SKE48・高柳明音、卒業ソロ曲MVは堤幸彦監督が担当......高岡早紀と再共演する新たな夢明かす

2020/1/16 11:00

2020年春をめどに、高柳明音がSKE48を卒業する。卒業ソロ曲『青春の宝石』のMVは『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズ、『20世紀少年』三部作などで知られる堤幸彦監督が手掛けており、卒業後は女優業に注力する高柳のために本格的なドラマ仕立てで撮影された。"女優・高柳明音"にとって、大物監督によるMV撮影はどのような経験になったのか?


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SKE48を2020年春に卒業予定の高柳明音


■台本なしのスパルタ(!?)な撮影現場

――卒業ソロ曲のMVは、本格的なドラマ仕立てになっており、フェイクドキュメンタリー形式で撮影されました。高柳さんは事前にほとんど設定なども知らされていなかったと聞きましたが......。

事前に情報としていただいていたのは、「『大女優の付き人をしながら、自分も女優の夢を追う女の子のドキュメンタリー』という設定でMVを作りたい」というお話でした。「まだ付き人を始めて半年くらい」という設定も聞いていたので、そこから「まだ付き人としても未熟な女の子」というキャラクターを自分の中で少しずつ肉付けして演じていきました。

劇中劇のシーンは台本が用意されていたんですが、それ以外のシーンは台本がありませんでした。だから劇中劇に関わらない私は、全く台本がなかったんです。「ここで入ってくるからやりとりして、こういう感じで終わればいいよ」みたいな大まかな道筋だけ聞いて、会話とかはその場のキャッチボールで演じていました。


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「台本がなかったからこそ、自分のやりたいことができました。」


――女優の卵が挑む撮影としてはスパルタですね......。

そうなのかなぁ? でも本当に楽しかったです。台本がなかったからこそ、自分のやりたいことができました。大女優役の高岡早紀さんがうまく話が広がるようにセリフをかけてくださったので助かりました。高岡さんは「明音、あれやってきて」みたいな感じで役どころは厳しめの性格だったんですが、ご本人はとても優しい方でした。

――堤監督や高岡早紀さんから、演技についてアドバイスなどはありましたか?

撮影中はほとんど役に入り込んでいたので。カメラが回っていないときも、いちスタッフのつもりで生きていました(笑)。撮影が終わってから、堤監督が「芝居が自然」と私のことを評価してくださっていたと聞いてうれしかったです。高岡さんも今までに演じたことのない役柄だったらしく、「すごく楽しかった。また一緒にできたらいいね」と声をかけてくださいました。それが何よりもの言葉でしたね。ぜひまた高岡さんと共演したいです。そして、堤監督の作品にも出演したいです。

■ホラー漫画の実写化に興味?

――過去に「サスペンスに出演して、おばあちゃんに見てもらいたい」と発言していましたが、サスペンス以外に挑戦したい役はありますか?

最近ホラー漫画にハマっているので、ホラー系をやってみたいです。すごく怖いし残酷なんですけど、最後にグッとくるようなエンディングのものをやりたいなって。ただ、ホラー映画自体は苦手なんですよね......(笑)。ホラー漫画は好きですけど、映画は自分のペースで進まないじゃないですか。「『来なかった!』と思ったら『来た!』」みたいなのが、本当に怖いんですよね(笑)。

自分が好きな漫画の実写化に出演できたら、女優としてすてきだなって思います。あと、映像のホラーはもちろん、舞台のホラーって珍しいと思うので、そちらにも挑戦してみたいですね。

――映像も舞台も、同じくらい意欲がありますか?

そうですね。SKE48にいる間に舞台を中心に演技のお仕事をしてきて、本当に幅広い役を演じさせてもらいました。年齢や性別関係なく、多彩な役を演じることができるのは舞台だと思うので、舞台でしかできないことを舞台ではやりたい。逆に映像は映像で、作品が長い間残るのが魅力的ですし、名古屋の家族たちに頑張っている姿を見せたいっていう面では、映像のほうが届けやすいのかなと感じます。舞台も映像もお芝居の仕方が全く違うので、どちらもいろいろ知っていきたいです。


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「歌1本でステージに立つのは、すごく緊張するんです。」


――舞台といえば、高柳さんは歌唱力に定評があります。ミュージカル女優には興味がありますか?

挑戦してみたい気持ちはもちろんあります。今年秋に開催された『第2回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』では4位に選ばれて、自分の歌が好きだって言ってくれる方も増えたので、「歌いたい」って気持ちが芽生えたんですけど、まだまだ本格的に歌をやるには自信がない(笑)。歌1本でステージに立つのは、すごく緊張するんです。もしもミュージカルに出るとしたら、毎回緊張するんだろうな......。

■SKE卒業生との豪華卒業旅行が実現!?

――女優業のほかに、チャレンジしてみたいことはありますか?

SKE48に入ってから、いい意味で1人でいることが楽だってことに気付きました。最近は1人で北海道とか沖縄に行ったり、ハワイにも行きました。時間があればポンって行っちゃうんですよ。卒業後は時間に余裕も生まれそうですし、カメラを持って、いろんなところに一人旅してみたいですね。

いつか自分が死んだら、この記憶って誰のものでもなくなる。そう考えたら、自分が今楽しむしかないじゃないですか。かなり考え方がぶっ飛んでると思うんですけど(笑)。できる限り、自分の人生の中でやりたいことは全部やってしまいたいんですよね。


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「とくに松井玲奈さんとか仲良いので、何かできたらいいな。」


――SKE48の卒業生同士で交流はあるんですか?

卒業していった子たちが私の卒業を待ってくれていて、「卒業旅行で海外に行こう」って誘ってくれたりしています。そういう子たちと改めて「お疲れ!」って言い合えたらいいなと思います。とくに松井玲奈さんとか仲良いので、何かできたらいいな。



――最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

ファンのみなさんの愛がなかったら、私はここまで頑張れませんでした。何度も挫折しそうになりましたが、そのたびにみなさんのコメントとか握手会での笑顔に救われました。私をアイドルにしてくれたのはファンのみんなです。アイドルとしての原動力になってくれて、本当に感謝しています。みんなには私の倍くらい幸せになってほしいなと思います。

卒業しても、ファンのみんなと触れ合える場を作りたいですし、みんなとの縁は終わりません。引き続き、私の人生がどうなっていくのか、応援していただけたらいいなと思っています(笑)。これからもよろしくお願いしますって感じです!



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SKE48 高柳明音


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■高柳明音
1991年11月29日生まれ、愛知県出身。2009年に行われたSKE48の第2期オーディションに合格し、翌2010年6月にチームK IIのリーダーに就任。SKE48の中心メンバーであり、AKB48のシングルにも多数参加している。近年は女優業にも本格的の挑戦しており、テレビドラマ、映画、舞台などマルチな活躍を見せている。
2020年1月15日にリリースされるSKE48の最新シングル『ソーユートコあるよね?』のType-Dに卒業ソロ曲『青春の宝石』が収録。

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(取材・文/本田恵理@HEW(外部サイト))
(撮影/ナカムラヨシノーブ)