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最終回を迎えた『私旦那をシェアしてた』。
事実婚の妻たち3人が、誰が一番愛されていたか、内縁の夫が残した遺産3億円の相続をめぐって、夫の母と妻たち3人がバトルを繰り広げたファイティング・ミステリーだった。

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小池栄子、りょう、岡本玲出演『わたし旦那をシェアしてた』


最後の"うそ"に視聴者仰天『わたし旦那をシェアしてた』最終回>>

■3人のシングルマザー

壮絶なバトルを繰り広げたのは、以下の3人。

eスポーツ選手を目指すゲーマーの中学生の息子と暮らしていた小椋加奈子(りょう)。
ストイックで活発だが、以前はマイナス思考&引っ込み思案で、いつも暗い顔をしていた。ところが夫・天谷恭平と運命的に出会い、自分に自信を持つことができるようになり、明るく自分らしく生きていけるようになっていた。

食品会社の役員として仕事をバリバリとこなすキャリアウーマン・森下晴美(小池栄子)。反抗期の娘とタワーマンションで暮らしていた。自分のため、娘の沙紀のため、必死に仕事に打ち込む事で今の地位を築いたが、仕事に打ち込むあまり、娘との関係も、仕事も、人間関係もうまくいかなくなり落ち込んでいた時に、ミステリアスな夫・天谷恭平と運命的な出会いをした。
強気で人に弱みを見せない性格だったが、天谷恭平の前では別人のように甘えられるようになり、幸せを感じるようになっていた。

やんちゃな双子の兄妹を育てて、保育士として働いていたのが藤宮茜(岡本玲)。人間関係など仕事のバランス感覚がよく、見た目もよい"モテ系女子"。温厚で優しいので皆から好かれる性格だが、何かトラブルが起きると、その場から逃げてしまう一面も。
結婚指輪をしていないので、言い寄ってくる男性は多いが、「結婚してる」と断ってきた。子供が大好きで、知識も教養もある夫・天谷恭平を信用していた。

■最終回の行方

3億円の行き先と全ての謎が、最終回で明らかになった。
天谷恭平(平山浩行)の殺害依頼をしたのは、茜(岡本玲)だったことが判明し、塚本美保(渡辺真起子)に逮捕された。
連行される茜は「指輪は晴美のものだ」と言った。「一番心の強い女性に指輪を渡す」ことと、「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」と天谷恭平が茜に証言していたことを明かした。

晴美(小池栄子)は、指輪が自分のものになるにもかかわらず、「うれしくない」と素直には喜べない様子。しかも加奈子(りょう)は、晴美が指輪を受け取ることに賛成しない。

天谷恭平の母・文江(夏木マリ)は、晴美に「加奈子を納得させる」という課題を与える。
そんな中、晴美は加奈子に遺産の3億円をアメリカで心臓移植の手術が必要となった茜の子の慎吾(森優理斗)に使おうと言い出す。
茜を許すことができない加奈子は反対し、晴美と話し合うことを拒む。
茜が晴美を"一番の妻"であることを認めたことで、茜は本妻ポスト争奪戦から実質の敗北となる。
残る加奈子との戦いに挑む晴美だが、直接対決となった場所は、天谷恭平の最後となった河原だった。
そこで、自分が選ばれた理由を説明する晴美に、加奈子は悔しさをかみ締めながら、ようやく納得する。

次に、同意した二人は、天谷恭平の母・文江の説得に向かった。
3億円の使い道と茜に面会することを提案したが、激昂(げっこう)する文江。その彼女を納得させるのも、晴美の役目となった。
そして最後の最後に、新たな事実が発覚する。



「旦那をシェア」という斬新なタイトルで、トリプルブッキングした事実婚の妻たちが"カネ"を巡ってバトルする設定から始まったが、そこに謎の死を遂げた天谷恭平のミステリーも掛け合わされ、複雑な構造のドラマとなった。

ところが数々のミッションをクリアしていく間に、一つ屋根の下に暮らす女たちと子供達が、家族になっていくという"意外な展開"に視聴者を巻き込んでいった。
そして意外な結末。視聴者の意見は2つに分かれそうだ。

一つは感動の方向。
「相手を許す」という人としての愛を全うする晴美。そしてバラバラだったが、間接的につながったピースが一つになり、やがて家族が出来上がっていくという人間愛。

もしくは肩透かしのような落胆。
「勝利の女神は誰か!?」と結末に期待していたのに、待ち受けていたラストは、あっけない。3億円も心臓移植に使い切られ、「残された子供達の未来は?」「事実婚の妻の誰一人にも合わない指輪のサイズは、一体何?」とスッキリしない感が満載だ。

この先はどうなっていくのだろうと疑心と好奇心が湧いてくる。最終回が終わっても、まだ思いは続くようだ。

最後の"うそ"に視聴者仰天『わたし旦那をシェアしてた』最終回>>

コラムニスト:はたじゅんこ

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