"人生をダチョウに捧(ささ)げる男"感染症予防の可能性を探る『情熱大陸』

2020/6/ 5 12:41

世界最大の鳥類にして、飛べない鳥「ダチョウ」。そのチカラを感染症予防に生かそうと奮闘する大学教授がいる。獣医学博士の塚本康浩。京都府立大学で鳥類の免疫学や感染症を研究し、獣医師としても活動、この春からは大学の学長にも就任した人物だ。

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獣医学博士・塚本康浩


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塚本が、長年研究対象とし、人生のパートナーと言って憚(はばか)らないのが、「ダチョウさん」。そもそも研究者が少ない分野だが、その権威として知られている。中でも、ダチョウが身体に宿す「抗体」を取り出し、マスクやあめに含ませ、感染症予防に繋(つな)げるという独自の取り組みで注目を浴びてきた。

実はダチョウ、およそ200万年前から姿をほとんど変えていないと言われる原始的な鳥。
カラダを守る力に優れ、病気にかかることも少なく、けがの治りも早いのだと言う。塚本は「私は、ダチョウさんの力を借りているだけですから」といつも謙虚だ。その研究室には、スズメやインコ。学内で、大型鳥類エミューも飼育中。

幼い頃から無類の鳥好きで、その魅力を「自由で、元気で、ファンキーなところ」と語る51歳。新型コロナウイルスの影響で、学生がほとんどいなくなった大学の構内で、ダチョウと向かい合い、新たなウィルスへの予防策を模索する日々を見つめた。

■塚本康浩(つかもと・やすひろ)
1968年、京都府生まれ。4歳の時に巣から落ちた雀(すずめ)のヒナを見つけてから、鳥に夢中になる。
1994年、大阪府立大学農学部獣医学科卒業。大学院ではニワトリの研究をしながら夜は獣医師として勤める。
1996~97年 カナダ・ゲルフ大学獣医学部 客員研究員。
1999年、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任。ダチョウの免疫力の高さに気づき、ダチョウ抗体の研究を始める。
2005年、大阪府立大学 講師、准教授に就任。
2008年、京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任。京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」設立。ダチョウ抗体を用いたマスクを開発。
2009年、産学官連携推進功労賞表彰「文部科学大臣賞」受賞。2011年、関経連 関西財界セミナー 特別賞受賞。
2020年、京都府立大学学長に就任。

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(文/トレンドニュース編集部)