『MIU404』脚本家・野木亜紀子、"Go To強盗"は「偶然です」もはや予言と驚きの声

2020/7/28 11:19

現実世界とリンクした各話のテーマが反響を招いているTBS系ドラマ『MIU404』。7月24日に放送された第5話では、政府の観光支援事業「Go Toキャンペーン」を連想させるセリフが飛び出し、視聴者を驚かせた。

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『MIU404』第5話


もはや予言?『MIU404』の現実問題とのリンクがすごい>>

『MIU404』は、「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」という架空の機関を舞台にしたオリジナルドラマ。あおり運転や若者の貧困など社会問題を絡めたストーリーで話題の同ドラマが第5話でテーマにしたのは、外国人労働者の実態だ。同時発生するコンビニ強盗事件の犯人は外国人で、その大半が低賃金で労働する元技能実習生だった――。

劇中にも「外国人問題って視聴率とれないんだよね。そういうの、みんな興味ないんだよね」というメタ的なセリフがあったが、だからこそエンターテインメントを通して技能実習生の問題を伝えようとした脚本家の野木亜紀子氏に称賛の声が寄せられている。Twitter上では、「野木亜紀子さんの作品、本当に心を抉(えぐ)られる」「社会問題をエンタメに落とし込める天才」「現代の社会問題の教材としてめっちゃいいと思う」といった声が上がった。

コンビニ強盗を呼びかける「GOTO KONBINI」や、伊吹(綾野剛)の「Go To......強盗?」というセリフも視聴者を驚かせたようだ。なんだか「Go Toキャンペーン」を彷彿(ほうふつ)させるが、こちらは全くの偶然らしい。野木氏は番組放送後、「本筋じゃない部分で騒がれるのも微妙なので明言しておくと5話を書いたのは三月頭なので、GOTOは単なる偶然です。同名のキャンペーンへの揶揄(やゆ)ではありません」とツイートした。

前回は「手取り14万円」というワードが、コロナ禍における看護師の過酷な実態をめぐる報道を彷彿(ほうふつ)させると話題になった。しかし、そちらも偶然だそうで、野木氏は「前回の14万もそうですが、そんな小さな皮肉のためにあとから台本を直したりもしません......本筋じゃない......」と続けた。

とはいえ、全くの偶然でこれだけリンクが起こるというのもすごい。偶然の一致ということが判明し、視聴者たちは「神がかり的」「奇跡起こりすぎ」「予言者レベル」とむしろ盛りあがっているようだ。

なお、7月31日に放送される第6話では、「相棒殺し」とうわさされる志摩(星野源)の過去が明かされる。志摩の元相棒・香坂(村上虹郎)は不審な死を遂げたと聞き、伊吹(綾野剛)は香坂の死の真相、そして同日に起きた連続毒殺事件について調べ始める。

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『MIU404』第5話


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『MIU404』第5話にゲスト出演した小日向文世


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(文/藤原利絵@HEW