一日一組限定!野菜の魔術師、小林寛司が繰り出す"和歌山キュイジーヌ"『情熱大陸』

2020/7/10 18:11

和歌山県岩出市。ヨーロッパの田舎の家屋を思わせるそのレストラン「ヴィラ・アイーダ」は、畑に囲まれるようにたたずんでいる。お世辞にも立地がいいとは言えないが、世界中のグルマンや料理人がこぞってやってくるのは、オーナーシェフの小林寛司が作る料理が唯一無二だからだ。

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『情熱大陸』料理人・小林寛司


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使いたい野菜がなければ自分で作る。名刺の肩書には「シェフ&ファーマー」とあるように、小林は店の周りの畑で年間150種以上の野菜やハーブを自ら栽培している。食の安全に関する意識が年々高まっていることから、『Farm to Table』(フレッシュな食材を、農場から食卓へ)という動きが世界的に広まっている。小林はこのトレンドをもう20年も前から一人で実践しているのだ。

去年、「野菜がおいしい世界のレストラン」ランキングに初登場でアジア最高の17位に。小林は身の回りで食材を作ることができる環境も含めて、日本中のシェフから憧れの的になっている。もちろん、このコロナ禍での影響は少なくはないようで、首都圏や大阪の客がメインターゲットの営業ではキャンセルが続出した。ただ、農業も兼ねている小林には休んでいる時間はない。その時期にしか採れない野菜を使って試作にも励んでいる。

そんな時、フランスで日本人初のミシュラン二つ星を獲得した佐藤伸一シェフが小林のレストランに客として訪れた。初夏を迎え、小林が言う「自然から発想した料理」はどんな驚きを提供してくれるのだろうか。

■小林寛司(こばやし・かんじ)
1973年和歌山県岩出市生まれ。兼業農家の長男。大阪のイタリア料理店で勤めた後、1994年イタリアへ。計8店のレストランを渡り歩きながら修行した。4年後、帰国し故郷に今の店を開業。大阪でフレンチのシェフをしていた妻の有巳さんとは2007年に結婚。以来、夫がシェフ、妻が接客・ソムリエ、そして夫婦で農業というスタイル。控えめな印象の小林だが有巳さん曰(いわ)く「イタリア語だと多弁になる」とのこと。

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(文/トレンドニュース編集部)