ドラマ業界にもリモートの波......『警視庁・捜査一課長 2020』はシリーズ史上初の"テレワーク捜査会議"が始動

2020/5/22 17:10

テレビ朝日系『警視庁・捜査一課長 2020』の"テレワーク特別編"が5月21日に放送された。バラエティだけでなく、ドラマ業界でもリモートの流れが広がってきている。

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『警視庁・捜査一課長 2020』テレワーク特別編


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同ドラマは、"ヒラから成り上がった叩き上げ(たたきあげ)の刑事"大岩純一(内藤剛志)を主人公としたミステリードラマ。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、撮影スケジュールに変更が生じ、5月21日はテレワーク特別編として放送された。

テレワークとなった警視庁捜査一課長・大岩純一のもとに、同じく在宅勤務中の小山田大介管理官(金田明夫)から「捜査一課の中に殺人容疑者がいる」という情報が寄せられた。運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)も加わり、シリーズ史上初の"テレワーク捜査会議"が始動。 手がかりを求めて、"謎のご祝儀袋殺人事件(2018年放送『season3』第2話)"を振り返ることになる――。

以前のような撮影・収録が不可能な状況下で、バラエティ番組ではリモート収録が当たり前のものになってきた一方、ドラマは再放送がほとんど。苦肉の策として、本編の前に出演者によるメッセージ映像を加えたり、副音声でオーディオコメンタリーを実施するなどの対応が取られている。そんな中、人気エピソードの再放送とショートストーリーを組み合わせた『警視庁・捜査一課長 2020』のテレワーク特別編は、新たな一手と言えるかもしれない。

コロナ禍(か)でも新しいドラマを生み出そうとする動きは起こりつつある。とくにNHKは意欲的で、5月上旬に"テレワークドラマ"である『今だから、新作ドラマ作ってみました』シリーズを放送。さらに5月30日・6月6日に放送される『リモートドラマ Living』は、広瀬アリス×広瀬すず、永山瑛太×永山絢斗、中尾明慶×仲里依紗、青木崇高×優香といった実際に家族として日常をともにする役者たちの出演が発表されており、「その手があったか!」と感心させられる。

また、WOWOWにて5月28日より放送スタートする、吉田羊と大泉洋のW主演ドラマ『2020年 五月の恋』もリモートで制作されたものだ。

新作がなかなか放送されず寂しく思うドラマ好きたちは多いだろうが、現在も作り手たちの情熱は燃えている。テレビ史上初のピンチを受けて、それでも新たなものを生み出そうとするクリエイターたちにエールを送りたい。

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(文/原田美紗@HEW