【インタビュー】「一番大事なのは"今"」17歳シンガーソングライター・琴音の1stシングル『今』に込めた思いに迫る

2019/8/19 14:00

GYAO!×AWA×日本工学院によってネクストブレイクアーティストをプッシュするコラボレーション企画『G-NEXT』。今回の選出アーティストは、8月7日(水)に1stシングル『今』をリリースしたシンガーソングライター・琴音。この作品に17歳女子高生の「今」の等身大がどれだけ映し出されているのか――彼女自身の「今」のすべてを切り取るべく、音楽に触れたきっかけから、今作に込めた思い、そして琴音にとっての「音楽」とは何かを訊(き)いた。

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シンガーソングライター・琴音 8月7日にニューシングル『今』をリリース


17歳のシンガーソングライター琴音が歌う『今』>>


■曲の中に込めた意志みたいなものは曲げたくない

―琴音さんはいつ頃から音楽に触れていたのでしょうか?

家族みんな音楽が好きだったので、あんまり何歳からみたいなのはないんですけど、家に音楽室みたいなのがあって、グランドピアノとか、海外旅行で買ってきた面白い柄のマラカスとか置いてあったり、父がギター弾いたり歌もよく歌うので、その影響もあって始めました。
ギターを弾き始めたのは、小4ぐらいからですかね。

―歌うだけではなく現在は曲作りもされていますが、作詞と作曲はどのような経緯で始めたのですか?

最初始めた頃はずっとカバーをやっていたんですけど、歌だけだと限界もあるし。「上手な人がたくさん居るなかで個性を出していろいろな人にいいなって思ってもらうためには、やっぱり曲を作ったほうがいいんじゃない?」という親の言葉もあって、ああ確かにそうだなと思って作り始めました。インディーズ盤に入っている「大切なあなたへ」という曲が、中学1年か2年ぐらいの時に初めて作った曲ですね。


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シンガーソングライター・琴音 8月7日にニューシングル『今』をリリース



―楽曲制作をしていく中で、これだけは絶対に曲げられないものはありますか?

「どの曲に対してこれ!」っていうのはないんですけど、伝えたいことはやっぱりあるので、そういうのはずっと持っていたいというか。その曲の中に込めた意志みたいなものは曲げたくないなっていうのはあります。あと、曲もアレンジをしてもらっている段階で、自分の思い描いていたものと食い違ってしまうこともあったりするので、そういうときにいかに自分の意見を言えるかという部分は、最近自分でも意識しています。

■この曲を聴いたときに一度立ち止まって考えようって思ってもらえればうれしい

―今作の制作ではどうでしたか?

今回は夏に出るし、海がすごく好きなので、全体的に海感というか爽やかな感じや、包み込むような感じが出たらいいなっていうのは、アレンジャーさんと話していました。

―作詞についてはいかがですか?

体験談でもありつつ、自分の感情とか主張とかを隠して周りに合わせるような接し方をしている人って結構多いんだなっていう風にすごく感じていて。自分も今はかなり素なんですけど、でも周りに喜ばれるからとか、友達が欲しいからって、キャラクターが今と全然違う時期もあったんです。今高校で周りを見ていても、そういう子なんだろうなって思う子はやっぱりいて。こういう話を以前にもインタビューで話したら「大人もそういうことある」って言われて、やっぱり世代をまたいでもあるんだなっていうのを後から思いまして。自分も作っている段階でいろいろ感じていたので、そういうのを歌にできたらいいなって。

―歌詞にそれを反映して、メッセージとして伝えたいと?

自分をひた隠しにして苦しんでるんだったら、ありのままでいることでちゃんと自分自身を見てくれる人と仲良くなるっていう方法が、きっと一番その人にとっては気も楽だし。でも、やっぱりある程度自分をひた隠しにすることで生きやすくなっているんだったら、それもありかなと思うんですけど。どちらにせよ、一度立ち止まって考えてみたり、この曲を聴いたときにそういう風に思っていただければうれしいなと思っています。

―ちなみに、カップリング「飛行機」の作詞は柴田聡子さん、作曲は岡田拓郎さんからのご提供ですが、いただいた曲を聴いたときの第一印象はいかがでしたか?

単純に自分とは違うんだな、と感じました。自分と違う個性があって、全体的にかわいらしくて、曲もスッキリしているというより雰囲気があって。曲も詞も丸々作っていただいたので自分は歌い手に徹するというか。どういう風に歌えばいいんだろうって考えていました。


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シンガーソングライター・琴音 8月7日にニューシングル『今』をリリース



―ご自分でも作詞作曲できる状態で、他の方から作品を提供されるというのは、どういう感情だったりするんですか?

たとえばアルバムで提供曲を5曲入れるってなったら、半分ぐらい他の人の曲になるので「さすがになあ...」って思うけど、1曲ぐらいだったら自分以外の他の人の個性も見えますしいいかなと。わりと自分はメリハリあったほうがいいので、作ってもらうんだったら、詩も曲も全部作ってもらったほうがいいと思ってて、自分の曲ではないけど、他の方から大切なものを預かっているような気持ちで歌っていますね。だから抵抗はなかったですね。自分の作詞作曲した楽曲と聴き比べて楽しんでいただいたりして、そういうバリエーションがあった方が面白いかなという感じですね。

■音楽が何かを頑張る原動力であり、気持ちとか自我の形成の源でもある

―今作のタイトルは『今』ですが、琴音さんにとって"未来"についての感覚はどのようなものですか? 現在高校3年生で、周りの友達は進路を考えてる時期だと思うんですが。

周りの子たちとはちょっと違ってて、自分はメジャーデビューをしていて、夢みたいなものがある意味ひと段落ついている状態なので、あんまり先々のこととか...10年後、20年後のことを考えても仕方ないなと思うようになってきてて。一番大事なのは「今」だなあって思うので、とりあえず今を一生懸命やっていれば時間がたっていくんだろうなって(笑)


―(笑)。現在決定しているツアーも含め、琴音さんがライブをするにあたって大事にしていることはなんですか?

お客さんにお会いできるっていうことはありがたいことで、最近は特にインストアだとか、ツアーとか、自分オンリーでやることが多くて、そういうところにお客さんがきてくださることが、そもそも自分にはすごくありがたいなと思っています。ずっと、テレビに出るまで自分のお客さんは5人いれば十分ぐらいで、基本1人、2人で、いないときもあったし。それこそ対バンを見にきたお客さんたちに、どういう風にいいなって思ってもらうかってところからのスタートだったので、お客さんがこんな増えてうれしいなという思いを噛(か)み締めています。その時の体調だったりにもよるんですけど、自分なりに精一杯やらなきゃなって思っています。今回のツアーは、最初のツアーでは行けなかった場所にもお邪魔するので、いろいろな人に来ていただきたいですし、お会いできなかった人たちにもお会いできると思うので、また気持ちを新たにして精一杯やりたいなと思います。

―最後に、琴音さんにとって"音楽"とは何か、教えてください。

一言で表すのは難しいんですけど、でも音楽によって自分は今まで成長できたので、何かを頑張る原動力であり、気持ちとか自我の形成の源でもあって。今までの人生の紆余曲折(うよきょくせつ)ある中で17歳なりに、音楽は常にすぐそばにいるようなものだなって感じています。子供の頃は今以上にシャイだったので、友達も全然できなくて、人見知りも激しくて。全然喋(しゃべ)らないし、声もちっちゃいし。でも学校のカラオケとかで友達が集まってくれたりとか、合唱団とかでいろいろな年代の人たちと関わることで、あんまり他人が怖くなくなったりとかして。あと、ライブとかで先輩アーティストさんにご挨拶に行ったりしないといけなくて、そういう人見知りを無理やりにでも克服しないといけない状況だったので、厳しいって言えば厳しかったんですけど。今の自分にはすごく活きていますね。


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左:ライター・青木優生菜 右:シンガーソングライター・琴音


17歳のシンガーソングライター琴音が歌う『今』>>

取材:青木優生菜(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
構成:森はち
撮影:ハライタチ


琴音(ことね)
新潟県長岡市出身。2002年1月7日生まれ、現在17歳のシンガーソングライター。
「Eggs presents ワン!チャン!! 」グランプリ、テレビ朝日「今夜、誕生!音楽チャンプ」グランドチャンプを獲得し、2018年7月にファーストミニアルバム『願い』をリリース。

2019年3月6日、E.P.『明日へ』でメジャーデビュー。
8月7日に初となるシングル、『今』をリリース。

琴音OFFICIAL HP

ライブスケジュール
「2nd note TOUR(仮)」
11月23日(土祝)愛知:名古屋クラブクアトロ
11月30日(土)新潟:新潟LOTS
12月1日(日) 宮城:仙台Hook
12月7日(土) 大阪:Music Club JANUS
12月8日(日) 福岡:福岡ROOMS
12月21日(土) 東京:Veats shibuya
<追加公演>
12月28日(土) 東京:Veats shibuya