ヒロインの行動に賛否両論......東出昌大×唐田えりかの映画『寝ても覚めても』を無料配信中

2020/8/13 13:10

東出昌大が主演を務めた映画『寝ても覚めても』を動画配信サービス『GYAO!』にて9月7日23時59分まで無料配信中。2018年の公開当時は、観客たちの間で「唐田えりかが演じるヒロインに共感できるか?」という話題が盛りあがった。

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東出昌大・唐田えりか出演映画『寝ても覚めても』


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サラリーマンの亮平(東出昌大)は、カフェ店員の朝子(唐田えりか)と出会い、関係を深めていく。しかし、朝子には亮平に言えない秘密があった。亮平は、朝子のかつての恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。同映画は、柴崎友香による小説が原作。主題歌『RIVER』を始めとした音楽をミュージシャンのtofubeatsが手掛けたことでも話題になった。

主演を務める東出は、亮平と麦で一人二役を演じている。一緒にいると不安に悩まされるが、どうしようもなく好きな"元カレ"麦と、いつも優しく、安心感を与えてくれる"今カレ"亮平......。顔は同じでも正反対の魅力を持ったふたりの間で、朝子は揺れる。そして、朝子が選択したのは? 公開当時はネット上を中心に「朝子は最低」「朝子の行動は理解できるものだ」という話題が盛りあがった。このふたつの意見はけっして相いれないではなく、朝子の行動を「最低だけど理解はできる」と感じた人も多かったことだろう。恋愛というものの"どうしようもなさ"を描いたのが『寝ても覚めても』だと言えそうだ。

そんな"最低"なヒロインを演じたのは、本作が本格演技デビューだった唐田えりか。まだ演技経験がなかったからこそ、逆に朝子が内面に抱える"不安定さ"や"ゆらぎ"にシンクロできたのかもしれない。本作はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、「日本映画の新しい波!」と海外メディアに絶賛された、邦画界の隠れた傑作のひとつだ。

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映画『寝ても覚めても』ワンシーン


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(文/原田美紗@HEW