"ムロ節"が全開みたいなキャラクターでした。僕自身はレギュラーエキストラという立場でしたが、『おんな城主直虎』の現場で一流の俳優さんたちと同じ時間を過ごしたことで、芝居に対する自覚が芽生えた部分はあるかもしれません。

お笑いには『ウケた』『スベった』という基準がありますが、演技にはわかりやすい正解はありません。でも、かえって手探りのほうがいいのかもしれないと思うんです。『これでよかったのかな』とか『なんでこう演じなかったんだろう』とモヤモヤすることも多いんですけど、それ自体が俳優脳になっている証拠のような気がします」

■"ジャイアント俳優"として東出昌大をライバル視?

――唯一無二のサイズを誇る阿見さんですが、ライバルとして意識している俳優さんはいますか?

「189cmの東出昌大さんですね(笑)。共演させていただいたときに、キャラが被っていると直接ご本人に言いました。『日程が違うだけで、絶対に同じオーディションを受けてます。東出さんが連勝しているから気付かないだけです』って(笑)。他にも阿部寛さんや速水もこみちさんはじめ、背が高い俳優さんは"ジャイアント俳優"という括りでチェックしています。『おんな城主直虎』でプロレスラーの真壁刀義さんと一緒になったときは、『お互い棲(す)み分けはきちっとしましょう』って話をしました(笑)」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 阿見201



――オーディションを受ける一方で、『いだてん』で演じた伝説の柔道家・徳三宝役は決め打ちでオファーが来たそうですね。

「役所広司さんが演じる嘉納治五郎の弟子で、とにかく柔道が超強くて、面白いエピソードがたくさんある人なんです。実際の徳三宝は僕のようにバカでかい人ではなかったそうですけど、それでもこうして役をいただけたのは自信になりました。やっぱり大河ドラマはずっと憧れですね。そもそも子供のころに『独眼竜政宗』で大河ドラマが好きになって、歴史が好きになって、教員免許まで取っちゃったくらいですから」

――今後演じてみたい役柄や、やってみたい仕事はありますか?

「何回かインタビューしていただいて見事に使われなかったんですけど、恋愛ドラマにがっつり出てみたいです(笑)。あとはやっぱり歴史もの。戦国時代が大好きなので、武将として関ヶ原の戦いや大阪夏の陣に参戦してみたいなぁ......。とにかくいろんな人を演じてみたいですし、バラエティにも出たい! 以前ドラマで共演したKis-My-Ft2の玉森くんとすごく仲良くさせてもらっていて、『一緒にバラエティ番組をやりたいね』って話をずっとしているんです。今は僕の力不足で難しいので、もっと売れていけるように頑張ります!」

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GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 阿見201


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◆阿見201

1979年7月22日生まれ、埼玉県出身。身長201cm、体重120kg、足のサイズは31cm。2014年までお笑いコンビ・デコボコ団として活動し、解散後は俳優としてドラマや映画で活躍。2019年は大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』、映画『刀剣乱舞』『キングダム』、12月公開の『カツベン!』と注目作への出演が続いている。大の歴史好きで、好きな戦国武将は島清興(島左近)。またゲームもこよなく愛しており、『ドラゴンクエストX オンライン』の総プレイ時間は5000時間を超える。
座右の銘は、「大は小を兼ねる」。

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(取材・文/曹宇鉉@HEW