リアルすぎる女子高生CGを産み出したクリエイター"不気味の谷"をこえても終わらない挑戦『情熱大陸』

2020/5/22 16:50

2017年、大手出版社主催の女性オーディション「ミスiD2018」の特別賞を受賞した、謎の女子高生「Saya」。そのかわいらしいルックスと肌の透明感でたちまち話題となったが、何より人々を驚かせたのは、彼女が実在する人間ではなく、3DCGだったということ。ネット上では「リアルすぎる女子高生CG」とも呼ばれる「Saya」を作り出したのが、3DCGアーティストユニット「TELYUKA」(テルユカ)だ。

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『情熱大陸』3DCGアーティスト・TELYUKA


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CGやロボットが人間の姿に近づけば近づくほど、人はその見た目や存在に強い嫌悪感を抱いてしまうという、"不気味の谷"と呼ばれる現象がある。Sayaはその"谷"を初めて越えたと言われている。しかも、制作したのはハリウッドなどのような大きな組織ではなく、日本の夫婦ユニット。彼らは、実在の人物を3Dスキャンし、読み取った肌の画像を骨格に貼り付けていくという一般的な手法ではなく、ペイントソフトなどを使って1から手描きをした。

当初は技術的に乏しい部分もあったが、時間をかけて、皮膚の質感、ほくろ、筋肉の動き、瞳孔など、細かい部分にまで注意を払ってSayaを作り上げた。Sayaの「リアルすぎる」と言われるゆえんは、そのルックスもさることながら、AI技術との融合を果たしたことだ。
彼女は、対峙した相手に対し、笑みを浮かべたり、時には恥じらって目を逸らすこともある。その様子は、まさに生身の人間のようだ。

しかし、制作に着手してから6年がたつ今も、2人の理想には到達していないという。
「Sayaが人と機械の架け橋になってくれたら」と願う二人が、今、実現させようとしているものが、彼女が社会に入っていくために必要な「声」だった。

番組では、その「声」をSayaに実装するまでを取材し、現実空間の中で活動するSayaの新作ムービーを世界で初めて公開する。3DCG技術の最先端、さらに、その執念の表現力に迫る。

■石川晃之(いしかわ・てるゆき)技術・システム担当
■石川友香(いしかわ・ゆか)ディレクション・アート担当
2人は在籍していたCGの制作会社で出会い、その後結婚。
2011年頃、フリーランスの3DCGアーティストユニット「TELYUKA(テルユカ)」として活動を開始。
Sayaの他に、CGディレクターとして国内外のプロダクションからムービーの制作やキャラクター関連のデータ制作を依頼され作成している。
取材ディレクターいわく「仕事でも一緒、オフでも一緒、飲み物も一つを二人でシェアするなど、すごく仲良しのおしどり夫婦」

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(文/トレンドニュース編集部)